スポーツ・遊び・からだ・人間
人間の「生」にとって「スポーツとはなにか」を問う。それは「儀礼」なのか,それとも「贈与」なのか。はたまた「宗教」なのか。この問いはどこまでも広く,かつ深い。
2013年2月28日木曜日
『銀しゃり抄』(稲垣瑞雄著,中央公論新社刊)が香典返しになるとは・・・・。
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ことしいただいた年賀状には,1月末に『銀しゃり抄』が出ます,秋には二人誌『双鷲』が80号を迎えます,そうしたらお祝いをしますのでよろしく,とあった。宛て名書きの毛筆も,いつもどおりの達筆で,お元気そのものだった。 長い闘病生活がつづいていることは『双鷲』をとおして知らさ...
『出雲と大和』──古代国家の原像をたずねて(村井康彦著,岩波新書)を読む。歴史的事件に等しい。
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雑誌『世界』に以前から広告がでていたので,刊行を楽しみに待っていた。1月22日刊行。早速,近くの比較的大きな本屋に行く。同時に刊行されたほかの岩波新書は全部並んでいるのに,お目当ての『出雲と大和』だけがない。書店に聞いてみると「そのうち届くと思います」といういい加減な返事。も...
2013年2月26日火曜日
東京マラソンは新しい文化,新しい祝祭空間となりうるか。
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マラソン・レースはテレビでみるものであって,沿道にでてみるものではない,とずっと思っていた。しかし,とうも,そういうものではなくなってきているらしい。それが数字で現れている。主催者発表によれば,沿道に繰り出して応援した人びとが173万5千人という。これには驚いた。この人たちは...
2013年2月25日月曜日
「からだにつく<もの>:コートディヴォワール・ダン族の力士と仮面」(真島一郎)。
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第70回「ISC・21」3月東京例会の真島一郎(東京外国語大学大学院教授)さんのお話のタイトルが決まりました。慎重な真島さんはまだ仮のタイトルですが,という付帯条件付きで送られてきたタイトルが「からだにつく<もの>:コートディヴォワール・ダン族の力士と仮面」です。わたしは思わ...
2013年2月24日日曜日
11世紀・棺をかつぐ力士たち・中国遼寧省出土。
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月刊誌『SF(Sports Facilities)』(旧『月刊体育施設』)に隔月で連載しているシリーズの最新号を紹介します。題して「絵画にみるスポーツ施設の原風景」。今回は第24回目。出典は,図録『特別展 日中国交正常化40周年 中国王朝の至宝』(東京国立博物館,2012年)...
「丹田の下のボールを回しなさい(尾てい骨を巻き込むために)」(李自力老師語録・その28.)
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「尾てい骨を巻き込むようにして・・・」と,もう耳にたこができるほど李老師から注意を受けている。しかし,李老師がやってみせてくださる「尾てい骨を巻き込む」は,たしかにそのように動いているのが目にみえる。ならば,というので頑張ってやってみる。李老師はやさしいから,少しでも似ていれ...
『週刊読書人』最新号(2月22日)の一面トップにシャモワゾーと肩を組む西谷修,星埜守之さんの写真をみつけて。
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「クレオールとは何か」という大きな文字の見出し語が躍る。そして,パトリック・シャモワゾー講演会in東京大学,とある。そして,かなり大きな写真が掲載されている。そのなかに,シャモワゾーを真ん中にして右側に西谷さん,左側に星埜さんが写っている。なんだか嬉しくなって,しばらく,この...
2013年2月23日土曜日
久しぶりにロック・バンド Ain Figremin のライブを聞く。
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ふだんは大阪を拠点にして活動している Ain Figremin が東京でライブをするというので出かけてみた。21日(木)は高円寺で,22日(金)は府中でやるという。21日はすでに予定が入っていたので,22日に出かけた。 もちろん,お目当てはリードヴォーカルの三井雄介だ...
2013年2月22日金曜日
ヤマトのアフリカニスト・真島一郎さんにお会いしてきました。
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笑顔の美しい人,これが今回お会いしてつよく印象に残った真島一郎さんのイメージでした。西谷修さんから「真島さんはまじめな人ですから」と何回も聞かされていましたので,失礼がないようにということだけはこころがけたつもりです。最初はとても緊張しましたが,真島さんの「お久し振りです」の...
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2013年2月21日木曜日
第148回芥川賞作品・黒田夏子著『abさんご』を読む・その1.
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『abさんご』が単行本で刊行されているのは知っていたが,やはり,芥川賞選考委員の人たちの選評や受賞者のインタヴューなども合わせて読みたかったので,掲載誌が書店に並ぶのを待った。そうして,ようやく出た,と思って買ってきたところに別件の飛び込みの仕事が入ってしまった。だから,昨日...
2013年2月18日月曜日
グレコローマン・スタイルって? ウムッ? 史実に反するものはやめよう。
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グレコローマン・スタイルは史実に反する,と恩師の岸野雄三先生からわたしの学生時代に教わったことがある。岸野先生の古代・中世体育史という授業だった。いまから55年前の話である。岸野先生はギリシア語・ラテン語を駆使して,原著に分け入り,とくに古代ギリシアのスポーツの研究者として異...
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2013年2月16日土曜日
フランスの柔道指導者の国家資格免許について。最新情報。
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太極拳仲間の若い院生さんが,いま,フランスに留学していますので,少しだけ時間を割いて調べてほしいと依頼をしました。もちろん,フランスの柔道指導者の国家資格免許の制度が,具体的にどんな内容のものであるのかを調べてもらいました。その第一報の返信がもどってきましたので,その概要をお知...
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2013年2月15日金曜日
オリンピック実施競技の総点検を。
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オリンピックの実施競技は時代とともに変化する。1896年以来の近代オリンピックもすでに113年を経過している。だから,実施競技もめまぐるしく変化してきている。その間に議論されてきたことの中核は,競技人口(世界的な普及度)が主たる目安になっていた。それがいつのまにか論理のすり替...
2013年2月14日木曜日
レスリングを中核競技から除外。IOC理事会,暴走す。
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貢ぎ物が足りない。少々,お灸をすえておこうか。あわてて,どれだけの貢ぎ物を送り届けてくるか,様子をみてやろうか。それによって,これからのことも考えようか。そんな「影」の声がリアルに聞こえてくる。 IOC理事会が中核競技からレスリングを排除するという決定を知り,唖然として...
2013年2月13日水曜日
「ユエンタンカイクア」ということについて(李自力老師語録・その27.)
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降雪が心配された今日(13日)の太極拳の稽古でしたが,朝方には止んで,快晴の青空が広がりました。その上に李自力老師が久しぶりに指導にきてくださいました。みんなの緊張感が高まります。李老師の鋭いまなざしのもとで,わたしたちもふるえながらも集中して,レベルの高い稽古ができました。...
2013年2月12日火曜日
西谷修さんが「山口香」論をブログで展開しています。必読です。
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いま話題の「女三四郎」山口香さんの言動について,西谷修さんが注目し,ご自身のブログでとても魅力的な「山口香」論を展開されています。ぜひ,ご覧ください。お薦めします。 www:tufs.ac.jp/blog/ts/p/gsl/ 西谷修-Global Studies L...
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「いま,柔道界で起きていることは日本社会の縮図そのものだ」(Nさん)。
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スポーツ界になにかスキャンダラスなできごとが起きると,すぐにマス・メディアが反応して,寄ってたかってその「異常性」を叩く。この傾向はもうずいぶんむかしからつづいている。しかし,わたし自身はそんなに異常なことだとは考えてこなかった。なぜなら,日本社会のあちこちで日常的に起きてい...
2013年2月11日月曜日
「自律と自立を併せ持つ人間を」(山口香・『毎日新聞』)。
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2月10日(日)・11日(月),二日つづけて山口香さんのインタヴュー記事を『毎日新聞』が報じています。7日の『朝日』,9日の『読売』につづく『毎日』のインタヴュー記事です。これで三役揃い踏み,といった感じです。 これらの報道をとおして,はからずも新聞社の姿勢というか,取...
2013年2月9日土曜日
柔道の指導者資格に国家試験(フランス)。
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フランスの柔道人気はとても高い,と聞いている。こどもたちなどは,日本人をみると「柔道ができるか」と聞くそうだ。「できるよ」と答えるととたんに尊敬される,という。 わたしの経験では,アメリカでは空手だった。住んでいたアパートの近くの顔なじみになったこどもたちが,最初にわた...
2013年2月8日金曜日
女子柔道・山口香さんの覚悟(朝日新聞インタヴュー記事)を全面的に支持。
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この前のブログ(女子柔道「悩み聞くシステムの導入を」(山口香)。そんな問題ではない)を読んでくれたある出版社の編集者から,個人的にメールをいただきました。それは,山口香さんの朝日新聞のインタヴュー記事を読んだか,というご指摘でした。 わたしは「アッ」と思わず声を出してし...
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