今日(13日)をふくめて,あと3日。選挙戦もいよいよ大詰めを迎えて,なんだか怪しげな雰囲気が漂いはじめているような気がしてなりません。なにか,とんでもないことが起こる,その前兆のような胸騒ぎが,このところ日を追って激しくなってきました。大丈夫なのか,ともうひとりのわたしが問いかけてきます。
北朝鮮の,実質的ミサイル実験を受けて,いよいよ憲法改正(改悪),国防軍の編成(徴兵制まで言及した輩もいる)に向ってまっしぐら,とますます勢いづくかのようにみえる某政党。ここにきていささか翳りが露になってきたかのようにみえる,右寄り路線を明確にしている某政党が,にわかにすり寄るようにして政権に合流しそうな雰囲気。それにつづく右寄り路線の二つの政党も,どうやら吸い込まれていきそうな雰囲気。のみならず,ノダ君まで,連立政権はありうる,というような発言をしたとか,しないとか。いやはや,あきれ返ってものも申せません。
こうなったら,右寄り路線の大連合政権が誕生しそうだ。だとすれば,憲法改正(改悪)も,いともかんたんにできてしまいそう。となれば,こんどは国防軍だ,徴兵制だ,と強引に押し切られてしまうということになりかねません。このままだと,三分の二以上の議席を確保して,堂々と民主的という名の暴力のもとに,やりたい放題の政権が誕生してしまいそうです。そういう雰囲気をメディアが熱心に創り出しています。この流れは,ヒトラーが政権をとったときと,妙なところで,よく似ています。国家のピンチが,独裁者を生み出す,という点で。
しかし,日本国家のピンチにはもうひとつあります。こちらの方がもっと大きなピンチです。いうまでもなく「原発」です。ここを,どのようにクリアするかが,まずは先決です。原発推進か卒原発か,これによって国家の基本的な姿勢が決まります。その議論をいかにかわして,目先の国防や経済に,国民の関心を引きつけて,批判の矛先をかわすか,右側政党は必死です。
で,これまで鳴りを潜めていたオザワ君が「憲法改正議論は危険だ」と雄叫びをあげたらしい,のです。が,すぐに,マスコミは封じ込め作戦にでて,ほとんどの新聞は無視(取り上げない)。ネット上を一瞬ですが,流れていました。しかし,ここまできたらさすがのオザワ君も黙っているわけにはいかない,ということなのでしょう。選挙戦がはじまって,にわかに憲法改正(改悪)と国防軍の話が焦点化してしまいました。そして,さしたる議論の深まりもないまま,「ミサイル打ち上げ」風を追い風にして,一気に選挙で多数を占めてしまおうというのでしょう。なんと,唐突なことか。
選挙のオザワ君が,最後のさいごにきて,どんな大逆転劇を思い描いているか,意表をつくつぎなるカードはなにか,わたしは興味津々です。共同通信の独自の調査によれば,まだ,4割以上の人が政党も候補者も決めていない,といいます。こんな,選挙の終盤にきて,こんなに多くの国民が意志決定できないまま(しないまま)でいるというのは異例のことだ,と伝えています。なのに,すでに,アベ君は政権をとったかのように,1月中旬にはアメリカ訪問を考えている,と口にしはじめて,といいます。
そのアベ君が,10日発売の『文藝春秋』に論考を投じています。このタイミングで,です。掲載した『文藝春秋』も,なにを考えているのかと思いますが,投じた方は頭は確かか,と問いたいところです。ハシモト君がツイッターで発信することは選挙違反に相当すると,厳しい警告を受けています。ツイッターが駄目で,雑誌ならいい,という理屈は立ちません。こうなると,ひょっとしたら(かなり確実らしいのですが),このご両人は,選挙翌日には「逮捕」ということも起こりうるでしょう。ハシモト君にいたっては確信犯です。わたしは,まじめにルールを守っている人たちの立場に立ちますから,「逮捕」は当然だと思っています。となると,フクシマ女史も危ないかな? おやおやという人たちが芋ずる式に「逮捕」などという珍事が起こるかもしれません。
こうなると,残りの4割の,これから意志決定をするという人びとに期待をかけるしかありません。どうか,賢明な選択をしてほしいと祈るばかりです。かく申すわたしも「卒原発」を目指す政党の中の,どこに「信」をおくことができるか,考えに考えを重ねているところです。ですから,わたしも,この残りの「4割」の中のひとりです。これから,大どんでん返しが起こるとすれば,この「4割」の人びとの手にかかっています。
わたしの記憶では,もう,ずいぶん前になりますが,自民党圧勝とメディアが報じた参議院選挙で,無残な敗北を喫したことがありました。このときも,世論調査という名の操作が熱心に繰り広げられたにもかかわらず,最後のさいごで「雪崩現象」が起きて,大どんでん返し,大敗北という結果になりました。あるいは,これも記憶が定かではありませんが,選挙戦の最後のところで政権党の総裁の「暴言」「失言」で,一気に票がくずれ,大きく議席を失ったことがありました。
選挙は一瞬で流れが変わるともいいます。
そろそろオザワ君の出番ではないか,それも蜂の一刺しで。「憲法改正は危険だ」につづく,つぎなる一手は?囲碁好きなオザワ君のことですから,つねに,大局を眺めまわしてから,必殺の一手を繰り出すのではないか,と。
少なくとも,「原発」ゼロと「憲法」改悪阻止だけは,わたしたちが果たすべき「義務」(シモーヌ・ヴェイユ)である,とわたしは考えています。わたしたちの生存にかかわる「根こぎ」を防ぐためにも。あとのことは,時間をかけて議論すればいい,それからのことだ,と。
北朝鮮の,実質的ミサイル実験を受けて,いよいよ憲法改正(改悪),国防軍の編成(徴兵制まで言及した輩もいる)に向ってまっしぐら,とますます勢いづくかのようにみえる某政党。ここにきていささか翳りが露になってきたかのようにみえる,右寄り路線を明確にしている某政党が,にわかにすり寄るようにして政権に合流しそうな雰囲気。それにつづく右寄り路線の二つの政党も,どうやら吸い込まれていきそうな雰囲気。のみならず,ノダ君まで,連立政権はありうる,というような発言をしたとか,しないとか。いやはや,あきれ返ってものも申せません。
こうなったら,右寄り路線の大連合政権が誕生しそうだ。だとすれば,憲法改正(改悪)も,いともかんたんにできてしまいそう。となれば,こんどは国防軍だ,徴兵制だ,と強引に押し切られてしまうということになりかねません。このままだと,三分の二以上の議席を確保して,堂々と民主的という名の暴力のもとに,やりたい放題の政権が誕生してしまいそうです。そういう雰囲気をメディアが熱心に創り出しています。この流れは,ヒトラーが政権をとったときと,妙なところで,よく似ています。国家のピンチが,独裁者を生み出す,という点で。
しかし,日本国家のピンチにはもうひとつあります。こちらの方がもっと大きなピンチです。いうまでもなく「原発」です。ここを,どのようにクリアするかが,まずは先決です。原発推進か卒原発か,これによって国家の基本的な姿勢が決まります。その議論をいかにかわして,目先の国防や経済に,国民の関心を引きつけて,批判の矛先をかわすか,右側政党は必死です。
で,これまで鳴りを潜めていたオザワ君が「憲法改正議論は危険だ」と雄叫びをあげたらしい,のです。が,すぐに,マスコミは封じ込め作戦にでて,ほとんどの新聞は無視(取り上げない)。ネット上を一瞬ですが,流れていました。しかし,ここまできたらさすがのオザワ君も黙っているわけにはいかない,ということなのでしょう。選挙戦がはじまって,にわかに憲法改正(改悪)と国防軍の話が焦点化してしまいました。そして,さしたる議論の深まりもないまま,「ミサイル打ち上げ」風を追い風にして,一気に選挙で多数を占めてしまおうというのでしょう。なんと,唐突なことか。
選挙のオザワ君が,最後のさいごにきて,どんな大逆転劇を思い描いているか,意表をつくつぎなるカードはなにか,わたしは興味津々です。共同通信の独自の調査によれば,まだ,4割以上の人が政党も候補者も決めていない,といいます。こんな,選挙の終盤にきて,こんなに多くの国民が意志決定できないまま(しないまま)でいるというのは異例のことだ,と伝えています。なのに,すでに,アベ君は政権をとったかのように,1月中旬にはアメリカ訪問を考えている,と口にしはじめて,といいます。
そのアベ君が,10日発売の『文藝春秋』に論考を投じています。このタイミングで,です。掲載した『文藝春秋』も,なにを考えているのかと思いますが,投じた方は頭は確かか,と問いたいところです。ハシモト君がツイッターで発信することは選挙違反に相当すると,厳しい警告を受けています。ツイッターが駄目で,雑誌ならいい,という理屈は立ちません。こうなると,ひょっとしたら(かなり確実らしいのですが),このご両人は,選挙翌日には「逮捕」ということも起こりうるでしょう。ハシモト君にいたっては確信犯です。わたしは,まじめにルールを守っている人たちの立場に立ちますから,「逮捕」は当然だと思っています。となると,フクシマ女史も危ないかな? おやおやという人たちが芋ずる式に「逮捕」などという珍事が起こるかもしれません。
こうなると,残りの4割の,これから意志決定をするという人びとに期待をかけるしかありません。どうか,賢明な選択をしてほしいと祈るばかりです。かく申すわたしも「卒原発」を目指す政党の中の,どこに「信」をおくことができるか,考えに考えを重ねているところです。ですから,わたしも,この残りの「4割」の中のひとりです。これから,大どんでん返しが起こるとすれば,この「4割」の人びとの手にかかっています。
わたしの記憶では,もう,ずいぶん前になりますが,自民党圧勝とメディアが報じた参議院選挙で,無残な敗北を喫したことがありました。このときも,世論調査という名の操作が熱心に繰り広げられたにもかかわらず,最後のさいごで「雪崩現象」が起きて,大どんでん返し,大敗北という結果になりました。あるいは,これも記憶が定かではありませんが,選挙戦の最後のところで政権党の総裁の「暴言」「失言」で,一気に票がくずれ,大きく議席を失ったことがありました。
選挙は一瞬で流れが変わるともいいます。
そろそろオザワ君の出番ではないか,それも蜂の一刺しで。「憲法改正は危険だ」につづく,つぎなる一手は?囲碁好きなオザワ君のことですから,つねに,大局を眺めまわしてから,必殺の一手を繰り出すのではないか,と。
少なくとも,「原発」ゼロと「憲法」改悪阻止だけは,わたしたちが果たすべき「義務」(シモーヌ・ヴェイユ)である,とわたしは考えています。わたしたちの生存にかかわる「根こぎ」を防ぐためにも。あとのことは,時間をかけて議論すればいい,それからのことだ,と。
1 件のコメント:
私も考え中です。4割のうちの一人かもしれません。(ほんまに4割しかいないのでしょうか。迷っている人はもっと多くいるかもしれませんよね。)
私たちの未来を託せる政党はどれか、見極めないといけません。
「憲法9条みたいなバカな条文があるからだめなんだ!」と宣っておられる党首の発言を聞きました。
安心して未来を託せる政党を選ぶ参考にできそうです。(^_^;)
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