毎週火曜日に発売される『週刊新発見!日本の歴史』(朝日新聞出版)という冊子があります。A4サイズよりもひとまわり大きい贅沢な冊子です。その通巻45号が今日(5月13日)発売になりました。この号の巻末に「超ワイド・2000年歴史絵巻・スポーツ」という年表と図版・キャプションと解説が5ページ分,綴じ込まれています。この企画の監修を依頼されましたので,全体の構想をチェックしながら,その「解説」を書きました。
もう少し精確に書いておきますと,まず最初に,この企画(スポーツ2000年)の構成を担当された十枝慶二さんから相談がありました。そこで「スポーツ2000年」を描くためのいくつかの重要なポイントについて確認をしました。その上で,年表と図版・キャプションは十枝さんが担当,それを監修者であるわたしが校閲をし,全体をまとめる「解説」を書きました。
わずか5ページ分のスペースに「スポーツ2000年」を概観しようというのですから,かなり大鉈をふるわなければならない,大胆不敵な仕事になりました。しかし,十枝さんはわずかな時間の間に,相当数の資料を読み込み,全体の枠組みをよく理解された上で,素晴らしい構成をし,その内容を埋めてくださいました。
ちなみに十枝さんはフリー・ライターでスポーツ,教育,サイエンスを得意領域とされています。なぜ,スポーツなのか,と伺ってみましたら,なんと京都大学相撲部のご出身とのこと。ですから,いまも,大相撲の取材をしながら相撲の原稿を書いていらっしゃいます。当然のことながら,わたしとは最初の打ち合わせのときから意気投合してしまいました。この仕事に一区切りついたら,反省会を兼ねてこころゆくまで相撲談義をしましょう,ということになっています。
それにしても,フリー・ライターという肩書で生きている人の力量には驚かされました。ほんの短時間の打ち合わせで,もののみごとに勘どころを把握し,それに沿って「スポーツ2000年」の構成を立ち上げてしまうのですから。わたしが何十年もかけて,ようやく到達できた展望を吸取紙のように吸収して,それを「かたち」にして提出してくれるのですから。
その意味で,今回はとてもいい勉強をさせていただきました。
わたしの解説も,2000字そこそこの分量。題して「自己を超え出る経験。これぞスポーツの醍醐味」。いつものわたしの持論を圧縮して文章化してみました。一般読者のことを念頭において,十枝さんが取り組んでくださった図版・キャプションを引き合いに出しながら,大胆な仮説を提示してみました。例によって,スポーツの始原から伝統スポーツ,そして近代スポーツへの跳梁,さらに現代スポーツが直面している問題点の指摘まで,欲張って書いてみました。
どこぞの書店でご笑覧いただければ幸いです。
もう少し精確に書いておきますと,まず最初に,この企画(スポーツ2000年)の構成を担当された十枝慶二さんから相談がありました。そこで「スポーツ2000年」を描くためのいくつかの重要なポイントについて確認をしました。その上で,年表と図版・キャプションは十枝さんが担当,それを監修者であるわたしが校閲をし,全体をまとめる「解説」を書きました。
わずか5ページ分のスペースに「スポーツ2000年」を概観しようというのですから,かなり大鉈をふるわなければならない,大胆不敵な仕事になりました。しかし,十枝さんはわずかな時間の間に,相当数の資料を読み込み,全体の枠組みをよく理解された上で,素晴らしい構成をし,その内容を埋めてくださいました。
ちなみに十枝さんはフリー・ライターでスポーツ,教育,サイエンスを得意領域とされています。なぜ,スポーツなのか,と伺ってみましたら,なんと京都大学相撲部のご出身とのこと。ですから,いまも,大相撲の取材をしながら相撲の原稿を書いていらっしゃいます。当然のことながら,わたしとは最初の打ち合わせのときから意気投合してしまいました。この仕事に一区切りついたら,反省会を兼ねてこころゆくまで相撲談義をしましょう,ということになっています。
それにしても,フリー・ライターという肩書で生きている人の力量には驚かされました。ほんの短時間の打ち合わせで,もののみごとに勘どころを把握し,それに沿って「スポーツ2000年」の構成を立ち上げてしまうのですから。わたしが何十年もかけて,ようやく到達できた展望を吸取紙のように吸収して,それを「かたち」にして提出してくれるのですから。
その意味で,今回はとてもいい勉強をさせていただきました。
わたしの解説も,2000字そこそこの分量。題して「自己を超え出る経験。これぞスポーツの醍醐味」。いつものわたしの持論を圧縮して文章化してみました。一般読者のことを念頭において,十枝さんが取り組んでくださった図版・キャプションを引き合いに出しながら,大胆な仮説を提示してみました。例によって,スポーツの始原から伝統スポーツ,そして近代スポーツへの跳梁,さらに現代スポーツが直面している問題点の指摘まで,欲張って書いてみました。
どこぞの書店でご笑覧いただければ幸いです。
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