本格的な抗ガン剤治療のワンクール目の入院(補助的化学療法)でしたが,今朝の回診で「さしたる副作用はありません」という診断をいただきました。これで予定どおりの4泊5日の入院が終わり,明日の午前には退院できることになりました。ありがたいことです。
かなりの確率で副作用にやられる人が多い,と話にも聞いていましたし,病院からもらったパンフレットにもデータを挙げて図表になっていましたので,じつは,心配していました。が,なんとか乗り切ったようです。
乗り切ったとはいえ,完璧になにもかも大丈夫だったというわけではありません。顕著な副作用が出現して,それに対する治療を要す,ということには至らずに済んだというのが現実的なところです。それにしてもやれやれです。これで大きな関門を一つ通過することができた,ということのようです。
実際のわたしの体感したところの経過は以下のようです。
何種類かの予備的な点滴を終えて,いよいよ本格的な抗ガン剤の点滴がはじまってしばらくはなにごともありませんでした。が,2時間かかる点滴の終わりころになるとからだがかっかと熱くなり,頭もぼうっとしてきました。あれあれと思っていましたが,それ以上の変化はないので,様子をみていました。この点滴がおわって,つぎの利尿剤入りの点滴に入るとすぐにひっきりなしにおしっこが出始め(これに通うのが面倒なほど)ました。そのうちにからだの熱さも頭のぼうっも消えていきました。そして,しばらくするとおしっこの間隔も少しずつ遠のいていき,頭のてっぺんから足のさきまですっかり洗い流されたような,すっきりした気分になりました。
夕食も全部おいしく食べられました。夜は久しぶりに頭が冴えていましたので,これならというので持参した『バタイユ──呪われた思想家』(江澤健一郎著,河出ブックス,2013)を読み始めました。この本がまたたまらなく面白くて,深夜まで読みふけっていました。個室ですので,消灯時間は関係ないのですが,みるにみかねた看護師さんから「明日のための体力も温存しておいてください」と忠告されてしまいました。
夜も熟睡。相変わらず,おしっこの回数は減らず。水分を補給して,おしっこで洗い流すための点滴を24時間体制でやっているわけですから,これは仕方ありません。でも,おしっこを済ませて横になればすぐに眠りに入ることができましたので,さしたる気にはなりません。
一夜明けた翌日も快適そのもの。食事も全部たいらげました。そのあと朝の回診があり,このときは型通りの確認がなされただけでした。が,そのすぐあとに,院長先生がふらりと現れて,いろいろと詳しい説明をしてくださいましたので,わたしの方も甘えて,いろいろと疑問に思っていることを尋ねてみました。そのうちにいつものように雑談になり,盛り上がったところに院長コールが入り,残念ながら中断。そのあと,昨日のブログの最後のところに書きました本を差し入れてくださったというわけです。雑談の中味は,出雲大社の話でした。
午後の2時ころになると,また,からだが熱くなり,頭がぼうっとしてきました。おやっ,と思って様子をうかがっていましたら,そのうち,すーっと引いていき,もとのすっきりしたからだに戻りました。ちょうど,抗ガン剤を注入した24時間後に相当しています。そうか,薬効とはこんな具合に巡ってやってくるんだ,と自分なりに納得。
夜は院長先生にいただいた例の本を読み始めました。これがまたとびっきり面白い本で,熱中して読みました。でも,半分ほど読んだところで集中力がとぎれ,眼もかすんできましたのて,そのまま就寝。でも,12時はすぎていました。
今朝の回診のときに担当医から「さしたる副作用なし」の診断を受け,「いつ,退院してもいいですよ」とのこと。そこで,「大事をとってもう一晩おいてください。そして,明日,退院ということで」とお願い。「では,そのように手配します」。
回診がおわってまもなく院長先生が顔をみせてくれました。
とてもいい経過なので,これからの治療もそんなに心配することはないでしょう。でも,大事をとって慎重に進めましょう。このあとのスケジュールは,3週間刻みでワンクールをこなし,2週間薬剤投与を休んで,ということの繰り返しだそうです。つまり,5週間単位で,その語の経過をチェックしていくということだそうです。次回からは様子がよければ3泊4日くらいの入院でいいでしょう,とのこと。さあて,どんな経過をたどることになるのやら・・・。あとは,神さまがうまく味方をしてくれることを祈るのみです。
ということで,とりあえず,経過のご報告まで。
かなりの確率で副作用にやられる人が多い,と話にも聞いていましたし,病院からもらったパンフレットにもデータを挙げて図表になっていましたので,じつは,心配していました。が,なんとか乗り切ったようです。
乗り切ったとはいえ,完璧になにもかも大丈夫だったというわけではありません。顕著な副作用が出現して,それに対する治療を要す,ということには至らずに済んだというのが現実的なところです。それにしてもやれやれです。これで大きな関門を一つ通過することができた,ということのようです。
実際のわたしの体感したところの経過は以下のようです。
何種類かの予備的な点滴を終えて,いよいよ本格的な抗ガン剤の点滴がはじまってしばらくはなにごともありませんでした。が,2時間かかる点滴の終わりころになるとからだがかっかと熱くなり,頭もぼうっとしてきました。あれあれと思っていましたが,それ以上の変化はないので,様子をみていました。この点滴がおわって,つぎの利尿剤入りの点滴に入るとすぐにひっきりなしにおしっこが出始め(これに通うのが面倒なほど)ました。そのうちにからだの熱さも頭のぼうっも消えていきました。そして,しばらくするとおしっこの間隔も少しずつ遠のいていき,頭のてっぺんから足のさきまですっかり洗い流されたような,すっきりした気分になりました。
夕食も全部おいしく食べられました。夜は久しぶりに頭が冴えていましたので,これならというので持参した『バタイユ──呪われた思想家』(江澤健一郎著,河出ブックス,2013)を読み始めました。この本がまたたまらなく面白くて,深夜まで読みふけっていました。個室ですので,消灯時間は関係ないのですが,みるにみかねた看護師さんから「明日のための体力も温存しておいてください」と忠告されてしまいました。
夜も熟睡。相変わらず,おしっこの回数は減らず。水分を補給して,おしっこで洗い流すための点滴を24時間体制でやっているわけですから,これは仕方ありません。でも,おしっこを済ませて横になればすぐに眠りに入ることができましたので,さしたる気にはなりません。
一夜明けた翌日も快適そのもの。食事も全部たいらげました。そのあと朝の回診があり,このときは型通りの確認がなされただけでした。が,そのすぐあとに,院長先生がふらりと現れて,いろいろと詳しい説明をしてくださいましたので,わたしの方も甘えて,いろいろと疑問に思っていることを尋ねてみました。そのうちにいつものように雑談になり,盛り上がったところに院長コールが入り,残念ながら中断。そのあと,昨日のブログの最後のところに書きました本を差し入れてくださったというわけです。雑談の中味は,出雲大社の話でした。
午後の2時ころになると,また,からだが熱くなり,頭がぼうっとしてきました。おやっ,と思って様子をうかがっていましたら,そのうち,すーっと引いていき,もとのすっきりしたからだに戻りました。ちょうど,抗ガン剤を注入した24時間後に相当しています。そうか,薬効とはこんな具合に巡ってやってくるんだ,と自分なりに納得。
夜は院長先生にいただいた例の本を読み始めました。これがまたとびっきり面白い本で,熱中して読みました。でも,半分ほど読んだところで集中力がとぎれ,眼もかすんできましたのて,そのまま就寝。でも,12時はすぎていました。
今朝の回診のときに担当医から「さしたる副作用なし」の診断を受け,「いつ,退院してもいいですよ」とのこと。そこで,「大事をとってもう一晩おいてください。そして,明日,退院ということで」とお願い。「では,そのように手配します」。
回診がおわってまもなく院長先生が顔をみせてくれました。
とてもいい経過なので,これからの治療もそんなに心配することはないでしょう。でも,大事をとって慎重に進めましょう。このあとのスケジュールは,3週間刻みでワンクールをこなし,2週間薬剤投与を休んで,ということの繰り返しだそうです。つまり,5週間単位で,その語の経過をチェックしていくということだそうです。次回からは様子がよければ3泊4日くらいの入院でいいでしょう,とのこと。さあて,どんな経過をたどることになるのやら・・・。あとは,神さまがうまく味方をしてくれることを祈るのみです。
ということで,とりあえず,経過のご報告まで。
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