5月3日の夜には,インターネット上を,この情報が流れてきた。横浜の臨海パークに3万人が集まった,と。写真も同時に流れてきた。
3万人集会の写真をじっと眺めていたら,胸にこみあげてくるものがあった。ようやく動きはじめたか,と。山は動いた。間違いなく動いた。いよいよこれからだ。あとは大きなうねりとなって,国民世論を形成していくことだ,と。
ここに掲載した写真は,『東京新聞』(5月4日・朝刊一面)からの転写である。
冒頭のつかみの文章がなかなかいいので,転記しておく。
日本国憲法の施行から六十八年を迎えた憲法記念日の三日,「平和といのちと人権を! 戦争・原発・貧困・差別を許さない」をテーマにした集会が,横浜市西区の臨海パークで開かれた。安倍政権が解釈改憲で集団的自衛権行使を可能にし,改憲を進めようとする中,主催者発表で約三万人が参加。その数がアナウンスされると,会場は拍手でわいた。危機感を募らせ集まった市民らは,戦争放棄をうたう九条を引き継ぐ思いを新たにした。
とにもかくにも「3万人」が集まった。これがなによりの収穫だった。この場に立ち合った人たちはもとより,この情報を聞いた人も,「3万人」という数にどれほどの勇気をもらったことだろう。わたしも,前日まで,でかける予定にしていたが,急用がとびこんできて反故になってしまった。残念の極み。だから,なおさらのこと,夜になってインターネットで「3万人」が集まったという情報を知って,胸が熱くなった。
わたしの期待は,せめて「5千人」は集まってくれよなぁ,できれば「1万人」を超えてほしい,というものだった。だから,「3万人」という数字をみて,わが眼を疑った。なにかの間違いではないか,と。急いで,別の情報源からの数字を確認した。やはり,同じだった。そうか,「3万人」が集まったのだ,とようやく実感となった。何度も,なんども,胸が熱くなった。
これまでも,折をみては国会議事堂前や官邸前や日比谷公園などでの集会には足を運ぶようにしてきた。参加者の多い日もあったが,なんとなくジリ貧の印象は否めなかった。こんなにたいへんな状態になっているにもかかわらず,出足がにぶい,と不満だった。平均的日本人の意識や行動はこんなものなのか,と。ひとり落ち込んでいた。どうしようもない逼塞感のなかで。
しかし,どこかで潮目が変わった。その引き金となってのは,翁長県知事と菅長官,安倍首相の2回の対談だったようだ。この報道をとおしてオキナワの実情が広く知られることとなった。おそらくは政権の誤算だった。そこに加えて,安倍首相の訪米があった。そこでまた,安倍首相は勇み足をした。国民無視,国会無視。どう考えてみても「暴走」以外のなにものでもない。
ようやく,かなりの国民が「変だ」と気づいたに違いない。このままではとんでもないことになってしまう,と。かくなる上は,どこかで意思表明をするしかない,と。
潮目の変化が現実になってきた。これからは,この集会に参加できなかった人も,チャンスをとらえて行動を起こすに違いない。もう,そうするしか方法がないからだ。そして,つぎの選挙までに体勢が決する世論形成に努めることだ。
わたしも勇気をえたので,これからはもっと積極的に行動を起こすことにしよう。できるところから。
上の写真の左すみに「平和の俳句」が掲載されている。引いておこう。
平和とは声出すことぞ揚雲雀(あげひばり)
柴田隆一(たかいち)(89)愛知県豊田市
まさに同感。
最後に,この日の集会のテーマをもう一度引いておこう。
「平和といのちと人権を! 戦争・原発・貧困・差別を許さない」。
3万人集会の写真をじっと眺めていたら,胸にこみあげてくるものがあった。ようやく動きはじめたか,と。山は動いた。間違いなく動いた。いよいよこれからだ。あとは大きなうねりとなって,国民世論を形成していくことだ,と。
ここに掲載した写真は,『東京新聞』(5月4日・朝刊一面)からの転写である。
冒頭のつかみの文章がなかなかいいので,転記しておく。
とにもかくにも「3万人」が集まった。これがなによりの収穫だった。この場に立ち合った人たちはもとより,この情報を聞いた人も,「3万人」という数にどれほどの勇気をもらったことだろう。わたしも,前日まで,でかける予定にしていたが,急用がとびこんできて反故になってしまった。残念の極み。だから,なおさらのこと,夜になってインターネットで「3万人」が集まったという情報を知って,胸が熱くなった。
わたしの期待は,せめて「5千人」は集まってくれよなぁ,できれば「1万人」を超えてほしい,というものだった。だから,「3万人」という数字をみて,わが眼を疑った。なにかの間違いではないか,と。急いで,別の情報源からの数字を確認した。やはり,同じだった。そうか,「3万人」が集まったのだ,とようやく実感となった。何度も,なんども,胸が熱くなった。
これまでも,折をみては国会議事堂前や官邸前や日比谷公園などでの集会には足を運ぶようにしてきた。参加者の多い日もあったが,なんとなくジリ貧の印象は否めなかった。こんなにたいへんな状態になっているにもかかわらず,出足がにぶい,と不満だった。平均的日本人の意識や行動はこんなものなのか,と。ひとり落ち込んでいた。どうしようもない逼塞感のなかで。
しかし,どこかで潮目が変わった。その引き金となってのは,翁長県知事と菅長官,安倍首相の2回の対談だったようだ。この報道をとおしてオキナワの実情が広く知られることとなった。おそらくは政権の誤算だった。そこに加えて,安倍首相の訪米があった。そこでまた,安倍首相は勇み足をした。国民無視,国会無視。どう考えてみても「暴走」以外のなにものでもない。
ようやく,かなりの国民が「変だ」と気づいたに違いない。このままではとんでもないことになってしまう,と。かくなる上は,どこかで意思表明をするしかない,と。
潮目の変化が現実になってきた。これからは,この集会に参加できなかった人も,チャンスをとらえて行動を起こすに違いない。もう,そうするしか方法がないからだ。そして,つぎの選挙までに体勢が決する世論形成に努めることだ。
わたしも勇気をえたので,これからはもっと積極的に行動を起こすことにしよう。できるところから。
上の写真の左すみに「平和の俳句」が掲載されている。引いておこう。
平和とは声出すことぞ揚雲雀(あげひばり)
柴田隆一(たかいち)(89)愛知県豊田市
まさに同感。
最後に,この日の集会のテーマをもう一度引いておこう。
「平和といのちと人権を! 戦争・原発・貧困・差別を許さない」。
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