日本国憲法を無視し,明らかに憲法違反とおもわれる閣議決定をし,その法整備を機関銃のように繰り出すアベ政権にほとほと嫌気がさしてきているのはわたしだけなのでしょうか。憤懣やるかたなく,怒り心頭に発しています。まるで憲法など存在しないかのような振る舞いです。その暴挙としかいいようのない振る舞いは,まるで,立憲デモクラシーをどこかに置き忘れてきてしまったかのようです。ここまでくると,もはや,国家としての体をなしていません。つまり,日本国憲法を無視する国家は,もはや,日本国ではないということです。
わたしは「第9条」をもつ日本国憲法を,世界に向かって誇りにしたいと考えてきました。ですから,この日本国憲法を無視する国家は,もはや,なんの魅力も感じません。ならば,立憲デモクラシーの精神を護持し,この日本国憲法をそのまま継承する国家を打ち立てることができないものか,と最近になってあれこれ想像力をふくらませていました。
そうしたら,ありました。沖縄独立論です。いま,沖縄では「沖縄独立学会」なるものが数年前に設立され,熱心に議論がなされていると聞いています。その内容については,あまり詳しくは知りませんが,かなり具体的な研究が進んでいるように聞いています。
もともと沖縄は独立国家であったわけですし,その実績ももっています。そして,国際社会もそれを認めていた時代があります。近いところでは,明治時代に入る直前の江戸時代末期には,アメリカをはじめヨーロッパの各国が,沖縄との特別の通商条約を締結しています。そのときの条約書が,いま,沖縄の美術館で展示されており,大きな話題になっています。「東京新聞」でも大きなニュースとして流していましたので,ご存じの方も多いとおもいます。
第二次大戦後にはアメリカの統治下にありながらも,沖縄政府が存在しました。そして,本土とはなんの関係もなく,別個に,直接,アメリカとの折衝をしていました。1972年の本土復帰までは,この沖縄政府が厳然として存在していました。そして,本土復帰運動が盛り上がったときには,川満信一さんなどが個人で創案した憲法草案を公表し,大いに議論となりました。
ですから,沖縄独立論はけして夢物語ではありません。むしろ,きわめてリアリティをもった議論だと言っていいでしょう。知らない,あるいは,考えられないのは本土の人間の方です。なぜなら,つねに「上から目線」で沖縄を見下してきたからです。それは,いまの政権も同じです。
沖縄県民の民意を無視して,権力を嵩にかけ,強引に辺野古に米軍の新基地を建造している事実をみれば明らかです。「他の都道府県が引き受けてくれないのだから,沖縄が引き受けろ」と政府高官が公言しているニュースを聞いて,わたしはびっくり仰天してしまいました。これが,アベ政権の本音であり,基本姿勢です。その実態は,翁長県知事と菅官房長官,安倍首相,中谷防衛大臣がつぎつぎに対談をしたときの「全発言」からも明らかです。
業を煮やした翁長知事は,とうとうアメリカに渡り,アメリカ政府高官との直接交渉に踏み切りました。今月下旬(23日?)には出発するようです。その結果がどのような展開になるのか,わたしは強い関心を寄せています。
しかし,それでも埒が明かない場合には,おそらく「沖縄独立論」に火がつくのではないか,とわたしは予想しています。
ここからは私論です。沖縄独立を正当化するための最大の根拠は,沖縄(琉球国)は,日本国憲法を守るために日本国から分離・独立する,というものです。日本国憲法を放棄したかにみえる日本国はもはや日本国ではありません。ですから,その日本国から拘束を受ける必然性もありません。あくまでも日本国憲法「第9条」を死守するために,日本国ではなくなってしまう日本国から分離・独立するのは,きわめて正当な根拠をもつことになります。そして,あくまでも「立憲デモクラシー」を死守する,と宣言すればいいのです。たとえ,アメリカといえども,これを否定することはできません。
そして,つぎなる手段は,尖閣諸島を「棚上げ」にもどします。そうすれば,中国からの脅威は一挙に解消し,むしろ,友好国として歓迎されるでしょう。そして,最初の「独立国家」承認国となってくれるでしょう。こうして,「第9条」を全面に押し立て,立憲デモクラシーを標榜する国家をめざせば,多くの国が「独立」を承認してくれるでしょう。そして,世界にただ一つの「軍隊をもたない」,「戦争をしない」国家を,世界に向けて発信しつづければいいのです。
こうなると,平和憲法をかなぐり捨てて「戦争も辞さない」とする日本国から脱出し,沖縄(琉球国)に移住をする人も少なくないでしょう。加えて,沖縄には「原発」はひとつもありません。理想的な国家をめざすには絶好の歴史と文化と立地条件を備えています。
とまあ,こんなことを考えてみました。そのきっかけを与えてくれたのは,ある日の昼食をとりながらの,いつものNさんを中心にした友人たちとの会話でした。そこでは,もっともっと多くのことが語られました。が,とりあえず,わたしが聞き取り,納得のできた範囲での話題をわたしなりに味付けをして整理してみました。久しぶりに興奮した昼食会となりました。もつべきものはこころから信頼できる「友」です。ありがたいかぎりです。
わたしは「第9条」をもつ日本国憲法を,世界に向かって誇りにしたいと考えてきました。ですから,この日本国憲法を無視する国家は,もはや,なんの魅力も感じません。ならば,立憲デモクラシーの精神を護持し,この日本国憲法をそのまま継承する国家を打ち立てることができないものか,と最近になってあれこれ想像力をふくらませていました。
そうしたら,ありました。沖縄独立論です。いま,沖縄では「沖縄独立学会」なるものが数年前に設立され,熱心に議論がなされていると聞いています。その内容については,あまり詳しくは知りませんが,かなり具体的な研究が進んでいるように聞いています。
もともと沖縄は独立国家であったわけですし,その実績ももっています。そして,国際社会もそれを認めていた時代があります。近いところでは,明治時代に入る直前の江戸時代末期には,アメリカをはじめヨーロッパの各国が,沖縄との特別の通商条約を締結しています。そのときの条約書が,いま,沖縄の美術館で展示されており,大きな話題になっています。「東京新聞」でも大きなニュースとして流していましたので,ご存じの方も多いとおもいます。
第二次大戦後にはアメリカの統治下にありながらも,沖縄政府が存在しました。そして,本土とはなんの関係もなく,別個に,直接,アメリカとの折衝をしていました。1972年の本土復帰までは,この沖縄政府が厳然として存在していました。そして,本土復帰運動が盛り上がったときには,川満信一さんなどが個人で創案した憲法草案を公表し,大いに議論となりました。
ですから,沖縄独立論はけして夢物語ではありません。むしろ,きわめてリアリティをもった議論だと言っていいでしょう。知らない,あるいは,考えられないのは本土の人間の方です。なぜなら,つねに「上から目線」で沖縄を見下してきたからです。それは,いまの政権も同じです。
沖縄県民の民意を無視して,権力を嵩にかけ,強引に辺野古に米軍の新基地を建造している事実をみれば明らかです。「他の都道府県が引き受けてくれないのだから,沖縄が引き受けろ」と政府高官が公言しているニュースを聞いて,わたしはびっくり仰天してしまいました。これが,アベ政権の本音であり,基本姿勢です。その実態は,翁長県知事と菅官房長官,安倍首相,中谷防衛大臣がつぎつぎに対談をしたときの「全発言」からも明らかです。
業を煮やした翁長知事は,とうとうアメリカに渡り,アメリカ政府高官との直接交渉に踏み切りました。今月下旬(23日?)には出発するようです。その結果がどのような展開になるのか,わたしは強い関心を寄せています。
しかし,それでも埒が明かない場合には,おそらく「沖縄独立論」に火がつくのではないか,とわたしは予想しています。
ここからは私論です。沖縄独立を正当化するための最大の根拠は,沖縄(琉球国)は,日本国憲法を守るために日本国から分離・独立する,というものです。日本国憲法を放棄したかにみえる日本国はもはや日本国ではありません。ですから,その日本国から拘束を受ける必然性もありません。あくまでも日本国憲法「第9条」を死守するために,日本国ではなくなってしまう日本国から分離・独立するのは,きわめて正当な根拠をもつことになります。そして,あくまでも「立憲デモクラシー」を死守する,と宣言すればいいのです。たとえ,アメリカといえども,これを否定することはできません。
そして,つぎなる手段は,尖閣諸島を「棚上げ」にもどします。そうすれば,中国からの脅威は一挙に解消し,むしろ,友好国として歓迎されるでしょう。そして,最初の「独立国家」承認国となってくれるでしょう。こうして,「第9条」を全面に押し立て,立憲デモクラシーを標榜する国家をめざせば,多くの国が「独立」を承認してくれるでしょう。そして,世界にただ一つの「軍隊をもたない」,「戦争をしない」国家を,世界に向けて発信しつづければいいのです。
こうなると,平和憲法をかなぐり捨てて「戦争も辞さない」とする日本国から脱出し,沖縄(琉球国)に移住をする人も少なくないでしょう。加えて,沖縄には「原発」はひとつもありません。理想的な国家をめざすには絶好の歴史と文化と立地条件を備えています。
とまあ,こんなことを考えてみました。そのきっかけを与えてくれたのは,ある日の昼食をとりながらの,いつものNさんを中心にした友人たちとの会話でした。そこでは,もっともっと多くのことが語られました。が,とりあえず,わたしが聞き取り,納得のできた範囲での話題をわたしなりに味付けをして整理してみました。久しぶりに興奮した昼食会となりました。もつべきものはこころから信頼できる「友」です。ありがたいかぎりです。
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