もともとアンケート調査なるものを信用しないことにしています。とりわけ,最近のアンケート調査は「世論調査」という名の「世論操作」が多いから,逆に辟易としています。なのに,最近,SNSで流れていた,ある週刊誌の調査結果が妙にわたしの印象に残ってしまいました。しかも,ひょっとしたら,この調査結果って「当たっているかも」とおもってしまったのです。
その調査結果によれば,もっとも嫌いな政治家は安倍晋三。でも,政党支持は自民党。これはいったいなにを意味しているのでしょうか。
その理由が面白い。安倍晋三という政治家が嫌いなのは「嘘ばっかり言うから」という。そして,すぐに辞めてほしい,とまで言う。これはきわめてまともな理由ですね。やはり,世の中,ちゃんとみているんだ,と少しばかり安心。
そのいっぽうで,政党支持は自民党とくる。その理由も,ほかに支持できる政党がないから,という。これもまた,まことにそのとおりだ,とおもいます。
この「ねじれ」現象が面白い。政治家・安倍晋三は大嫌い,でも支持する政党は自民党。
もっと興味を引かれたのは,「支持する政党は自民党」の中味。このうちの8割は,支持できる政党がほかにないから,という。これも「なるほど,なるほど」と同感。ならば,まともな政党が現れれば,ただちにこの8割の自民党支持者たちは心変わりして,そちらに移動する,ということを暗示してもいるようです。そして,根っからの自民党支持者は,自民党支持を表明した人のうちのたった2割しかいない,というこの事実。なんという脆弱な自民党支持の内実であることか,と驚いてしまいます。
この脆弱性に気づいている自民党議員の一部は,顔面蒼白だといいます。つまり,自民党の議席が圧倒的多数を占めているのは,まさに,砂上の楼閣にすぎない,と。だから,この強権政治の一角が「なにかの弾みに」破綻をきたした瞬間から,あっという間にアベ政権は崩壊する,と。ひょっとしたら,自民党内部から政権批判が噴出するのではないか,とも。
もう,すでに,自民党のかつての実力者たち(長老たち)からは,「いまの政権運営はきわめて危険な状態にある」と公言してはばからない人が現れています。これは巨大権力が崩壊するときの余震のようなものでもあります。みずからの足元から「地鳴り」がしはじめ,粛々と「地殻変動」が起きているようなものです。
それにしても情けないのは野党。多くの市民運動団体から「野党は共闘」をと呼びかけられているというのに,それができない。共産党の志位委員長が「勇断を奮って」,政党の好き嫌いを言っている場合ではない,とにかく安保関連法案を廃止にするその一点だけのためにも,野党は共闘して今夏の選挙を闘わなくてはならない,と提案しているのに・・・・。
いまだに党利党略しか考えられない野党各党。とりわけ,民主党。この政党の幹部の少なからぬメンバーが日本会議につらなっているかぎり,身動きがとれません。情けない。いっそのこと解党して,新党をつくるなり,かつての所属政党にもどっていったらいいのに。そうすればすっきりして,新進気鋭の議員たちが活躍の場をえることができるのに・・・。
いまにも音を立てて崩壊する寸前の自民党が,だれの目にも明らかなのに,その「とどめ」が刺せません。「オール沖縄」のような結束ができないのです。ヤマトの野党の政治家も国民の多くも,みんな「茹でカエル」ばかりだから。このわけのわからない「ぬるま湯」にどっぷりと浸っていて,危機意識のひとかけらもない人びとが多すぎます。沖縄の人びとのこころをひとつに結びつける,長年にわたる「辛苦」が,ヤマトンチュには決定的に欠落しているのです。
こうなってくると,あとは「弾み車」を頼むしかありません。外圧か,内部崩壊(自滅)か,アベ君のオウンゴールか,はたまた自然災害か,フクシマか・・・・・。時限爆弾や,地雷があちこちにゴロゴロしているというのに,なにかが起きるまでは,火の粉がわが身に降りかかるまでは,国民はみんなよそ事,他人事だとおもっています。
いやいや,多くのこころある人びとはみんな息をひそめて,じっと身構えているだけなのかもしれません。
それにしても,この夏の選挙までに,なにかが起きる,そんな予感でいっぱいです。そして,そこに向けて,わたし自身はなにができるのか,なにをすればいいのか,これからもしっかりと考えていきたいとおもっています。
みなさんも,どうぞ,よろしく。できるところから・・・・。隗より始めよ,です。
その調査結果によれば,もっとも嫌いな政治家は安倍晋三。でも,政党支持は自民党。これはいったいなにを意味しているのでしょうか。
その理由が面白い。安倍晋三という政治家が嫌いなのは「嘘ばっかり言うから」という。そして,すぐに辞めてほしい,とまで言う。これはきわめてまともな理由ですね。やはり,世の中,ちゃんとみているんだ,と少しばかり安心。
そのいっぽうで,政党支持は自民党とくる。その理由も,ほかに支持できる政党がないから,という。これもまた,まことにそのとおりだ,とおもいます。
この「ねじれ」現象が面白い。政治家・安倍晋三は大嫌い,でも支持する政党は自民党。
もっと興味を引かれたのは,「支持する政党は自民党」の中味。このうちの8割は,支持できる政党がほかにないから,という。これも「なるほど,なるほど」と同感。ならば,まともな政党が現れれば,ただちにこの8割の自民党支持者たちは心変わりして,そちらに移動する,ということを暗示してもいるようです。そして,根っからの自民党支持者は,自民党支持を表明した人のうちのたった2割しかいない,というこの事実。なんという脆弱な自民党支持の内実であることか,と驚いてしまいます。
この脆弱性に気づいている自民党議員の一部は,顔面蒼白だといいます。つまり,自民党の議席が圧倒的多数を占めているのは,まさに,砂上の楼閣にすぎない,と。だから,この強権政治の一角が「なにかの弾みに」破綻をきたした瞬間から,あっという間にアベ政権は崩壊する,と。ひょっとしたら,自民党内部から政権批判が噴出するのではないか,とも。
もう,すでに,自民党のかつての実力者たち(長老たち)からは,「いまの政権運営はきわめて危険な状態にある」と公言してはばからない人が現れています。これは巨大権力が崩壊するときの余震のようなものでもあります。みずからの足元から「地鳴り」がしはじめ,粛々と「地殻変動」が起きているようなものです。
それにしても情けないのは野党。多くの市民運動団体から「野党は共闘」をと呼びかけられているというのに,それができない。共産党の志位委員長が「勇断を奮って」,政党の好き嫌いを言っている場合ではない,とにかく安保関連法案を廃止にするその一点だけのためにも,野党は共闘して今夏の選挙を闘わなくてはならない,と提案しているのに・・・・。
いまだに党利党略しか考えられない野党各党。とりわけ,民主党。この政党の幹部の少なからぬメンバーが日本会議につらなっているかぎり,身動きがとれません。情けない。いっそのこと解党して,新党をつくるなり,かつての所属政党にもどっていったらいいのに。そうすればすっきりして,新進気鋭の議員たちが活躍の場をえることができるのに・・・。
いまにも音を立てて崩壊する寸前の自民党が,だれの目にも明らかなのに,その「とどめ」が刺せません。「オール沖縄」のような結束ができないのです。ヤマトの野党の政治家も国民の多くも,みんな「茹でカエル」ばかりだから。このわけのわからない「ぬるま湯」にどっぷりと浸っていて,危機意識のひとかけらもない人びとが多すぎます。沖縄の人びとのこころをひとつに結びつける,長年にわたる「辛苦」が,ヤマトンチュには決定的に欠落しているのです。
こうなってくると,あとは「弾み車」を頼むしかありません。外圧か,内部崩壊(自滅)か,アベ君のオウンゴールか,はたまた自然災害か,フクシマか・・・・・。時限爆弾や,地雷があちこちにゴロゴロしているというのに,なにかが起きるまでは,火の粉がわが身に降りかかるまでは,国民はみんなよそ事,他人事だとおもっています。
いやいや,多くのこころある人びとはみんな息をひそめて,じっと身構えているだけなのかもしれません。
それにしても,この夏の選挙までに,なにかが起きる,そんな予感でいっぱいです。そして,そこに向けて,わたし自身はなにができるのか,なにをすればいいのか,これからもしっかりと考えていきたいとおもっています。
みなさんも,どうぞ,よろしく。できるところから・・・・。隗より始めよ,です。
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