わたしの敬愛する沖縄のデザイナー,自称「さるゆみ」こと,うちまゆみこさんがとうとう「猿」をデフォルメしたデザインのTシャツを「制・咲く」(このことばは,さるゆみさん独特の「さるご」です)し,販売をはじめました。わたしはこのデザインをみた瞬間に,直感的にピンとくるものを感じましたので,早速,注文し,購入しました。
わたしのFBも確認してくださっている方にはすでにお分かりのように,うちまゆみこさんは最近,とても元気です。なにかが弾けたように,つぎつぎに面白いデザインを発表していらっしゃいます。それらのほとんどを,ゆみこさんは包み隠さずFBに公開中。この際,ぜひとも,わたしのFBもチェックしてみてください。面白い記事が満載です。
さて,わたしが気に入って購入したTシャツです。宅急便の封筒を開けてみましたら,中から上の写真のような包みがでてきました。大きなお猿さんの写真が目に飛び込んできて,まずは,びっくり。そして,その下には,MASARIRO SPECIAL とあります。これをみて思わずニヤリとしてしまいました。いかにもゆみこさんらしいギャグを一発というところです。
この包みを開いてみましたら,上の写真のようなシャツがでてきました。いわゆる真っ白ではなくて,生成りの生地でした。この色も,じつはわたしのお気に入り。おさるさんのデザインとみごとにマッチング。ヨシッ!と一声。さすが,ゆみこさん。いいですねぇ。
で,すぐに試着。そして,自撮り。うん,サイズもぴったり。少しだけよゆうがあって,しかも大きすぎず。申し分なし。早速,今日(17日)の太極拳の稽古用シャツとして下ろしました。初下ろしというのは気分がいいものです。そのせいか,今日の稽古はいつもにもまして実のあるものになりました。と,ひとりニヤニヤ。
この「サル」のデザインが気に入った理由を少しだけ。
うちまゆみこさんは,以前から「猿願望」がとてもつよくて,FBの登録写真はお猿さんのぬいぐるみの頭の部分をかぶったものです。そして,その写真に「さるゆみ」と命名して,掲載するという入れ込み方です。このことそのものには「ふーん,そうなんだぁ」くらいの感じでわたしは受け止めていました。しかし,こんどのこのデザインをみた瞬間に「アッ」とおもうところがありました。
それは,わたしがジョルジュ・バタイユからヒントをもらった「動物性への回帰願望」がスポーツの始原にはつきまとっている,というものと通底しているものを感じたからです。人間性とは,動物性から<横すべり>をしてしまった原初の人間が,それこそ間違って獲得してしまった,まったく新たな属性にすぎません。別の言い方をすれば「理性」の獲得です。もっと言ってしまえば「狂ったサル」の誕生です。それが人間のはじまりです。その「狂ったサル」はとうとうこんにちの人間に到達してしまいました。言ってしまえば,狂った文明に到達してしまい,みずから生みだした文明にがんじがらめにされてしまい,もはや,どうにもならなくなってしまいました。そして,ついには「破局」を迎えてしまいました。
そんな時代を生きなくてはならないわたしたちのこころの奥底には,まぎれもなく「動物性への回帰願望」がそこはかとなくうごめいています。そこのところに,いちはやく反応したのが「さるゆみ」さんではないか,とこのTシャツのデザインをみて気づいたという次第です。このテーマについては,もっと踏み込んだロジックを展開したいところです。が,ここは禁欲的にこの程度で抑えておきたいとおもいます。また,なにかの機会に触れることになるとおもいますので・・・・。
で,以下の写真のものは,このTシャツを包むようにして覆っていたフライヤーの数々です。いったい,うちまゆみこさんというデザイナーの活動範囲はどうなっているのだろうか,ともはやわたしの想像を超えてしまっています。これは,どうやら,沖縄まででかけて行って,この目で確認しなければなるまい,と考えています。たぶん,とんでもなく面白いアートの世界を繰り広げていらっしゃるに違いない,とわたしは確信しています。
みなさんも,どうぞ,下のフライヤーを眺めながら,あれこれ想像してみてください。いろいろの仕掛けがしてあることが,なんとなくわかってきます。まさに「さるゆみ」の企みです。ですので,これ以上,わたしがとやかく言わない方がいいとおもいます。どうぞ,ごゆるりとご覧ください。
というところで,今日のブログはおしまい。
わたしのFBも確認してくださっている方にはすでにお分かりのように,うちまゆみこさんは最近,とても元気です。なにかが弾けたように,つぎつぎに面白いデザインを発表していらっしゃいます。それらのほとんどを,ゆみこさんは包み隠さずFBに公開中。この際,ぜひとも,わたしのFBもチェックしてみてください。面白い記事が満載です。
さて,わたしが気に入って購入したTシャツです。宅急便の封筒を開けてみましたら,中から上の写真のような包みがでてきました。大きなお猿さんの写真が目に飛び込んできて,まずは,びっくり。そして,その下には,MASARIRO SPECIAL とあります。これをみて思わずニヤリとしてしまいました。いかにもゆみこさんらしいギャグを一発というところです。
この包みを開いてみましたら,上の写真のようなシャツがでてきました。いわゆる真っ白ではなくて,生成りの生地でした。この色も,じつはわたしのお気に入り。おさるさんのデザインとみごとにマッチング。ヨシッ!と一声。さすが,ゆみこさん。いいですねぇ。
で,すぐに試着。そして,自撮り。うん,サイズもぴったり。少しだけよゆうがあって,しかも大きすぎず。申し分なし。早速,今日(17日)の太極拳の稽古用シャツとして下ろしました。初下ろしというのは気分がいいものです。そのせいか,今日の稽古はいつもにもまして実のあるものになりました。と,ひとりニヤニヤ。
この「サル」のデザインが気に入った理由を少しだけ。
うちまゆみこさんは,以前から「猿願望」がとてもつよくて,FBの登録写真はお猿さんのぬいぐるみの頭の部分をかぶったものです。そして,その写真に「さるゆみ」と命名して,掲載するという入れ込み方です。このことそのものには「ふーん,そうなんだぁ」くらいの感じでわたしは受け止めていました。しかし,こんどのこのデザインをみた瞬間に「アッ」とおもうところがありました。
それは,わたしがジョルジュ・バタイユからヒントをもらった「動物性への回帰願望」がスポーツの始原にはつきまとっている,というものと通底しているものを感じたからです。人間性とは,動物性から<横すべり>をしてしまった原初の人間が,それこそ間違って獲得してしまった,まったく新たな属性にすぎません。別の言い方をすれば「理性」の獲得です。もっと言ってしまえば「狂ったサル」の誕生です。それが人間のはじまりです。その「狂ったサル」はとうとうこんにちの人間に到達してしまいました。言ってしまえば,狂った文明に到達してしまい,みずから生みだした文明にがんじがらめにされてしまい,もはや,どうにもならなくなってしまいました。そして,ついには「破局」を迎えてしまいました。
そんな時代を生きなくてはならないわたしたちのこころの奥底には,まぎれもなく「動物性への回帰願望」がそこはかとなくうごめいています。そこのところに,いちはやく反応したのが「さるゆみ」さんではないか,とこのTシャツのデザインをみて気づいたという次第です。このテーマについては,もっと踏み込んだロジックを展開したいところです。が,ここは禁欲的にこの程度で抑えておきたいとおもいます。また,なにかの機会に触れることになるとおもいますので・・・・。
で,以下の写真のものは,このTシャツを包むようにして覆っていたフライヤーの数々です。いったい,うちまゆみこさんというデザイナーの活動範囲はどうなっているのだろうか,ともはやわたしの想像を超えてしまっています。これは,どうやら,沖縄まででかけて行って,この目で確認しなければなるまい,と考えています。たぶん,とんでもなく面白いアートの世界を繰り広げていらっしゃるに違いない,とわたしは確信しています。
みなさんも,どうぞ,下のフライヤーを眺めながら,あれこれ想像してみてください。いろいろの仕掛けがしてあることが,なんとなくわかってきます。まさに「さるゆみ」の企みです。ですので,これ以上,わたしがとやかく言わない方がいいとおもいます。どうぞ,ごゆるりとご覧ください。
というところで,今日のブログはおしまい。
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