運動会の組体操で事故が多発し,大きな話題になっています。人間ピラミッドやタワーは,運動会の人気プログラムで,多くの学校で実施されているようです。しかし,組体操とはいかなるものかという専門的な訓練を受けた教師はほとんどいないため,子どもたちの能力の限界を見極めることができず,事故があとを絶ちません。にもかかわらず,だれも責任をとろうとはしません。教育委員会も校長も指導に当たった教員も,俺は悪くない,と責任をなすり合っています。
学校問題でいえば,これは氷山の一角にすぎません。
ことほど左様に,社会もまた乱れにみだれてきました。わずか,ここ数年の間に。急激に。
なぜでしょう。
ひとことで言えば,「3・11」以後,未来に夢も希望もいだけなくなってしまったからです。みんなその場しのぎの刹那主義に走るようになってしまいました。そして,切羽詰まって,身動きとれなくなってしまうと,「自爆」してしまいます。「だれでもいいから殺してみたかった」という具合に。あるいは,横領,詐欺,データの改竄・・・・等々,きりがありません。
言ってしまえば,未来の不在。
この元凶をたどっていきますと,新自由主義経済に行き着きます。フリードマンが仕掛けた人間不在の経済優先主義。これがノーベル賞を受けた経済理論だったことが悲劇のはじまり。アメリカが一気に新自由主義経済にその舵を切り換えてしまいます。その結果,その余波は全世界に拡散し,日本もそっくり取り込まれてしまいました。
とりわけ,小泉政権の郵政民営化あたりから顕著になってきました。いまは,アベノミクスがそれです。しかも,「新三本の矢」なる絵空事のような経済政策を打ち出して,国民の眼を欺こうとしています。なにがなんでも景気をよくするためには,原発を再稼働させ,外国に売りに出し,それでも足りないので税率を高くし,さらに武器を生産・輸出したり,戦争ができるようにして非常事態で切り抜けようというわけです。そのためには,憲法の曲解解釈を閣議決定して,無法状態をつくりだしました。もはや,政府のやりたい放題です。憲法を無視する方法を編み出した以上は,もはや怖いものはなにもありません。憲法の下にある法令など屁の河童です。
たとえば,辺野古問題をみていれば,もはや,日本国は「無法」状態であることがよくわかります。翁長知事による工事差し止め要請に対して,政府は,法律を悪用して(使えない法律を使って),むりやり翁長知事の「工事差し止め」効力の無効措置をとり,工事を再開しています。この措置に対しては,「普天間・辺野古問題を考える会」(代表・宮本憲一)が「知事判断を支持する」という声明を発表し,強く抗議をしました。また,行政法学者93名による「行政法違反」(政府のとった手続の不当性)を指摘した声明を発表しました。その一方では,辺野古3区に対して,政府が直接,地域振興補助金を交付するという,とんでもない暴挙にでました。これは,明らかに「地方自治法」違反です。それでも,政府は知らん顔です。さらに,熊本県でのオスプレイの飛行訓練は地元の賛成が得られないので見送るという(スガ官房長官)。熊本県民の民意は尊重するが,沖縄県民の民意は無視。これがアベ政権のやり方。これでは長年にわたる「沖縄差別」が,いまもなお,露骨に行われているとしかいいようがありません。
ことほど左様に,いまのアベ政権は憲法も法律も無視して,自分のやりたい放題がつづいています。「丁寧に説明する」と約束した舌の根も乾かないうちに,野党の要請する臨時国会はスルーして,喫緊の課題が山積しているのに(たとえば,TPP問題,など),すべて蓋をして知らん顔。これもとんでもないことで,立派な憲法違反です。「丁寧に時間をかけて説明する」と約束したアベ君は,またもや大嘘をついて,外遊に必死です。そして,金の大盤振る舞い。冗談じゃあない。国内には貧困家庭がいっぱいあって,食事もまともにできない子どもたちが「6人に1人」もいるというのに。あるいは,原発事故のために故郷を追われて放浪している人たちがいっぱいいるというのに。あるいはまた,ブラック企業にこき使われて,残業手当てももらえないまま,泣き寝入りしている若者たちがごまんといるというのに。
主要メディアも政権のいいなりなので,こうした「無法」状態にあることを批判しようともしない。だから,多くの国民も,なにも知らないまま,自分のことで精一杯。ジャーナリズム死して,残るは山河のみ。人間はみんな「事物」と化してしまいました。
こんなデタラメな政治が行われているのに,いやいや政府による立派な「犯罪行為」が行われているのに,野放しのままです。政治のトップから末端にいたるまで,まさに「無法」状態。これをいいことに「ばれなきゃあ丸儲け」とばかりに,守銭奴たちは,だれもかしこも「悪」の道に走り出してしまっています。
これでは,一気に,日本国が崩壊してしまうのは必定。いな,もう立派に崩壊しています。あとは,戦争状態に持ち込んで,国民の眼を欺き,逃げ切ろうという算段なのでしょうか。おそらく,アベ政権は,政治的なトラブルが起きてにっちもさっちもいかなくなったら,すぐにも自衛隊を海外に派遣して,非常事態を出来させる暴挙にでることでしょう。そうなったら取り返しのつかないことになってしまいます。それではわたしたち国民が困るので,その前に,「お腹が痛くなって」,政権を投げ出してほしいものです。
こんな危険な状態になっているというのに,野党は野党で,目先の利害打算に眼を奪われていて,大局を見失っているようにおもいます。唯一,共産党だけが,現段階では正常な見識を示しているようにおもいます。
たったひとりの人間が狂ってしまったからとんでもないことになってしまったとおもっていたら,どっこい,気づいてみたらわれわれもみんな狂ってしまっていた,というのが現状のようです。こうして,独裁政治が独走し,ファシズムが全体を覆うようになっていくのでしょう。空恐ろしいことが現在進行形で進展していることに,わたしたちはもっともっとナーバスにならなくてはなりません。
SESLDs の若者たちは,しっかりと,ここに照準を当てて,つぎなる戦略に取り組んでいるようにおもいます。わたしたち大人はもっと頑張らなくてはいけません。黙っていることは,現段階では,アベ政権支持と同じことを意味します。もし,そうでないのであれば,自分の声をあげるか,行動にでる以外にはないのです。
わたしは,いま,こんな風に考えていることを宣言します。10月30日。大場亀三郎(これはわたしのペンネーム)。
学校問題でいえば,これは氷山の一角にすぎません。
ことほど左様に,社会もまた乱れにみだれてきました。わずか,ここ数年の間に。急激に。
なぜでしょう。
ひとことで言えば,「3・11」以後,未来に夢も希望もいだけなくなってしまったからです。みんなその場しのぎの刹那主義に走るようになってしまいました。そして,切羽詰まって,身動きとれなくなってしまうと,「自爆」してしまいます。「だれでもいいから殺してみたかった」という具合に。あるいは,横領,詐欺,データの改竄・・・・等々,きりがありません。
言ってしまえば,未来の不在。
この元凶をたどっていきますと,新自由主義経済に行き着きます。フリードマンが仕掛けた人間不在の経済優先主義。これがノーベル賞を受けた経済理論だったことが悲劇のはじまり。アメリカが一気に新自由主義経済にその舵を切り換えてしまいます。その結果,その余波は全世界に拡散し,日本もそっくり取り込まれてしまいました。
とりわけ,小泉政権の郵政民営化あたりから顕著になってきました。いまは,アベノミクスがそれです。しかも,「新三本の矢」なる絵空事のような経済政策を打ち出して,国民の眼を欺こうとしています。なにがなんでも景気をよくするためには,原発を再稼働させ,外国に売りに出し,それでも足りないので税率を高くし,さらに武器を生産・輸出したり,戦争ができるようにして非常事態で切り抜けようというわけです。そのためには,憲法の曲解解釈を閣議決定して,無法状態をつくりだしました。もはや,政府のやりたい放題です。憲法を無視する方法を編み出した以上は,もはや怖いものはなにもありません。憲法の下にある法令など屁の河童です。
たとえば,辺野古問題をみていれば,もはや,日本国は「無法」状態であることがよくわかります。翁長知事による工事差し止め要請に対して,政府は,法律を悪用して(使えない法律を使って),むりやり翁長知事の「工事差し止め」効力の無効措置をとり,工事を再開しています。この措置に対しては,「普天間・辺野古問題を考える会」(代表・宮本憲一)が「知事判断を支持する」という声明を発表し,強く抗議をしました。また,行政法学者93名による「行政法違反」(政府のとった手続の不当性)を指摘した声明を発表しました。その一方では,辺野古3区に対して,政府が直接,地域振興補助金を交付するという,とんでもない暴挙にでました。これは,明らかに「地方自治法」違反です。それでも,政府は知らん顔です。さらに,熊本県でのオスプレイの飛行訓練は地元の賛成が得られないので見送るという(スガ官房長官)。熊本県民の民意は尊重するが,沖縄県民の民意は無視。これがアベ政権のやり方。これでは長年にわたる「沖縄差別」が,いまもなお,露骨に行われているとしかいいようがありません。
ことほど左様に,いまのアベ政権は憲法も法律も無視して,自分のやりたい放題がつづいています。「丁寧に説明する」と約束した舌の根も乾かないうちに,野党の要請する臨時国会はスルーして,喫緊の課題が山積しているのに(たとえば,TPP問題,など),すべて蓋をして知らん顔。これもとんでもないことで,立派な憲法違反です。「丁寧に時間をかけて説明する」と約束したアベ君は,またもや大嘘をついて,外遊に必死です。そして,金の大盤振る舞い。冗談じゃあない。国内には貧困家庭がいっぱいあって,食事もまともにできない子どもたちが「6人に1人」もいるというのに。あるいは,原発事故のために故郷を追われて放浪している人たちがいっぱいいるというのに。あるいはまた,ブラック企業にこき使われて,残業手当てももらえないまま,泣き寝入りしている若者たちがごまんといるというのに。
主要メディアも政権のいいなりなので,こうした「無法」状態にあることを批判しようともしない。だから,多くの国民も,なにも知らないまま,自分のことで精一杯。ジャーナリズム死して,残るは山河のみ。人間はみんな「事物」と化してしまいました。
こんなデタラメな政治が行われているのに,いやいや政府による立派な「犯罪行為」が行われているのに,野放しのままです。政治のトップから末端にいたるまで,まさに「無法」状態。これをいいことに「ばれなきゃあ丸儲け」とばかりに,守銭奴たちは,だれもかしこも「悪」の道に走り出してしまっています。
これでは,一気に,日本国が崩壊してしまうのは必定。いな,もう立派に崩壊しています。あとは,戦争状態に持ち込んで,国民の眼を欺き,逃げ切ろうという算段なのでしょうか。おそらく,アベ政権は,政治的なトラブルが起きてにっちもさっちもいかなくなったら,すぐにも自衛隊を海外に派遣して,非常事態を出来させる暴挙にでることでしょう。そうなったら取り返しのつかないことになってしまいます。それではわたしたち国民が困るので,その前に,「お腹が痛くなって」,政権を投げ出してほしいものです。
こんな危険な状態になっているというのに,野党は野党で,目先の利害打算に眼を奪われていて,大局を見失っているようにおもいます。唯一,共産党だけが,現段階では正常な見識を示しているようにおもいます。
たったひとりの人間が狂ってしまったからとんでもないことになってしまったとおもっていたら,どっこい,気づいてみたらわれわれもみんな狂ってしまっていた,というのが現状のようです。こうして,独裁政治が独走し,ファシズムが全体を覆うようになっていくのでしょう。空恐ろしいことが現在進行形で進展していることに,わたしたちはもっともっとナーバスにならなくてはなりません。
SESLDs の若者たちは,しっかりと,ここに照準を当てて,つぎなる戦略に取り組んでいるようにおもいます。わたしたち大人はもっと頑張らなくてはいけません。黙っていることは,現段階では,アベ政権支持と同じことを意味します。もし,そうでないのであれば,自分の声をあげるか,行動にでる以外にはないのです。
わたしは,いま,こんな風に考えていることを宣言します。10月30日。大場亀三郎(これはわたしのペンネーム)。
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