2015年3月18日水曜日

暖かで穏やかな一日でした。河津桜が散り始め,緋寒桜が開花寸前。

 今日(3月17日)は4月中旬並の気温を記録し,急に春が到来したかとおもわれるほどの暖かい一日となりました。鷺沼の事務所に通う,いつもの植木屋さんの庭の河津桜が散り始めていました。そのすぐとなりの緋寒桜が開花寸前。春爛漫の雰囲気がこの一帯だけに漂っていました。なんとものどかな気分を味わうことができ,ほっとしました。

 
こちはは河津桜。桜は木の上の方から開花をはじめ,散るのもやはり上から。この写真でもおわかりのように,上の方はすでに葉桜になりはじめています。そして,中段から下段にかけて満開の度合いが違うのがよくわかります。左下のところに緋寒桜がちょっとだけ顔を覗かせています。ピンクの河津桜と緋色の緋寒桜が好対照です。


 こちらが緋寒桜の南側の半分。ことしは勢いがいいので,みんなみごとに咲いてくれそうです。こんなに元気がいいのは久しぶりです。一昨年は,蕾のままで枯れ落ちてしまいました。というより,なんとなく元気がなく,蕾もそれほど大きくならないので心配していましたら,やはり,中途半端な蕾のまま枯れてしまいました。なんともいやな気分でした。なにか緋寒桜にとって不都合な気象条件でもあったのか・・・と考えていたら,もしかして・・・?とけして現実になってほしくない妙な妄想までしてしまいました。昨年も,それほど元気があったとはおもえませんでしたが,なんとか開花することはできました。が,ことしは大丈夫なようです。ほぼ完璧な姿で開花することができそうです。もともと,下を向いて開花する種類ですので,どこか沈痛な気持にはさせられる花です。手前の右側は,いまにも開花せんばかりの勢いです。明日には開花することでしょう。

 世の中,暗い話題ばかりがつづきます。ひとつとして明るい話題がありません。ことしは,パッと花見でもして,気分転換をし,その勢いを借りて,フクシマやオキナワの集会やデモにも参加しようとみずからに言い聞かせています。それと,なにがなんでも戦争をする国になることだけは阻止しなくてはなりません。いまの若い人たちに戦争の悲惨さというものをつたえることも,わたしのような戦争体験世代の大事な仕事であり,責任だとおもいます。これまでなんとなく憚られて,あまり話題にもしてきませんでした。それがいけなかったのでは・・・と反省しています。

 いつものことですが,できるところから,ささやかでもいい,行動を起こすことからはじめたいとおもいます。そんな気持にさせてくれる,暖かくおだやかな今日一日の気候でした。

 あと10日もすれば,染井吉野が開花する,と気象庁は発表しています。ことしは少しばかり早いようです。いい天気に恵まれることを祈りたいとおもいます。

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