2020TOKYO 神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会が,いよいよはじまった国立競技場解体工事にたいして緊急の「抗議声明文」を発表しました。この会は,共同代表11名がすべて女性という,ちょっと面白い会なのです。言ってみれば,女性のまなざしをベースにした,これまでにない視点からの問題提起をくりひろげてきています。
参考までに,そのメンバー11名を紹介しておきましょう。
大橋智子,上村千寿子,酒井美和子,清水伸子,多田君子,多児貞子,日置圭子,森桜,森まゆみ,山本玲子,吉皮千晶。
よく知られている人としては作家の森まゆみさんがいます。集会などでの司会もつとめていたり,記者会見などで目立っていますが,会の運営などの様子を外から眺めているかぎりでは,みなさん全員がそれぞれに役割を分担して和気あいあいとした雰囲気が感じられます。
わたしは,早くから,この会の動向に注目していて,シンポジウムや抗議集会などにはできるだけ参加するようにしてきました。この会を応援する男性陣も錚々たるメンバーがいて,異色な存在ぶりを発揮してきました。
この会が,とうとう「緊急声明」として「国立競技場の解体と神宮外苑の樹木伐採に抗議します」という声明文を発表しました。全文は,この会のホームページ http://2020-tokyo.sakura.ne.jp でご確認ください。なお,このホームページはとてもよくできていて,これまでの活動の記録がすべて整理されて掲載されています。たとえば,「新国立競技場問題年表」なども掲載されていて,とても役に立ちます。
抗議声明文の,まえがきに相当する部分は短いので,せめてここだけでも転載しておきたいとおもいます。
2015.3.5.
国立競技場の解体工事が始まりました。
当会は,2013年11月以来,新国立競技場の建設計画が
財政や規模,環境,景観などの観点から市民の将来にとって,
大きな負担になることを警告し,現競技場の改修と活用を求めてきました。
解体に強く抗議します。
この前文につづいて「声明文」(日本語)と「声明文」(英語)が掲載されています。
宛て先は,「国立競技場将来構想有識者会議 委員」です。その委員の名前も参考までに挙げておきましょう。
佐藤禎一,安西祐一郎,安藤忠雄,戸倉俊一,小倉純二,舛添要一,遠藤利明,横川浩,鈴木 寛,鈴木秀典,竹田恒和,張富士夫,鳥原光憲,森喜朗,笠浩史(以上15名)。
この,民意から遊離してしまっている,常識を逸脱した特権階級の人びとの名前をしっかりと覚えておきましょう。これだけのメンバーがそろっていて,なぜ,「戦後最大の愚挙」と呼ばれる国立競技場解体と新国立競技場建設が,平然と行われてしまうのでしょうか。いやいや,このメンバーだからこそ,そうなってしまうのだ,と言うべきなのでしょうが・・・・。功なり名を遂げた人びとというのは,やはり,どこかふつうではありません。でも,こういう人たちが日本の将来に大きな影響力を及ぼす力をもっているのですから,困ったものです。でも,それが「有識者」と呼ばれる人びとの実態であるということだけは忘れないように。
それに引き換え,女性11名の共同代表による「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」のみなさんのまなざしは,みごとなまでに正鵠を射ています。なのに,この人たちの声には耳を傾けようともしません。それが,こんにちの日本国の典型的な縮図となっています。一事が万事,この傾向がますます強くなってきています。民主主義さえ無視して平気の政府を筆頭に,むしろ,ブレーキの効かなくなった車同然,暴走をはじめています。
このままの進み行きですと,東京五輪2020が,どんなものになってしまうのか,恐ろしいばかりです。東京五輪1964のときとは,まるで別世界の観がします。
今回,発表された声明文は,みごとなまでの「名文」です。上に挙げた委員が名指しで責任を問われており,だれがどのような言動をしてきたのか,という実態まで浮き彫りにされています。ぜひ,ご一読をお薦めします。
なお,この情報はFBでも,何人かの人にお願いをして流してもらっています。参照していただければ幸いです。ご友人にも声をかけ,拡散していただければ・・・と願っています。
以上です。
参考までに,そのメンバー11名を紹介しておきましょう。
大橋智子,上村千寿子,酒井美和子,清水伸子,多田君子,多児貞子,日置圭子,森桜,森まゆみ,山本玲子,吉皮千晶。
よく知られている人としては作家の森まゆみさんがいます。集会などでの司会もつとめていたり,記者会見などで目立っていますが,会の運営などの様子を外から眺めているかぎりでは,みなさん全員がそれぞれに役割を分担して和気あいあいとした雰囲気が感じられます。
わたしは,早くから,この会の動向に注目していて,シンポジウムや抗議集会などにはできるだけ参加するようにしてきました。この会を応援する男性陣も錚々たるメンバーがいて,異色な存在ぶりを発揮してきました。
この会が,とうとう「緊急声明」として「国立競技場の解体と神宮外苑の樹木伐採に抗議します」という声明文を発表しました。全文は,この会のホームページ http://2020-tokyo.sakura.ne.jp でご確認ください。なお,このホームページはとてもよくできていて,これまでの活動の記録がすべて整理されて掲載されています。たとえば,「新国立競技場問題年表」なども掲載されていて,とても役に立ちます。
抗議声明文の,まえがきに相当する部分は短いので,せめてここだけでも転載しておきたいとおもいます。
2015.3.5.
国立競技場の解体工事が始まりました。
当会は,2013年11月以来,新国立競技場の建設計画が
財政や規模,環境,景観などの観点から市民の将来にとって,
大きな負担になることを警告し,現競技場の改修と活用を求めてきました。
解体に強く抗議します。
この前文につづいて「声明文」(日本語)と「声明文」(英語)が掲載されています。
宛て先は,「国立競技場将来構想有識者会議 委員」です。その委員の名前も参考までに挙げておきましょう。
佐藤禎一,安西祐一郎,安藤忠雄,戸倉俊一,小倉純二,舛添要一,遠藤利明,横川浩,鈴木 寛,鈴木秀典,竹田恒和,張富士夫,鳥原光憲,森喜朗,笠浩史(以上15名)。
この,民意から遊離してしまっている,常識を逸脱した特権階級の人びとの名前をしっかりと覚えておきましょう。これだけのメンバーがそろっていて,なぜ,「戦後最大の愚挙」と呼ばれる国立競技場解体と新国立競技場建設が,平然と行われてしまうのでしょうか。いやいや,このメンバーだからこそ,そうなってしまうのだ,と言うべきなのでしょうが・・・・。功なり名を遂げた人びとというのは,やはり,どこかふつうではありません。でも,こういう人たちが日本の将来に大きな影響力を及ぼす力をもっているのですから,困ったものです。でも,それが「有識者」と呼ばれる人びとの実態であるということだけは忘れないように。
それに引き換え,女性11名の共同代表による「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」のみなさんのまなざしは,みごとなまでに正鵠を射ています。なのに,この人たちの声には耳を傾けようともしません。それが,こんにちの日本国の典型的な縮図となっています。一事が万事,この傾向がますます強くなってきています。民主主義さえ無視して平気の政府を筆頭に,むしろ,ブレーキの効かなくなった車同然,暴走をはじめています。
このままの進み行きですと,東京五輪2020が,どんなものになってしまうのか,恐ろしいばかりです。東京五輪1964のときとは,まるで別世界の観がします。
今回,発表された声明文は,みごとなまでの「名文」です。上に挙げた委員が名指しで責任を問われており,だれがどのような言動をしてきたのか,という実態まで浮き彫りにされています。ぜひ,ご一読をお薦めします。
なお,この情報はFBでも,何人かの人にお願いをして流してもらっています。参照していただければ幸いです。ご友人にも声をかけ,拡散していただければ・・・と願っています。
以上です。
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