今日(25日)の西谷修さんのブログは必読ですので,お薦めします。
じつは,事前に,24日の午後,参議院議員会館でオスプレイの強行配備反対の声明を発表し,記者会見をするという話を聞いていましたので,昨夜のテレビと今日の新聞をチェックしていました。が,テレビはもちろん,『東京新聞』もひとことも取り扱ってはいませんでした。そんなバカな・・・と思ってネットをあたってみたら『毎日新聞』がとりあげていました。ほかにもあったかも知れません。
で,いつもながらのことだとは覚悟していましたが,あまりにガッカリして,西谷さんのブログを開いてみました。そこには手際よく,昨日(24日)の記者会見のことが書かれていました。タイトルは「オスプレイ強行配備反対の声明」。声明文も全文,紹介されていますので,じっくりと読むことができます。箇条書きにされた,とても簡潔に要領をえた声明文になっています。
この西谷さんのブログのなかに,昨日の記者会見の映像が流れていることが書いてありました。Ustreamで流れているので,ここをクリックせよという印があって,⇒IWJ(インターナショナル・ウェブ・ジャーナル),とありまた。早速,開いてみました。
「120924 オスプレイの沖縄配備に反対する学者・文化人共同声明発表」(63.39)というタイトルが現れて,ほぼ1時間の記者会見が流れてきました。元『世界』の編集長の岡本さんが司会をつとめ,3人のコメンテーターが並び,順番にひとりずつ主張を述べています。西谷さんは一番最後に登場(25分後くらいから)。
短い時間のなかで,西谷さんはつぎのようなお話を展開されています。思いつくまま書いてみますと,以下のとおりです。
オスプレイはアメリカはもとよりハワイでも飛行訓練をすることができないほど危険だから日本に持ち込んできたものであること,それをまたまたオキナワに重点的に配備すること,復帰40年で明らかになったことはヤマトはオキナワの立場を無視していること,日本政府はアメリカのいいなりでしかないこと,だから,オキナワは「自立」の道を探りはじめていること,オスプレイの強行配備は日米安保条約が構造的に破綻をきたしていることの証左であること,日本はアメリカの顔色ばかりうかがってきたために近隣諸国を「友達」にする努力をなおざりにしてきたこと,気がつけば近隣諸国に「友達」がひとりもいないみじめな国になってしまっていること,などなどを,いつものようにじつにわかりやすく語ってくれています。
ほかの論者の方のお話もなかなか魅力的ですので,ぜひ,この記者会見をご覧になってください。少なくとも,日頃,テレビや新聞紙上に流れている「オスプレイ問題」の見方・考え方とは,一味もふた味も違う,まことに理路整然たる論拠を提示してくれています。たとえば,オスプレイは安全性ばかりが論議されているけれども,それだけで終わってはならない,オスプレイ強行配備の裏にはオキナワの米軍基地を「固定化」する企みが隠されていること,そこまで見通した議論と行動が必要だ,という具合に。
いよいよ西谷さんが動きはじめた,という印象をつよくもちました。あまりに急なことだったので,いささか驚きましたが・・・・。というのは,19日(水)の太極拳の稽古のときにはまったく話題にもなっていませんでしたから・・・・。急転直下,ある決意をした,ということでしょうか。
ついでに書いておきますと,28日(金)には「領土問題」に関する声明文の発表と記者会見が予定されています。いま,声明文が西谷さんからわたしのところにもとどいていて,署名集めのお手伝いをさせてもらっています。声明文のタイトルは,「領土問題」の悪循環を止めよう──日本の市民のアピール(2012年9月28日),です。いま,メディアを流れている「領土問題」とはまったく異なる,まことに穏当な論理が展開されています。もし,協力する意志をお持ちの方は,わたしのところにご一報ください。すぐに,声明文のファイルを転送します。
最後に,西谷さんのブログは必見ですので,ぜひ,チェックしてください。「西谷修」で検索すれば,ブログにはすぐに到達できます。
いま,まさに,トータルな意味で(「3・11」以後の復興,原発,オスプレイ,領土,等々,こんにちまでの困難な情況のすべて),日本は大きな,大きな転機に立たされています。ここで道を踏み外すととんでもないことになりかねません。ひとりの人間として,日本国民のすべての人が本気で考えるときだと思います。
ピンチはチャンスでもあります。大きく日本が脱皮・変身するためには絶好のチャンスでもあります。これからが勝負どころです。そのつもりで,こんごに臨みたいと思います。
じつは,事前に,24日の午後,参議院議員会館でオスプレイの強行配備反対の声明を発表し,記者会見をするという話を聞いていましたので,昨夜のテレビと今日の新聞をチェックしていました。が,テレビはもちろん,『東京新聞』もひとことも取り扱ってはいませんでした。そんなバカな・・・と思ってネットをあたってみたら『毎日新聞』がとりあげていました。ほかにもあったかも知れません。
で,いつもながらのことだとは覚悟していましたが,あまりにガッカリして,西谷さんのブログを開いてみました。そこには手際よく,昨日(24日)の記者会見のことが書かれていました。タイトルは「オスプレイ強行配備反対の声明」。声明文も全文,紹介されていますので,じっくりと読むことができます。箇条書きにされた,とても簡潔に要領をえた声明文になっています。
この西谷さんのブログのなかに,昨日の記者会見の映像が流れていることが書いてありました。Ustreamで流れているので,ここをクリックせよという印があって,⇒IWJ(インターナショナル・ウェブ・ジャーナル),とありまた。早速,開いてみました。
「120924 オスプレイの沖縄配備に反対する学者・文化人共同声明発表」(63.39)というタイトルが現れて,ほぼ1時間の記者会見が流れてきました。元『世界』の編集長の岡本さんが司会をつとめ,3人のコメンテーターが並び,順番にひとりずつ主張を述べています。西谷さんは一番最後に登場(25分後くらいから)。
短い時間のなかで,西谷さんはつぎのようなお話を展開されています。思いつくまま書いてみますと,以下のとおりです。
オスプレイはアメリカはもとよりハワイでも飛行訓練をすることができないほど危険だから日本に持ち込んできたものであること,それをまたまたオキナワに重点的に配備すること,復帰40年で明らかになったことはヤマトはオキナワの立場を無視していること,日本政府はアメリカのいいなりでしかないこと,だから,オキナワは「自立」の道を探りはじめていること,オスプレイの強行配備は日米安保条約が構造的に破綻をきたしていることの証左であること,日本はアメリカの顔色ばかりうかがってきたために近隣諸国を「友達」にする努力をなおざりにしてきたこと,気がつけば近隣諸国に「友達」がひとりもいないみじめな国になってしまっていること,などなどを,いつものようにじつにわかりやすく語ってくれています。
ほかの論者の方のお話もなかなか魅力的ですので,ぜひ,この記者会見をご覧になってください。少なくとも,日頃,テレビや新聞紙上に流れている「オスプレイ問題」の見方・考え方とは,一味もふた味も違う,まことに理路整然たる論拠を提示してくれています。たとえば,オスプレイは安全性ばかりが論議されているけれども,それだけで終わってはならない,オスプレイ強行配備の裏にはオキナワの米軍基地を「固定化」する企みが隠されていること,そこまで見通した議論と行動が必要だ,という具合に。
いよいよ西谷さんが動きはじめた,という印象をつよくもちました。あまりに急なことだったので,いささか驚きましたが・・・・。というのは,19日(水)の太極拳の稽古のときにはまったく話題にもなっていませんでしたから・・・・。急転直下,ある決意をした,ということでしょうか。
ついでに書いておきますと,28日(金)には「領土問題」に関する声明文の発表と記者会見が予定されています。いま,声明文が西谷さんからわたしのところにもとどいていて,署名集めのお手伝いをさせてもらっています。声明文のタイトルは,「領土問題」の悪循環を止めよう──日本の市民のアピール(2012年9月28日),です。いま,メディアを流れている「領土問題」とはまったく異なる,まことに穏当な論理が展開されています。もし,協力する意志をお持ちの方は,わたしのところにご一報ください。すぐに,声明文のファイルを転送します。
最後に,西谷さんのブログは必見ですので,ぜひ,チェックしてください。「西谷修」で検索すれば,ブログにはすぐに到達できます。
いま,まさに,トータルな意味で(「3・11」以後の復興,原発,オスプレイ,領土,等々,こんにちまでの困難な情況のすべて),日本は大きな,大きな転機に立たされています。ここで道を踏み外すととんでもないことになりかねません。ひとりの人間として,日本国民のすべての人が本気で考えるときだと思います。
ピンチはチャンスでもあります。大きく日本が脱皮・変身するためには絶好のチャンスでもあります。これからが勝負どころです。そのつもりで,こんごに臨みたいと思います。
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