日々の時事ネタは,もう,腹の立つことばかりで,しばらくブログで書くのはやめようと思っていたにもかかわらず,書かずにはおけない「事件」が続発している。沖縄の米兵の問題も,もはや,なにをかいわんや,というところ。ここまでくると,占領地支配のままの「日米地位協定」に諸悪の根源があることは明らか。にもかかわらず,そのことを,日本の政府は知らぬふりをして黙認している。のみならず,オスプレイを購入する話まででてくる始末。日本政府が,アメリカ政府に意のままにコントロールされている姿が丸見えになってきている。
いま,即刻,取りかからなくてはならないことは「日米地位協定」の撤廃を求める外交交渉を政治レベルではじめるべきだ。このチャンスを逃したら,ますます事態は悪化の一途をたどることになる。しかし,だれも動こうとはしない。沖縄県民はますますヤマトに背を向けることになる。政治の空白はつづくばかり。
と思っていたら,こんどは,久し振りに大臣に返り咲いた真紀子さん。前の外務大臣のときの過ちをくり返さないようにという配慮からか,文部科学大臣として慎重にスタートした,と思っていた矢先のことだ。やはり,またまた,暴走をはじめた。これは間違いなく病気だから,こういう病人を大臣のような要職につけてはならない。この人は,ひとりの国会議員とし「吼えて」いるだけなら人畜無害だが,大臣になるとそうはいかない。職権を乱用して暴走し,世の中を混乱に陥れ,大騒ぎになってしまう。こんどの「3大学新設認めず」もそれだ。大学設置・学校法人審議会が出した最終答申をひっくり返してしまった。これは,前代未聞のできごとだそうだ。しかも,常識を欠いている。なぜなら,文部科学省が積み上げてやってきた仕事を,最終段階で大臣職権を用いて否定したということだから。あちこち,四方八方,たまったものではない。
メディアの報道で確認できた範囲では,真紀子さんの言っていることは正しい。しかし,方法は大間違い。つまり,こういうことだ。
真紀子さんの言い分はこうだ(『東京新聞』2日夕刊)。
田中文科相は同日の記者会見で「大学設置認可のあり方を抜本的に見直す」と指摘。設置認可を文科相に答申する審議会の見直しを進め,併せて設置認可手続きを厳格化する考えを示した。
ここまでは正しい。わたしも賛成だ。しかし,だからといって,3大学の新設を,この段階で「NO」というのは間違いだ。これからさきに提出される新しい大学設置申請について,厳格化する,というのならとてもよくわかるし,国民の支持も得られよう。そうではなくて,この3大学は来年4月から学生募集するためのあらゆる準備を完了している。そこを見届けて,審議会が審査の結果「合格」を大臣に答申した。そうしたら,大臣が「NO」と言って結論をひっくり返してしまった。
大学を新設するためには,およそ3年くらい前から,文科省と折衝を開始する。場合によっては,5年も前から折衝を開始する。そして,文科省の認可を得るために,徹底して文科省の指導・助言を仰ぎながら,慎重に準備を進めていく。そして,いくつものハードルを一つひとつクリアし,その上で,最終答申を待つ。だから,今回の3大学の場合も,文科省の指導どおりに準備を進めてきたはずだ。だからこそ,設置審議会は「合格」の判定をくだしたのだ。にもかかわらず,それを大臣職権でつぶされてしまった,というのだからたまったものではない。3大学からしてみれば,きつねにつままれたような話だ。
3大学は,この11月の段階なら,建物も施設・設備もほぼ完成しているはずだ。教員採用人事もほぼ完了している。事務職員の採用人事も完了。そうした資料も全部提出して,あとは,最終答申をえて,大臣から大学設置認可をしてもらうだけのところにきている。それこそ今夜にでも「設置認可」が下りて,その祝杯を挙げる準備までしていたのではないか,と思う。
もっと言っておこう。大学新設の場合には,教員採用に関しても,適格者であるかどうか,一人ひとりの研究・教育業績まで,文科省の審査を経ていなくてはならない。それらも,すべてクリアしてきて,どこにも問題がなく,設置審議会もOKだったのに,大臣職権による「NO」だ。とんでもない話だ。
まあ,こうなったら,3大学側が「訴訟」を起こすしか方法はない。あるいは,真紀子さんが「NO」を引っ込めて陳謝するか。それなら急がなくてはならない。もう,あれこれ議論している時間はない。が,こんなケチがついてしまったら,学生も集まってはこないだろう。そうなると,こんどは損害賠償まで要求されることになる。
いずれにしても,田中真紀子という人物が,大臣としての適性を欠く病人だということがはっきりしたのだから,即刻,辞めていただくしかない。「iPS細胞」に浮かれている場合ではない。こちらの取り扱いについても原発以上に厳重な法の整備をしておかないと,フクシマの二の舞になりかねない。わたしはとても心配している。それにしても人材がいない。
政治の空白どころか,人材の空白。
いま,即刻,取りかからなくてはならないことは「日米地位協定」の撤廃を求める外交交渉を政治レベルではじめるべきだ。このチャンスを逃したら,ますます事態は悪化の一途をたどることになる。しかし,だれも動こうとはしない。沖縄県民はますますヤマトに背を向けることになる。政治の空白はつづくばかり。
と思っていたら,こんどは,久し振りに大臣に返り咲いた真紀子さん。前の外務大臣のときの過ちをくり返さないようにという配慮からか,文部科学大臣として慎重にスタートした,と思っていた矢先のことだ。やはり,またまた,暴走をはじめた。これは間違いなく病気だから,こういう病人を大臣のような要職につけてはならない。この人は,ひとりの国会議員とし「吼えて」いるだけなら人畜無害だが,大臣になるとそうはいかない。職権を乱用して暴走し,世の中を混乱に陥れ,大騒ぎになってしまう。こんどの「3大学新設認めず」もそれだ。大学設置・学校法人審議会が出した最終答申をひっくり返してしまった。これは,前代未聞のできごとだそうだ。しかも,常識を欠いている。なぜなら,文部科学省が積み上げてやってきた仕事を,最終段階で大臣職権を用いて否定したということだから。あちこち,四方八方,たまったものではない。
メディアの報道で確認できた範囲では,真紀子さんの言っていることは正しい。しかし,方法は大間違い。つまり,こういうことだ。
真紀子さんの言い分はこうだ(『東京新聞』2日夕刊)。
田中文科相は同日の記者会見で「大学設置認可のあり方を抜本的に見直す」と指摘。設置認可を文科相に答申する審議会の見直しを進め,併せて設置認可手続きを厳格化する考えを示した。
ここまでは正しい。わたしも賛成だ。しかし,だからといって,3大学の新設を,この段階で「NO」というのは間違いだ。これからさきに提出される新しい大学設置申請について,厳格化する,というのならとてもよくわかるし,国民の支持も得られよう。そうではなくて,この3大学は来年4月から学生募集するためのあらゆる準備を完了している。そこを見届けて,審議会が審査の結果「合格」を大臣に答申した。そうしたら,大臣が「NO」と言って結論をひっくり返してしまった。
大学を新設するためには,およそ3年くらい前から,文科省と折衝を開始する。場合によっては,5年も前から折衝を開始する。そして,文科省の認可を得るために,徹底して文科省の指導・助言を仰ぎながら,慎重に準備を進めていく。そして,いくつものハードルを一つひとつクリアし,その上で,最終答申を待つ。だから,今回の3大学の場合も,文科省の指導どおりに準備を進めてきたはずだ。だからこそ,設置審議会は「合格」の判定をくだしたのだ。にもかかわらず,それを大臣職権でつぶされてしまった,というのだからたまったものではない。3大学からしてみれば,きつねにつままれたような話だ。
3大学は,この11月の段階なら,建物も施設・設備もほぼ完成しているはずだ。教員採用人事もほぼ完了している。事務職員の採用人事も完了。そうした資料も全部提出して,あとは,最終答申をえて,大臣から大学設置認可をしてもらうだけのところにきている。それこそ今夜にでも「設置認可」が下りて,その祝杯を挙げる準備までしていたのではないか,と思う。
もっと言っておこう。大学新設の場合には,教員採用に関しても,適格者であるかどうか,一人ひとりの研究・教育業績まで,文科省の審査を経ていなくてはならない。それらも,すべてクリアしてきて,どこにも問題がなく,設置審議会もOKだったのに,大臣職権による「NO」だ。とんでもない話だ。
まあ,こうなったら,3大学側が「訴訟」を起こすしか方法はない。あるいは,真紀子さんが「NO」を引っ込めて陳謝するか。それなら急がなくてはならない。もう,あれこれ議論している時間はない。が,こんなケチがついてしまったら,学生も集まってはこないだろう。そうなると,こんどは損害賠償まで要求されることになる。
いずれにしても,田中真紀子という人物が,大臣としての適性を欠く病人だということがはっきりしたのだから,即刻,辞めていただくしかない。「iPS細胞」に浮かれている場合ではない。こちらの取り扱いについても原発以上に厳重な法の整備をしておかないと,フクシマの二の舞になりかねない。わたしはとても心配している。それにしても人材がいない。
政治の空白どころか,人材の空白。
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