2014年8月23日土曜日

8・23「沖縄県民2000人大集会」に参加してきました。大盛況。

 8月23日午後2時に,キャンプ・シュワブゲート前での「沖縄県民2000人大集会」が,参加者全員によるシュプレヒコールによって開始されました。「島ぐるみ会議」をはじめとする超党派による県民の大集会です。実行委員会の開会時の発表では,当初の目標であった「2000人」をはるかに超える参加者に感動し,こころから感謝します,とのこと。しかも,まだ続々と人は集まってきていました。それはそれは,びっくりするほどの熱気にあふれていて,そこはかとなく沖縄県民のみなさんの強い意思を感じることができました。

 シュプレヒコールのあと,沖縄県選出の衆議院議員さん(3人)の挨拶と参議院議員の糸数慶子さんの挨拶がありました。ほかの議員さんの挨拶は意外に平凡なもので,なにも記憶には残っていませんが,糸数議員さんの話は印象に残りました。「昨日,ジュネーブから戻りました。国連の場を借りて,沖縄県民の人権を脅かす由々しき事態が,いま米軍基地移転をめぐって,辺野古崎周辺海域で展開されています。この窮状を救うべく,国際社会のみなさんのご理解とご協力をいただきたい,とお願いをしてきました」(ここで大きな拍手)。

 キャンプ・シュワブゲート前を走る道路の両側にある「歩道」での集会です。そこに2000人を超す人間が集まっています。ですから,ゲート前を中心にして左右300m(計600m)もの細長い集団を形成しています。歩道は移動するのも困難なほどの人(立っている人,座り込んでいる人)であふれ返っていました。もちろん,ゲート前周辺の土手の上にも人がいっぱいです。

 連日,座り込みをして抗議している人たちは青いテントを張って陣取っています。わたしたちが駆けつけ,その前を歩いていきますと笑顔で拍手をしてくださいます。なんだか恐縮してしまいました。こちらこそエールを送り,感謝の気持を表現したいところなのに,逆でした。なんと気持の温かい人たちなのだろう,と感じ入ってしまいました。

 本土のメディアはどこもきてはいませんでした。NHKをはじめ,民放も,そして,大手新聞社の取材班も眼にすることはありませんでした。ただし,沖縄のテレビ局と主要新聞社の取材は,だれの眼にもはっきりとわかりました。それと,意外に目立ったのは,外国の記者とおぼしき人たちがカメラマンと一緒に,あちこちでマイクをもってインタヴューをしていたことです。なかには,たった一人でノートを片手に,なにげなく参加者に声をかけ,熱心に話し込んでいる姿もありました。

 なのに,こんどもまた本土の主要メディアは無視するのでしょうか。
 これはこんごの検討課題としておきましょう。

 とりあえずは,今日,撮ってきた写真だけでも列挙しておくことにしましょう。

連日,座り込みをしている人びと。その前を通りがかった稲嶺名護市長さん(青いシャツを着てうちわをもっている人)を拍手で迎えています。
 
キャンプ・シュワブゲート前の警備員の人びと。その前にあるのがあの悪名髙き三角型鉄板。いつもですと,この後ろに警察官,そのまたうしろに自衛官が横一列に並んでいます。なぜか,今日はこれだけの警備。これもまた「みせかけ」なのでしょう。
 
ゲート前の土手の上にも大勢の人が立っていました。
 
琉球大学学生会と沖縄国際大学学生自治会の巨大な立て看板。
 
実行委員会のバスの屋根に立つ国会議員の人びと。赤いジャケットと白い帽子の人が糸数慶子議員。
 
沖縄大学の学生さんたち。
 
この抗議行動に参加した諸団体の登り旗。
 
〔追記〕
※その後の沖縄のメディアの報道によれば,3800人もの県民が集結したとのことです。この交通の便の悪いところに(那覇から車で約2時間,名護市からも約30分というロケーション),これだけの県民が集まったということに,感動を覚えます。
 
※この同じ日に,首相官邸前でも同様の抗議行動(デモを伴う)が展開された,と報道されています。いよいよ全国的な運動に展開していくのでは・・・と期待しています。
 

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