2015年4月18日土曜日

翁長知事・首相対談を『沖縄タイムス』で読む。この迫力。圧巻。

 昨日(17日)の翁長知事と首相との対談は,どのメディアもとりあげ,それぞれの立場から論評を加えている。しかし,そのとりあげ方の温度差・内容・視点・批評性のいずれもまったく異なる。当然といえば当然。しかし,そのあまりの落差には唖然とせざるをえない。

 たとえば,『産経新聞』などは「またまたゴネる沖縄」「金ゆすり対談」といった体たらくである。沖縄の民意が,いま,どのように「進化」しているかというその実態をなにも把握できていない。あまりに稚拙。なんともはや,あきれ返ってしまうばかり。まあ,ジャーナリズムとしては「赤っ恥」に類する取り扱いだ。

 今日の新聞は,ネットでヘッドラインだけでもチェックしてみるといい。各紙の特色がもののみごとに映し出されていて,それだけでも勉強になる。ひとくちに言ってしまえば,いずれも「腰砕け」である。その意味では,政府自民党による圧力が,そのまま表出しているとみていい。それに比べたら沖縄2紙の報道は気合が違う。その迫力たるや,これまたすさまじいばかりだ。そして,感動的ですらある。

 以下は『沖縄タイムス』のネット購読者用の紙面を,パソコンからじかに写真にしたものである。写真のとり方がまずいので恐縮だが,それでも,見出しを拾い読みすることはできるだろう。ぜひ,ひととおり眼をとおしていただきたい。

 あまりに面白い記事なので,いろいろコメントしたいことは山ほどあるが,ここは禁欲することにしよう。そして,ありのままの紙面を提示するにとどめ,あとはみなさんの判断にすべて委ねることにしよう。それが一番だとおもうから。


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