2015年9月14日月曜日

政治が乱れると自然界も反応か?ついに阿蘇山噴火。

 数日前の東京新聞のコラムに山口二郎さんが「人の世の乱れに自然界も呼応しているのではないか,どうもそんな風に思えて仕方ない」という趣旨のことを書かれていました。ああ,山口さんもそんな風に思う人なんだ,といたく共感してしまいました。もっとも,わたしの場合はもっと極端で,「人間もまた自然存在,だから,自然界と相互に共振・共鳴するのは当たり前」と,かなり本気で信じています。長い人生経験でもそれを裏切ることは,ほとんどありませんでした。

 昨夜の日曜討論を聞いていて,あきれることばかりでした。高村・北側の両氏の思考の狂い方が如実に現れていて,こういう発想しかできない人たちが政権の座についているのだから,もはやどうしようもない,としみじみ思いました。あの場でまともな発言をしていたのは,岡田,志位,山本の3人だけ。その他の野党代表もトンチンカン。もう,救いようがない,政治の堕落だ,とがっくりきてしまいました。

 もちろん,すでに,国会での審議を聞いていて(NHKが国会中継をしている間は),安倍政権の堕落ぶりは百も承知していましたが,ほかの野党の多くも同類だということを目の前で見せられてしまうと,ほんとうに落ち込んでしまいます。国会議員の圧倒的多数が,狂気の沙汰。それが,いまの日本の政治を動かしている・・・・。

 こういう惨状を嗅ぎ取った若者たちが,「これは変だぞ」と気づき,「自民党って気持ち悪いよね」というもっとも素直な感性を共有して立ち上がってきたのは,とてもよく理解できます。そこには凝り固まったイデオロギーはありません。「えーっ?どうして?」という素朴な疑問をベースにした,まさに,ごくふつうの人間としての反応です。ですから,そういう感性を共有できる,多くの国民の支持がえられたのだとおもいます。少なくとも,わたしはそうでした。

 いまや,全国津々浦々にいたるまで,ほんとうに「草の根」的な抗議行動が浸透しています。この情況に,政府自民党も公明党も相当に「脅威」をいだいているはずです。公明党にいたっては,支持母体である創価学会の会員が集めた署名を,党本部が受けとらない,受けとるには条件がある,というトラブルまで起きています。自民党も地方の議員さんたちは,これでは選挙に勝てない,と神経を尖らせている,という報道もあります。口には出さないけれども,自民党の国会議員も同じはずです。

 とことん追いつめられて,あとは,強行採決のタイミングを虎視眈々とうかがっている,ただ,そういうことしかできないところにきています。今日も「9・14」国会大包囲集会が18:30~から予定されています。なんとか天気がもちそうですので,大勢の人が集まってくるのではないかと期待しています。もちろん,わたしも参加の予定です。

 こういう,世俗の混迷に対して,自然界の神々も黙ってはいません。ついに,今日(14日)の午前10時50分ころには,阿蘇山が噴火しました。噴火した煙は約2000mに達しているといいます。テレビの画像でもみましたが,これは,どう考えても自然界の怒りの表明としか,わたしの眼には写りません。

 東京直下型?と言われている地震もありました。府中市では震度5弱だったと。震源地は東京湾。いよいよ,やってきたか,とわたしは覚悟しました。こういう地震が,もはや,日常的に日本列島では起きています。

 箱根・地獄谷の地下活動も少し収まりつつあるようですが,いつ,また,大きな噴火を起こすか予断を許しません。レベルを3から2に下げたのは,箱根駅伝を視野に入れての,かなり政治的な判断だ,という噂もあります。が,ことの真実は,わたしたちにはわかりません。この種の情報は,フクシマを筆頭に,精確な情報はすべて秘匿されてしまい,わたしたちは知ることができなくなっています。

 関東・東北の大水害も,自然界からの反逆ではないか,と。被災されたみなさんには申しわけありませんが,やはり,200年に一度といわれる集中豪雨に備えを怠った「人災」だという声も次第にもちあがってきています。これもまた政治の堕落がもたらした「人災」だというわけです。これは,東日本大震災の時と同じです。

 フクシマはいまも,どんどん情況は悪化しています。にもかかわらず,精確な情報は蓋をされたまま。わたしたちは,わずかに専門家の調査・研究の結果を聞き知ることしかできません。が,まぎれもなく悪化の一途をたどっていることは間違いなさそうです。

 にもかかわらず,原発の再稼働です。こんな「愚行」を「正しい」判断といいくるめる安倍政権の狂い方は,もはや「病気」としかいいようがありません。しかも,この「病気」にほとんどの国会議員が感染してしまっているのですから,もはや手のつけようがありません。

 のみならず,メディアまで感染してしまっているのですから・・・。NHKを筆頭に。たとえば,昨夜の日曜討論では,山本太郎がNHKがなぜ国会中継を止めたのかと発言しはじめた途端に,司会者はあわてて発言を制して,話題を転じてしまいました。その狼狽ぶりは映画をみるより迫力のあるスペクタクルでした。

 自然界の反応がこれ以上に激しくならないように,戦争法案だけは「廃案」にしてもらいましょう。その他の悪法が,戦争法案の陰に隠れて,ジャジャ漏れに議会を通過していますが,それには眼を瞑るとしても,戦争法案だけは,なんとしても「廃案」に持ち込みましょう。

 そうして,自然界の神々に祈りを捧げたいとおもいます。

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