日に日に日陰が長くなり,日脚は短くなる。あっという間に夕方がやってくる。この間まで明るかったのに,すぐに夕闇が迫ってくる。時計をみると,まだ,午後6時前なのに・・・・。
オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,ウイアース,ウイアース,ウイアース,ジ,ジ,ジ,ジィー。
わたしの出身地では,ツクツクホウシの鳴き声をこんな風に聞いていた。そして,この鳴き声が多くなってくると,ああ,夏休みも終わりだなぁ,と思ったものだ。なにか急速にゆたかな自由になる時間が逃げていくようで,子ども心にも寂しかった。あわてて,夏休みの宿題のにわか仕上げに追われたものだ。つまり,なにかが去って,つぎのなにかがやってくる,そういう端境期のようなうら寂しい印象が強い。
それはいまもわたしの気持の中では変わらない。なのに,ことしのツクツクホウシの鳴き声はどこか違って聞こえてくる。オーシンツクツクの出だしからして,どこか力がない。そして,ウイアースに入るところで,ウイッ,ウイッ,ウイッアース,ジ,ジ,ジ,ジィー,となんとも間抜けた鳴き方で終わる。とこかで痙攣を起こしているようだ。あれっ?放射能の影響?なとと勘繰ってします。
が,そうではなさそうだ。どうやら,猛暑のせいでツクツクホウシも少し変になってしまったようだ。去年までとは鳴き方が違うのはそのせいだ。この,いつはてるともしれない暑さのせいで蝉までおかしくなってしまったようだ。
ならば,人間さまも相当におかしくなってしまっても,なんの不思議もない。とりわけ,政治屋のみなさんは,完全にこの猛暑にやられてしまったようだ。それに引き換え,多くの国民のみなさんは健全そのもの。この猛暑をものともせずに,マンションの窓を開け放って風をとおし,節電にこれつとめている。良識ある企業もみんな節電につとめている。その結果,電力はピーク時でもなんの不安もない。
にもかかわらず,いまでも安定的な電力を確保するためにゲンパツが必要だと言い張る,頭の狂った政治屋さんと企業トップの理性を失った人々が居すわっている。この人たちは「命」よりも「カネ」の方が大事だと考えているようだ。経済第一優先。つまり,自分たちの確保した利権の方が国民の「命」よりも大事なのだ。
良識ある国民の大多数は,多少の不便は覚悟の上で,ゲンパツを廃止してほしいと声を大にして叫んでいるのに,ノダ君の耳には「騒音」にしか聞こえてはいない。かれの耳に聞こえる声は,官僚と財界の声だけだ。たぶん,オーシンツクツクがまともに鳴けなくなっているのも気づいてはいないだろう。官邸のあたりでもオーシンツクツクは鳴いているだろうに。
民主と自公は,都合のいいところでは手を結び,都合が悪くなると決別。そして,お互いの責任のなすりあい。それで選挙が闘えると思っているらしい。なんともけちくさい話ではないか。しかし,多くの良識ある議員はこれでは闘えないと気づいている。だが,いまのところは身動きがとれないでいる。そして,じっと動静を見極めようとしている。つまり,日和っているのだ。しかし,みずからの政治姿勢がはっきりしている政治家はとっくのむかしに離党し,堂々とみずからの信念にもとづいて,新たな道を歩みはじめている。
そんなことをしているうちに,とうとう問責決議案が参議院に提出され,可決されるという。こうなると,もはや,すべての議案は宙に浮き,つぎの国会が開かれるまで,すべて見送りになってしまう。日本国は完全に機能不全の状態に入り,とうとう集中治療室に放り込まれてしまうことになる。こんな馬鹿げた「政治ごっこ」を,「3・11」以後,手を変え品を変えして,懲りることもなく繰り返している。
日本政府が弱体化していることを見透かしたかのように,周辺国は一斉に動きはじめた。アフリカのサバンナで動物たちの狩りがはじまり,一番弱っている獲物にターゲットを絞り,遠巻きにしつつついに脅かしに入った,そんな状態だ。それに対してなにも打つ手がない。悲しい現実を,国民は目の当たりにしているだけだ。
こんなことをしているから,ますます,ハシモト君の出番が大きくなってくる。衆議院議員の定数を半分の240にしてしまえという。そして,比例配分して,定数是正を一気に解消してしまえ,と。半数以上の議員を確保できたらやりますよ,と豪語する。あまりにわかりやすくて恐ろしい。しかし,この鬱積した状態を打破するには,このくらいの迫力が必要なのだ。そうすると大衆は動く。ちょうど,ヒトラーが登場したときとよく似ている。ヒトラーは,多くの人が誤解しているようだが,まことに合法的に選挙で多数を確保して,あれだけの権力をわがものとしたのである。
一度,多数を占めてしまえば,解散しないかぎりその権力は維持される。そのさきに待っているのは・・・・説明するまでもないだろう。
10月には解散・総選挙だという。
いよいよもって日本国は正念場を迎える。問われているのは,われわれの一票だ。本気で,ほんきで,ホンキで,考えないといけない。
おそらく「想定外」の政界再編がこれから短期間のうちに展開されることになるのであろう。日本国憲政史上,未曽有のわけのわからない大混乱が起こるのだろう。メディアにも理解不能な・・・。そのどさくさにまぎれて,いったい,どんな政権がこの秋には誕生するのか,だれも予測はつかないだろう。
鳴き声が引きつってしまって,ウイッ,ウイッ,ウイッアースと鳴くツクツクホウシの鳴き声は,その悪しき予兆のようにわたしには聞こえて仕方がないのだか・・・・。
オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,オーシンツクツク,ウイアース,ウイアース,ウイアース,ジ,ジ,ジ,ジィー。
わたしの出身地では,ツクツクホウシの鳴き声をこんな風に聞いていた。そして,この鳴き声が多くなってくると,ああ,夏休みも終わりだなぁ,と思ったものだ。なにか急速にゆたかな自由になる時間が逃げていくようで,子ども心にも寂しかった。あわてて,夏休みの宿題のにわか仕上げに追われたものだ。つまり,なにかが去って,つぎのなにかがやってくる,そういう端境期のようなうら寂しい印象が強い。
それはいまもわたしの気持の中では変わらない。なのに,ことしのツクツクホウシの鳴き声はどこか違って聞こえてくる。オーシンツクツクの出だしからして,どこか力がない。そして,ウイアースに入るところで,ウイッ,ウイッ,ウイッアース,ジ,ジ,ジ,ジィー,となんとも間抜けた鳴き方で終わる。とこかで痙攣を起こしているようだ。あれっ?放射能の影響?なとと勘繰ってします。
が,そうではなさそうだ。どうやら,猛暑のせいでツクツクホウシも少し変になってしまったようだ。去年までとは鳴き方が違うのはそのせいだ。この,いつはてるともしれない暑さのせいで蝉までおかしくなってしまったようだ。
ならば,人間さまも相当におかしくなってしまっても,なんの不思議もない。とりわけ,政治屋のみなさんは,完全にこの猛暑にやられてしまったようだ。それに引き換え,多くの国民のみなさんは健全そのもの。この猛暑をものともせずに,マンションの窓を開け放って風をとおし,節電にこれつとめている。良識ある企業もみんな節電につとめている。その結果,電力はピーク時でもなんの不安もない。
にもかかわらず,いまでも安定的な電力を確保するためにゲンパツが必要だと言い張る,頭の狂った政治屋さんと企業トップの理性を失った人々が居すわっている。この人たちは「命」よりも「カネ」の方が大事だと考えているようだ。経済第一優先。つまり,自分たちの確保した利権の方が国民の「命」よりも大事なのだ。
良識ある国民の大多数は,多少の不便は覚悟の上で,ゲンパツを廃止してほしいと声を大にして叫んでいるのに,ノダ君の耳には「騒音」にしか聞こえてはいない。かれの耳に聞こえる声は,官僚と財界の声だけだ。たぶん,オーシンツクツクがまともに鳴けなくなっているのも気づいてはいないだろう。官邸のあたりでもオーシンツクツクは鳴いているだろうに。
民主と自公は,都合のいいところでは手を結び,都合が悪くなると決別。そして,お互いの責任のなすりあい。それで選挙が闘えると思っているらしい。なんともけちくさい話ではないか。しかし,多くの良識ある議員はこれでは闘えないと気づいている。だが,いまのところは身動きがとれないでいる。そして,じっと動静を見極めようとしている。つまり,日和っているのだ。しかし,みずからの政治姿勢がはっきりしている政治家はとっくのむかしに離党し,堂々とみずからの信念にもとづいて,新たな道を歩みはじめている。
そんなことをしているうちに,とうとう問責決議案が参議院に提出され,可決されるという。こうなると,もはや,すべての議案は宙に浮き,つぎの国会が開かれるまで,すべて見送りになってしまう。日本国は完全に機能不全の状態に入り,とうとう集中治療室に放り込まれてしまうことになる。こんな馬鹿げた「政治ごっこ」を,「3・11」以後,手を変え品を変えして,懲りることもなく繰り返している。
日本政府が弱体化していることを見透かしたかのように,周辺国は一斉に動きはじめた。アフリカのサバンナで動物たちの狩りがはじまり,一番弱っている獲物にターゲットを絞り,遠巻きにしつつついに脅かしに入った,そんな状態だ。それに対してなにも打つ手がない。悲しい現実を,国民は目の当たりにしているだけだ。
こんなことをしているから,ますます,ハシモト君の出番が大きくなってくる。衆議院議員の定数を半分の240にしてしまえという。そして,比例配分して,定数是正を一気に解消してしまえ,と。半数以上の議員を確保できたらやりますよ,と豪語する。あまりにわかりやすくて恐ろしい。しかし,この鬱積した状態を打破するには,このくらいの迫力が必要なのだ。そうすると大衆は動く。ちょうど,ヒトラーが登場したときとよく似ている。ヒトラーは,多くの人が誤解しているようだが,まことに合法的に選挙で多数を確保して,あれだけの権力をわがものとしたのである。
一度,多数を占めてしまえば,解散しないかぎりその権力は維持される。そのさきに待っているのは・・・・説明するまでもないだろう。
10月には解散・総選挙だという。
いよいよもって日本国は正念場を迎える。問われているのは,われわれの一票だ。本気で,ほんきで,ホンキで,考えないといけない。
おそらく「想定外」の政界再編がこれから短期間のうちに展開されることになるのであろう。日本国憲政史上,未曽有のわけのわからない大混乱が起こるのだろう。メディアにも理解不能な・・・。そのどさくさにまぎれて,いったい,どんな政権がこの秋には誕生するのか,だれも予測はつかないだろう。
鳴き声が引きつってしまって,ウイッ,ウイッ,ウイッアースと鳴くツクツクホウシの鳴き声は,その悪しき予兆のようにわたしには聞こえて仕方がないのだか・・・・。
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