2012年2月24日金曜日

第58回「ISC・21」3月東京例会開催のご案内・第1報。

※「ISC・21」のHPの掲示板が炎上して閉鎖していますので,その掲示板の代わりに,このブログでのご案内です。よろしくお願いいたします。

第58回「ISC・21」3月東京例会開催のご案内。

「ISC・21」(21世紀スポーツ文化研究所)が主催する第58回3月東京例会を下記の要領で開催しますので,万障お繰り合わせの上ご参加くださいますようご案内いたします。



1.日時:2012年3月19日(月)13:00~18:00
1.場所:青山学院大学・ガウチャー礼拝堂のある建物の5階第13会議室
※ガウチャー礼拝堂のある建物は,正門をまっすぐ進んで突き当たりの右側にある大きな建物です内側にガウチャー礼拝堂があります。そこを左側から迂回するようにして上階に上がるエスカレーターがあります。そちらをご利用ください。
1.プログラム
〇第一部:13:00~14:30 情報交換(研究活動,ブックレヴュー,その他近況など)
〇第二部:14:45~18:00 西谷修先生を囲む会。
テクスト:ナオミ・クライン著『ショック・ドクトリン』──惨事便乗型資本主義の正体を暴く,幾島幸子・村上由見子訳,岩波書店,2011年刊)。
このテクストのもつ意味について,西谷先生のお考えをじっくりとお聞きしたいと考え,この企画を立ててみました。西谷先生も喜んでお引き受けくださり,わたしたちの問いに応答してくださるとのことです。とても,ありがたいことです。
まずは,「世界」とはなにか,わたしたちが,いま,直面している「世界」とはどういう情況にあるのか。そして,名にし負うあのフリードマンが仕掛けた新自由主義にもとづく経済戦略とはなにであったのか(小泉改革もふくめて),そして,グローバリゼーションとはどういうことなのか,グローバル・スタンダードなる暴力装置がどのようにして仕掛けられ,実践されたのか,いまや狂気と化した理性の行方は・・・・,などについて西谷修先生から「ホンネ」のお話を引き出すことができれば・・・と密かに考えています。
同時に,ことしの8月6日(月)~9日(木)に予定されています「第2回日本・バスク国際セミナー」(神戸市外国語大学)のメイン・テーマは「グローバリゼーションと伝統スポーツ」です。この研究会はそれに向けての助走のひとつでもあります。
21世紀を生きるわたしたちは,期せずして「9・11」を経験し,さらには「3・11」を通過してしまいました。いまから過去にもどることはできません。そういうわたしたちにとって,これからの時代を「生きる」とはどういうことなのか。大きな問いが待ち受けています。そして,同時に,「グローバリゼーションとはなにか」「伝統スポーツとはなにか」という,スポーツ史・スポーツ文化論という土俵で仕事をしているわたしたちにとっては大きな問いが覆いかぶさってきています。
ヨーロッパに起源をもつ近代論理の破綻現象がますます大きくなりつつある現代世界にあって,わたしたちは,いよいよ「後近代」の論理を構築し,新たな理論武装をすることが避けては通れないところに立たされています。
そういうことも広く視野に入れて,西谷先生を可能なかぎり挑発しつつ,エッジに立つぎりぎりのお話を引き出すことができれば・・・と企んでいます。
そういうことが可能な「場」をわたしたちはできるだけ多くの人たちと共有したいと思います。
この会は,オープンで,どなたにも開かれた会ですので,どうぞ,興味・関心をお持ちの方はご遠慮なく参加してみてください。
ただし,この会の趣旨はよくご理解の上で,少なくとも,ナオミ・クラインのテクストだけはしっかりと読み込んだ上で参加してくださることを期待しています。

もし,可能であれば,西谷修さんの著作を一冊でも多く読み込んできてくださると,とてもエキサイティングな会になると思います。
たとえば,『理性の探求』(岩波書店),『<経済>を審問する』(〇〇社),などは必見です。

なお,終了後には,ささやかな懇親会を予定していますので,こちらにも参加してください。第2報で,最終的な,参加申込みの手続を表示しますので,その折にお知らせください。

とりあえず,第一報まで。

※掲示板の代わりですので,この「第一報」を確認された方は,この下にある「共感した」をクリックしてください。

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