2012年3月29日木曜日

春爛漫の到来。暖かい日差しと冷たい風(太陽と北風)のせめぎ合い。

今日(29日)は,朝から快晴。暖かい日差しがなんとも心地よい。日当りのいい歩道を歩いていると,太陽の暖かみが衣服の上からも感じられ,もうすでに,春の真っ盛りではないかと錯覚を起こす。反対に,日陰の歩道に入ると,吹く風の冷たさに驚く。ああ,まだまだ冬だなぁ,と思う。なんだか,嬉しくなってしまって,日当りのいい歩道と日陰の歩道とを交互に歩いて,春と冬のせめぎ合いを楽しむ。そういえば,そのむかし(中学1年生),『北風と太陽』という英語劇をやったことがあって,どういうわけかわたしに「北風」の役が当たったことを思い出す。

鷺沼の,いつもの通りを歩いて植木屋さんの屋敷にさしかかると,桜の花が一気に開いているではないか。2~3日前(このところ天気が悪かった)までは,いまにも開きそうではあったが,まだ,つぼみだった。なのに,暖かい日差しを受けたからなのか,一気に開花している。この桜は,たしか「河津ざくら」という名札が,数年前まではぶら下がっていたはず・・・。でも,記憶に自信はない。もう1本の開花寸前の緋寒桜も,すでに準備万端とどこおりなしの態勢。明日か,明後日か。

そのすぐ傍に,白のモクレンが,これまたいまにも開花しようとしている。不思議なことに,みんな足並みを揃えるかのように,同じ大きさのつぼみになっている。ひとりくらいフライイングして,早めに咲き始めても可笑しくないのに・・・・。律儀な花だ。さくらの方が,なんとなく乱れ咲くような印象がある。幹に近い方のつぼみから咲きはじめるのが普通だが,ときおり,その法則に反する場所で開花することがある。だから,面白い。

さらに,少し離れたところでは馬酔木(あせび)の白い花が咲いている。こちらは,もう,しばらく前から咲いていて,順番に咲いては散っているようだ。日陰でも可憐な花を咲かせる辛抱強さが感じられる。ここの馬酔木はとても日当りのいいところにあるので,なんとなくおっとりと咲いているようにみえる。わたしの目の錯覚だろう。

今日は,事務所に到達するまでに,ふだんとはまったく異なる身体を味わいながら歩き,写真を撮った。それには理由がある。その理由は,つぎのブログでどうぞ。

下に今日,撮影した花の写真をならべておきます。
じっくりとご鑑賞ください。




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