2012年3月8日木曜日

マラソンの川内選手は「給水」をさせてもらえなかったとか? まさか?

マラソンの川内選手が「給水」がうまくできなくて「動揺した」という談話が流れ,そうか,可哀相に,と思っていた。給水に失敗したくらいで,そんなに動揺するものなのか,といささか不思議に思っていたら,あまりよくない噂がいまネット上をまことしやかに流れている。

いろいろの憶測やら,ほんとうらしき証言まで含めて,さまざまあるが,どれも「ありうる」と思えるだけに「いやな」感じがしている。火のないところに煙は立たない,という。なにがしかの「火」がどこかに隠し置かれていたようだ。でも,そんなのは信じたくない。信じたくないけれども,そんなこともあるかも,と思えてしまうところが怖い。

ひとつは,単純に選手たちがわれさきにと急ぐあまりに,川内選手は自分の「スペシャル・ドリンク」を取り損なった,というもの。これは大いにありうる。これまでにも,有名選手が取り損なっている映像をみたことがある。手に引っかけたのに,取り落としてしまって,そのまま走りつづけた,という映像を。もし,そうだとしたら,それはある意味では仕方がないなぁ,とも思う。運が悪かった,と。

でも,一度だけなら,あきらめもつく。しかし,二度も給水に失敗した,と報道されている。しかし,これはほんとうに「失敗」だったのか,という憶測がそこから生まれてくる。そして,「動揺した」ということばの真意につながっていく。

そのうちのひとつ。この川内選手を,他の実業団選手たちが取り囲んで,妨害したらしい,という噂になるととたんに気持が一変してしまう。そんなことって「ありっ?」と。同じ選手同士は,場合によっては,給水に失敗した選手に自分のドリンクを渡したりする光景も,テレビをとおしてお馴染みになっている。なのに,なぜ,そんなことが・・・?と。

たしかに,川内選手は給水に失敗したのに,近くのどの選手からもドリンクをゆずってもらってはいない。このあたりはとても微妙だ。一匹狼的存在の川内選手には,親しいマラソン仲間も,そんなに多くはないだろう。だから,レースもまた孤立してしまう,と言われている。

おまけに,実業団の名だたる選手たちが不振で,オリンピック代表候補になれないまま,川内選手がその筆頭に名前が挙がっていた。そして,東京マラソンで,そこそこの成績を残せば,そのまま代表決定にもっとも近い存在となる。それを快く思わない実業団選手・コーチ・監督がいた,としたら・・・・。新聞記者の情報通の人が,それに近い発言を陸連幹部から直接聞いている,ともいう。となると,ことは単純ではなくなる。でも,ことの真相は「藪の中」。

さらに,偶然を装った「やらせ」(間違い)では・・・,というのがもうひとつの説。つまり,予定された場所に置いてなかった,というのだ。全然,別のところに置いてあった,と。選手たちは,あらかじめ,自分の「スペシャル・ドリンク」がどの場所に置かれているかは知らされている。しかし,その所定の場所に置いてなかったとしたら・・・・・。しかも,それがまことしやかに流れている。ひょっとしたら・・・と思わせられてしまうところが怖い。

もっと恐ろしいのは,川内選手の「スペシャル・ドリンク」はどこにも置いてなかったらしい,という話である。「スペシャル・ドリンク」の管理はすべて陸連に任されているという。だから,「うっかりミス」を仕掛けたら,だれにもわからない,という。川内選手が「動揺した」と発言したことの真意は,必死に探したけれども「どこにも見当たらなかった」というところにあったらしい,というのである。もし,そうだとしたら・・・,川内選手ならずとも「動揺した」だろう。まことに恐ろしいことではないか。でも,そんなことはありえない,と信じたい。オリンピック代表候補選手を狙い撃ちするような,そんなことはありえない,と。

でも,近頃の原発事故関連情報の隠蔽工作が,徐々に明るみにでてくるにつれ,わたしたちの多くが,みんな不信感に襲われている。世の中,なにが行われているのかさっぱり信用できない,と。だから,ひょっとしたら・・・・と思いたくなる。思いたくないけれども,そちらに引っ張られて行ってしまう。

最後にある噂は,川内選手は真相を知っている,しかし,かれはほんとうのことは口が裂けても言わないだろう,と。だから,最小限の「動揺した」とだけ発言したのだ,と。

大会翌日の丸坊主頭の記者会見をみると,これまた「ありうる」に傾いてしまう。こうなったら,もう,川内選手を代表に選出する以外には,これらの「噂」を打ち消す方法はないかも・・・・。

こんなことも含めて,さて,最終発表やいかに。

※ここで終わりにしておこうと思ったけれども,最後にひとこと。
近代スポーツ競技は,こんなことまでまことしやかに噂されるほどに「堕落」してしまった,ということだ。それほどまでに「手垢」によごれた人びとによって大きな大会が管理・運営されている,ということだ。つまり,利害の得失によって,いかようにも振り回される実態の一部がついに露呈しはじめた,ということだ。競技団体の裏側の真相は,部外者には話せないことでいっぱいらしい。こちらは,わたしが,直接,その当事者から聞いている。どの競技団体も叩けば埃がでる,という。その氷山の一角のような話はすでにいくつも露呈して,そのつど,大きな話題を呼んできた。ご記憶の人も多いと思う。近代スポーツ競技は,こんご,どのようにあるべきか,とことん議論をつくす必要があろう。わたし自身は「近代スポーツのミッションは,とうのむかしに終った」と考えているのだが・・・・。

2 件のコメント:

大仏 さんのコメント...

ブログの内容を知人の数人に話してみました。みんなほぼ同じ答えで「あるかもしれへんなぁ」という反応。世間の人たちは、案外普通に受け止めているのかも。これも思考停止状態ですか?

Unknown さんのコメント...

「これは奇怪しい」と気づいていながら,なにもしない人が「思考停止」状態の人,といまのところ考えています。一番困るのは「確信犯」。とくに「長」と名のつく人たちに多い。イナッチ。