2014年2月22日土曜日

じつは,胃ガンの手術を受けていました。昨日(21日)から重湯と味噌汁を飲んでいます。

ずっと伏せておこうかと思いましたが,こんなことは隠しておいても仕方のないことだ思いなおし,公表することにしました。いまのところきわめて順調に回復してきていますので,ご安心ください。


17日(月)に手術。一晩,ICUで監視。翌18日(火)には一般病棟に移りました。驚いたことに,この日から歩く訓練をしなさい,という。えっ?本気ですか,と思わず聞き糺しました。そうだ,という。からだ中,管がまとわりついています。まずは,点滴,体液を外に出すためのドレーンの管と器,脊髄には痛み止めの薬をいれるための管と薬。鼻には管が差し込まれたまま,尿管と容器もまだ身につけたまま。こんな状態でも「歩け」と仰る。いやはや驚きでした。


それよりももっと大変だったのは,ベッドから起き上がることとベッドに横たわることの二つ。これも自力でやりなさい,と。途中で腹筋が突然収縮を起こし,激痛とともに身動きできなくなってしまいます。この激痛との闘いがはじまりました。なぜなら,尿管をはずされてしまったからです。水分を点滴をとおしてどんどんからだの中に流し込んでいるわけですから,ただでさえ頻尿症のわたしは1時間ごとにトイレに通うはめに陥ってしまいました。一度,トイレに行ってもどってきてベッドに横たわると,冷や汗がどっと吹き出してきます。こんなことの繰り返し。


夜は夜で,同じようにトイレ通い。加えて,傷跡の痛みや胃腸の痛みがでて,痛み止めの薬の助けを借りたりしながら,長い夜を過ごしました。


19日,20日と同じような状態がつづきましたが,昨日の21日には少し安定してきて,からだにまとわりついていた残りの管が一気に抜かれ,残るは点滴のみ。これだけでずいぶん楽になりました。おまけに,21日の昼食から重湯がとれるようになりました。残りの課題は,ガス抜き。手術後,まだ,一回もおならがでません。下腹が張ってきて,いまやパンパンになっています。いつでも出そうなところまできているのですが,出ません。


こちらも,21日の夜,就寝してまもなく,ポコッと卵を生んだときのような感覚のおならがでました。それ以後,でるは,でるは,こんなにガスがたまっていたんだと驚くほどでました。これで,すっかり下腹の張りが消えて楽になりました。夜の点滴もなくなりましたので,ぐっすり熟睡できました。


22日の今日は,朝から爽快。腹筋の攣りもやわらぎ,ほっと一安心。
気分もいいので,ようやくこのブログを書こうという気分になりました。
あまり個人的なことは書かないように努力してきましたが,今回のことは特例ということで(ブログが途絶えているが,どうかしたのか,という心配メールがたくさんとどいていますので,そのいいわけを,と考えました),お許しください。


もう,ここまでくればあとは快方に向かって一直線だと信じています。
このブログも復活させますので,こんごともよろしくお願いいたします。





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