2014年2月3日月曜日

「マスク」依存症が拡大か。その功罪論。

 インフルエンザのシーズン迎えて,「マスク」をかけている人がひときわ目立つようになってきました。スーパーなどでレジを打っている女性の大半の人が「マスク」をかけています。風邪予防対策のためなのでしょうが,なかには,すでに風邪を引いているので迷惑をかけたくない,という人もいるのでしょう。しかし,生鮮食材を扱っているスーパーなどで風邪を引いているのに働くのもいかがなものかなぁ,と考えてしまいます。

 わたしは三日に一回くらいの割合で,近くのスーパーで食材を買うために立ち寄ります。レジにもっていくと,まずは,両手をみぞおちのあたりに重ねて「いらっしゃいませ」といわれる。これもマニュアルどおりなのでしょう。が,わたしは馴染めません。あまりに「おざなり」だからです。その上「マスク」をした顔は「眼」しかみえません。その眼がじっとこちらを見据えているようにみえるのは,あまり気持のいいものではありません。

 電車の中でも「マスク」をした人と眼が合ったりすると,なぜか,睨まれているように感じます。銀行強盗が「マスク」をしているのも,一つは顔を隠すためなのでしょうが,もう一つは,相手を威嚇するための装置でもある,ということに気づきました。ですから,電車のなかではできるだけ眼が合わないように気をつけるようにしています。しかし,よく考えてみれば,これもどうかなぁ,とこころの奥深くに引っかかるものがあります。

 さて,軽い前置きのつもりが長くなってしまいました。
 本題は,「マスク」依存症とその功罪について。
 ここ数年の間に「マスク」が飛躍的に改善されているのは感じていました。それとともに「マスク」派の人も増えてきたように思います。わたしは可能なかぎり「自然」派ですので,「マスク」をしたことがありません。その意味では「マスク」について語る資格がない,と言えるかもしれません。しかし,「自然」派にはそれなりのコンセプトがあって,「マスク」不要論を唱えていますので,その立場からの見解を述べてみたいと思います。

 「7割の人がマスク使用法誤る」(NEWSポストセブン・2月3日7時0分)という見出しの情報がネット上に流れていて,おやおやと考えてしまいました。それによると,マスクには立体型(顔にフィットするように設計されているもの)とプリーツ型(フィルターが蛇腹になっているもの)があるそうです。問題は,どちらも鼻,頬,顎に隙間をつくらないように装着すべきなのに,それを無視している人が「7割」に達する,というのです。

 まあ,ここまではいいとしましょう。これに続けて「外出時はもちろん,室内にいるときや鼻やのどの乾燥対策に効果的なので着用したい」(全国マスク工業会専務理事・藤田直哉)となると,「自然」派としては黙ってはいられません。しばらく前の新聞には「夜眠っているときも着用しています」という人の記事があって,さらに「マスクなしには眠ることはできません」とまで言い切っていました。そして,そんな人たちが最近増えつづけている,と記事は結んでいました。

 四六時中,食事をするとき以外は,いつもマスクをしている,ことを推奨しているのです。

 わたしのような「自然」派からすれば,もともと備わっている免疫力を低下させるようなことをしてしまうのか,と不可解でなりません。マスク工業会としては「たくさん売る」ことによって利益を得る,ただ,それだけの話。それに乗せられて「健康」を安全に維持できると信じて疑わない「マスク」派の人びと。そして,その増大傾向。

 なんだか,どこかでみかける図式とそっくりです。

 わたしが学生時代に「衛生学」を教えてくれた教授は,つぎのように仰いました。
 マスクはたんなる気休めにすぎません。ガーゼを何枚重ねようとも,バイ菌はいとも簡単に通過して,呼吸とともに体内に入ってしまいます。しかし,風邪を引いた人が電車などに乗る場合にはマスクをしてください。咳き込んだときの対策です。咳は秒速4~5m。それをマスクによって減速させることは可能です。まわりで咳をする人がいたら,一瞬,呼吸を止めることです。数秒のうちに拡散していきます。この拡散した咳を呼吸することによって免疫力を高めることができるのです。無菌状態で管理されたからだは,ほとんど免疫力がありません。適度にバイ菌とつきあい,上手に折り合いをつけることが肝腎です。

 もう50年も前の衛生学がこんにちに通用するとは思いませんが,それでも,基本的な考え方(たとえば,免疫力)はそれほど大きな変化はないでしょう。

 「自然」派の主張は,みずからの思考を停止したまま,ある権威筋のいうなりに「マスク」をしていれば安心という,いわゆる「マスク」依存症が増大していく,この傾向をどこかで「阻止したい,ということです。そうです。目標は「脱マスク」です。マスクがなくても健康は維持できる,そういうライフスタイルをわがものとすることです。
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