2012年7月2日月曜日

びっくり仰天の街頭演説。みんなの党の旗が立っていました。

 「自由党さんが悪いのではありません。民主党さんが悪いのでもありません。政治家はそんなに馬鹿ではありません。どの政党の政治家もみんなよくよく考えて政治を行っています。悪いのは政治の仕組みです。この仕組みを直さなくてはなりません。そのためには,みなさんがもっと積極的に選挙に関心をもって,行動で示すことが必要です。どこのだれそれさんに頼まれたとか,お金をもらったとか,そういうことを繰り返してきた結果がこんにちの政治の腐敗を産んだのです・・・・・」

 今日の午後7時すぎの溝の口駅前のコンコースで,「みんなの党」という旗を立ててひとりの比較的若い男性が演説をやっていました。駅を降りたときから,珍しいなぁ,久し振りに演説をしている人がいる。どこの,だれかな,と一瞬考えました。そして,すぐにピンときたのは,地元選出の民主党代議士日高剛君かな,というものでした。なぜなら,かれは小沢派の中枢にいるひとりで,民主党離党予定者のメンバーであることはすでに新聞などで明らかになっていたからです。そうか,日高君はさっそく地元の街頭演説に打ってでたか,と納得しました。いまこそ,小沢派は打ってでなくてはなりません。離党の理由を,徹底して訴えるべきです。なぜなら,マスメディアの多くが恥知らずにも,相も変わらず小沢叩きをつづけているからです。

 が,そうではありませんでした。

 しかも,それとなく演説を耳にしながら,だんだんと近づいていくと,冒頭に書いたような,とんでもないことを言っているではありませんか。もう,かなり前からムカッときて,どこの,どいつだ,いったい,こんな演説をぶって平気でいられるのは,と探すようにして近づきました。そして,演説している本人の真っ正面にきたときに,わたしの足が止まりました。だれひとりとして足を止める人はいませんでしたから,演説者はさも嬉しそうにわたしと眼を合わせました。

 ところがです。わたしは怒り心頭に発して,いまにも飛び掛からんばかりの,怒りの感情をむき出してにして睨み付けていたものですから,演説者は一瞬,ことばに詰まって,しばらくはにらめっこになりました。が,かれの方から眼をそらしてしまって,あとはわたしの方を見向きもしませんでした。これで,じつは,助かりました。

 なぜなら,かれの方からほんの少しでも挑発的な態度を示してきたら,わたしは文句なく近づいて行ったでしょう。そのあとは,どうなったか保証のかぎりではありません。みんなの党の若い世代にこんな演説をぶっている人間がいるとは・・・・。情けないかぎりだ。そういう人間こそが日本の政治を腐敗させてきたんだ,とそのことがわかっていない。それでいて,政治家を目指そうというのだから,開いた口が塞がらない。困ったものだ。

 ここからさきは言わぬことにしておこう。言いはじめたら際限がなくなってしまう。
 政治家に人材が集まらない現実は,こんなところにも窺い知ることができる。
 それにしても,こんなレベルの人物を街頭に出し,演説をさせていてもいいんですか。みんなの党さん。ますます,馬鹿にされるだけですよ。

 もう少し勉強してからにしてはいかがでしょうか。
 そして,確たる政治哲学のひとつくらいは身につけてからにしてほしい。
 通行人を不愉快な思いにさせる「罪」が,あなたにはある。
 そのくらいの自覚と覚悟が必要だ。ねえ,君ッ。
 こんど街頭にでてきたら,演説の途中からでも割って入るから,そのつもりで。

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