2014年1月6日月曜日

寒中お見舞い申しあげます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 寒中のお見舞いを申しあげます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 松の内が過ぎてからご挨拶をと考えていましたが,小寒に入りましたので,遅ればせながら「寒中のお見舞い」を申しあげます。

 じつは昨年12月中旬に,義姉を見送りました。長年,闘病生活がつづいていましたが,薬石効なく,残念ながらとうとう旅立っていかれました。

 というわけで,ことし一年は少し自重した生活を送りなさい,という天の声と受け止めたいと思っています。考えてみれば,50歳のときに「確率二分の一で癌」と診断された以外は,なに不自由なく過ごしてきました。いささか健康に対して自信過剰なところがありました。が,そろそろ気をつけなさい,という反省の契機と考えたい思います。

 けして無理をすることなく,できるだけ自然の流れに身をゆだねるよう努めたいと思います。つまり,加齢とともに,身心ともに下降線をたどるのは当然のことだ,ということをはっきり自覚したいということです。素直になだらかな下降線に従うこと,これがわたしにとっての「サクセスフル・エイジング」。

 しかし,最大の敵は「欲望」。とりわけ,「食欲」と「飲酒欲」。どこまで自律(セルフ・コントロール)できるかが問題。すべては自分自身の意志の問題。さりとて「欲望」は手ごわい。一筋縄では済まされません。さて,この最大の難題と向き合いながら,わたし自身がどのように対応するのか,その進み行きを存分に楽しみたいと思います。

 思い起こすことは,わたしの尊敬していた大伯父のこと。大伯父は,いつものとおり朝食をとって,大伯母がちょっと裏の畑に行ってくる間に,ひとりで布団の中に入って大往生をとげていた,といいます。それはそれはみごとなものだった,と聞いています。そのことが,いまも,強烈な印象として残っています。

 そういう晩年に尋ねていきますと,「お迎えがくるまじゃあ,生きとるだぁあやれ」と言って笑っていました。そして,「おしんとうはまだ若い。まっと飲め」と言ってコップ酒を薦めてくれました。ご本人もちょっとだけ嘗めるようにして飲み,真っ赤な顔になって,ご機嫌でした。つねに泰然自若。禅僧として「一道清浄」を貫きました。すごい人でした。

 この大伯父の座っているうしろの床の間には「平常心是道」という掛け軸がかかっていました。この書がまた,そのまま達観した世界を伝えてくれる,みごとなものでした。詳しくは,2011年11月08日のブログ「一道清浄妙連不染・考」をご覧ください。

 この大伯父の生き方には,とてもとても足元にも及びませんが,わたしにとっては大切な人生の指標であり,大きな目標です。ことし一年は,「般若心経」を唱えながら,大伯父を中心とした懐かし人びとの顔を思い浮かべてみたいと思います。

 取り急ぎ,寒中のご挨拶まで。
 
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