2014年1月23日木曜日

いよいよ都知事選,スタート。脱原発に潮の目を変えることができるか。

 近年にない盛り上がりをみせている都知事選。

 「脱原発」をめぐる天下分け目の決戦になると思っていたら,どっこい,そこに自衛隊を軍隊にして戦争ができる国にしたがっている候補までが参入して,ネトウヨを喜ばせているという。とりあえずは,4候補がどのように票を奪い合うのか,しばらくは目が離せない。

 選挙は魔物だから,なにが起きるかわからない。とりわけ,メディアが,知らん顔をして,意図的・計画的に「世論操作」をするから困ったものだ。わけても,「世論調査」という名の「世論操作」。一見したところ公平無私な情報のようにみえるが,調査の方法によってはいかようにも「操作」が可能な,恐るべき「装置」であることを夢忘れてはならない。

 とはいえ,アンケート調査の結果,各候補者の支持率〇〇%と数字で示されると,どうしてもその数字が気がかりになってしまう。たとえば,自分が支持している候補者の支持率があまりにも低いと,こころが揺れる。場合によっては,折れる。でも,気を取り直して,みずからの信ずる候補者に一票を投ずる人もいる。が,多くの人は多数派に流されてしまう。

 選挙は水物。卑劣な選挙運動も,このところ目につく。明らかに選挙運動違反ではないか,と思われるような,えげつない,ダーティな演説も少なくない。沖縄・名護市長選挙では,自民党のイシバ幹事長は,現地の応援演説で「500億円」というニンジンをぶらさげて,移転推進の票を確保しようとした。なりふり構わず,金で票をかき集めようという魂胆だ。実質的には「買収行為」と変わらない。

 こんなことが白日のもと,平然と行われている。メディアも,エアが抜けているから(実際には,イシバからの報復が恐いから),なにごともなかったかのように見過ごす。となると,絶対的権力を手に入れた政府自民党の破廉恥な政治家は,なにをやりはじめるかわからない。対立候補を叩き潰すために手段を選ばず・・・というようなみっともないことが,今回の都知事選では起きるのでは・・・,と思っている。

 すでに,「殿,ご乱心」などと,だれよりも早く牽制するデコチン議員もいた。そこにワルノリして,週刊誌が,あることないことごった煮にして,書きまくる。それを面白がって読む人がいる。そして,非生産的な噂が垂れ流しとなる。こんなことを,もう,何年もつづけてきた。

 だから,民意は政党政治にあきあきし,選挙にも失望してしまった。その結果が,みてのとおりの現状だ。もう,ほとんどの人が,どの政党にも信をおくことができない,という。むしろ,どの政党からも干渉されない無党派から優れた政治家が登場することを期待している。そんな空気が流れているように思う。

 そのあたりのところを鋭い直感力で感じ取ったのか,ホソカワ・コイズミ陣営は「いかなる政党の支持も受けない」と高らかに「無党派」宣言をした。かくして,これからコイズミ劇場のはじまり,はじまりである。その裏にコザワ君までうごめいているやに聞く。さて,この選挙巧者たちの動きが,はたして今回の選挙で功を奏するかどうか。

 いずれにしても,今回は「脱原発」をめぐる東京都民の意思が問われているのだ。この点に関してはメディアの世論操作に惑わされることなく,みずからの熟慮の末の信念を貫いてほしい。結果はどうあれ,「脱原発」をかかげる候補の得票率に,わたしは注目したい。それが高ければ高いほど,仮に負けたとしても,その後の政局に大きな影響力をもつ,と考えるからだ。

 もちろん,僅差でいい。勝ってほしい。名護市長選挙のように。

 そうなると,完全に「脱原発」に向けて潮の目が変わる。ここが,日本再生のスタートとなる。中央の多数を,地方から取り崩していく,というまったく新しい潮の流れが始まる。まずは,外堀を埋めるところから始め,やがて本丸攻めへ。

 いよいよ関が原の戦いの幕が切って落とされた。
 「脱原発」陣営の健闘を期待したい。
 
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