2011年5月10日火曜日

「脱原発」宣言をした城南信用金庫に口座を開設しました。

連休明けの昨日(9日),かねてこころに決めていた城南信用金庫の口座を開設しました。「脱原発」宣言をした数少ない金融機関に,まったく個人的なエールを送ったつもりです。

わたしごときが口座を開設したからといって城南信用金庫が儲かるわけではありません。リタイヤした人間が得られる臨時収入はほんの微々たるものでしかありません。でも,口座数がふえることはここで働く人たちにとっては,多少なりとも元気がでるエネルギーの源泉にはなりうるのでは・・・?と愚考したしだいです。そして,なにより,「脱原発」という理想をかかげる金融機関に敬意を表し,その姿勢を支持する意志を示すことに意味がある・・・と考えました。

というわけで,なにか,とてもすっきりした気分でいます。

が,口座開設にあたって,意外なことがありましたので,そのことを少しだけ書いておこうと思います。それは,口座を安易には開設してもらえない,という事実です。
これまでのわたしの経験では,身分証明書と印鑑があれば,預金額に関係なく,すぐに普通預金の口座を開設し,通帳をわたしてくれる,というものでした。ところが,城南信用金庫はそうではありませんでした。「口座を開きたい」というわたしの申し出に対して「普通預金ですか,定期預金ですか」と聞かれる。「普通預金です」とわたし。「では,・・・」といって,窓口の担当者ではなくて,副支店長さんという人が現れ,縷々,説明がはじまりました。要約しますと,最近,普通預金をめぐるトラブルが多発していて,それを未然に防ぐために身元の確認をさせてもらっている,とのこと。そのために,数日の日数を要する,と。おやおや,なんとお固いお話なんだろうと,一瞬,副支店長さんの顔をじっと眺めてしまいました。
せっかく張り切って,意気揚々とやってきたのに,この応対か,と。で,まあ,ここから珍問答がはじまるわけですが,それは省略することにして(たとえば,「脱原発」を宣言した理事長さんの理念が素晴らしい,とか,あの手この手をつかって・・・・),最終的には,わたしの説得が功を奏して,普通預金の口座はその場で開設できることになりました。その決め手になったのが,たまたま持っていた雑誌『世界』(岩波書店)の最新号でした。昨日(8日),発売になったばかりのこの雑誌に掲載されているこの文章はわたしのものです,と提示。それをみた瞬間に副支店長さんの表情が一気に和み,なにもかも了解とばかりに,口座開設に必要な書類を用意してくれ,あとは記入して・・・と順調そのもの。記入をはじめたら,口座開設の目的,などという枠があって,そこにはなにを書けばいいのかと聞けば,すぐに,なるほど,と思われる目的の書き方を教えてくれました。

というようなわけで,なにはともあれ,気分爽快です。

とりあえず,この口座は,「ISC・21」(21世紀スポーツ文化研究所)に関連する収支のすべてを管理するものとして,特化することに決めました。最初の預金額は1000円。さて,これからこの通帳は黒字を重ねることができるのでしょうか。楽しみではあります。

ということで,じつは,昨日のうちにこのブログを書こうと思っていたら,なにかトラブルがあったらしく「書き込み」できない状態になっていて,今日の午後にようやく旧に復したというしだいです。これで心配することはなにもなし。
以上,ご報告まで。



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