2013年10月20日日曜日

山本太郎議員,たった一人,東京五輪国会決議に反対。信念を貫く。立派。

 「お前なんかに原発問題を語る資格はない」と頭ごなしにした著名な評論家にたいして,「一人の国民として語る資格はある」と反論し,ついにその信念を貫いて参議院議員となった山本太郎さん。どんな政治活動を展開するのかと注目している。「今はたったひとりの党」の党首。つぎの選挙で何人に増えるか,いまから楽しみ。

 その山本太郎さん。去る15日に衆参両議院で行われた,東京五輪開催に向けての政府の努力を求める国会決議に,敢然と「反対」の意思表明をした。全国会議員のなかで,たった一人。衆議院では全会一致。山本太郎さんを除くすべての国会議員は東京五輪に万歳なのだ。空恐ろしい「なにか」(「力」としかいいようのない「なにか」)が国会には蠢いているようだ。山本太郎さんの言い分は,「うそで固められた五輪開催には賛成できない」というもの。

 例によって10月18日の『東京新聞』で確認してみると,以下のようである。

 山本氏は,国際オリンピック委員会(IOC)総会で「(東京電力福島第一原発の)汚染水は完全にコントロールされている」と訴えた安倍晋三首相の演説内容が事実と異なると批判。「原発事故は収束していない。汚染水問題など,お金を使うべきところに使わず,はりぼての復興のために五輪をやろうとしている。うそまでついて招致したのは罪だ」と主張した。

 国会決議の内容は,五輪開催がスポーツ振興や国際交流に意義があるとし,競技場などの施設整備や震災復興の推進を求める,というもの。この決議内容については,もう少し詳しくチェックする必要があるが,いずれにしても,東京五輪開催に異議を申し立てる国会議員は山本太郎さんたったひとりだ,という事実に唖然としてしまう。なんだか,アベノミクスの登場以来,1936年のオリンピック・ベルリン大会のころのような「全体主義」化の匂いがしてきて,薄気味わるい。

 山本太郎さんは,こういう「空恐ろしい」感覚に鋭敏な人らしい。

 IWJ(Indipendent Web Journal:岩上安身責任編集)によれば(2013/10/14),山本太郎さんの直近の政治活動は以下のようである。

 9月22日渋谷駅前でスタートした,山本太郎参議院議員による「反秘密保護法 全国街宣キャラバン」。約3週間をかけて全国を回り,臨時国会招集の前日となる10月14日は,東京に戻り,銀座数寄屋橋交差点前で行われた。

 『沖縄タイムス』(2013/10/14)は,山本太郎議員が辺野古視察「新基地は不要」,と報じている。そして,その記事を抜粋してみると以下のとおりである。

 ・秘密保全法の危険性を訴える全国キャラバンを展開している山本太郎議員は12日,日本政府が米軍普天間飛行場の移転先としている名護市を訪れた。
 ・新基地建設に反対し座り込みが続くテント村で,ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表から説明を受け,周辺海域を視察した。山本議員は「原発と根底は一緒。新しく基地を造る必要はまったくない」と話した。
 ・名護市役所も訪れ,稲嶺進・名護市長と意見を交換した。

 特定秘密保護法(秘密保全法)に盛り込まれている「特定有害活動」は政府の裁量で指定できてしまう可能性がある,と危惧する山本太郎さん。たとえば,2013/10/13抗議行動が,特定有害活動に指定されてしまう可能性もある,というわけだ。ひょっとすると,原発も「秘密」指定される可能性だって皆無とはいえない。となると,脱原発活動そのものが大きな打撃を受けることになりそうだ,という次第。だから,山本太郎さんは黙ってはいられない。そこで,全国街宣キャラバンを組んで,沖縄にまで足を伸ばしている。

 その上での「東京五輪に関する国会決議」への反対表明である。

 ゲンシリョクムラというファシズム勢力が,真っ暗闇のくらがりのなかで,もぞもぞとうごめきはじめているのだろうかと思うと「空恐ろしい」。まさに「力」としかいいようのない「なにか」が,そこには存在している。しかも,その「なにか」に国会議員の圧倒的多数が怯え,からめ捕られているとしたら,世も末である。

 その意味で,山本太郎さんの「たった一人の反乱」はきわめて重要だ。
 しかし,この勇気ある政治家としての活動を,ほとんどのメディアは「無視」している。ネコの首輪に鈴をつける勇気と決断が,いま,わたしたち国民に問われている。「一人の国民として発言」する権利を行使しなくてはならない。山本太郎さんのように。アホな評論家の言動に惑わされることなく,わが道を進むべし。

 そうしないと「デモ」もできない社会になってしまいそうだ。
 それこそ「空恐ろしい」ことが現実になってしまう。もう,すでに起きているのだが・・・。
 
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