2015年8月12日水曜日

とうとう見切り発車。川内原発再稼働。危険がいっぱい。いったいだれのために。

 フクシマの大惨事はいまもつづいている。しかも,情況は悪化の一途をたどっているという。というか,手も足も出せないまま,じっと見つめているだけだ。メルト・ダウンした核燃料の行方は杳としてわからないままだ。一説によれば,すでに,臨界点に達していて,数回にわたって水蒸気爆発が起きている,ともいう。その証拠写真もネット上で流れている。が,いずれにしても,いつ,なにが起きても不思議ではない状態がいまもつづいている。そのエネルギーは,広島原爆の500個分に相当するという。巨大な地震に揺さぶられれば,それらが一気に爆発する可能性はきわめて高いとも。

 そうなったら,すべてはおしまいである。

 こんな危機的な状態にあることには蓋をしたまま,川内原発再稼働に踏み切ったアベ政権。いったい,だれのための再稼働なのか。なにを考えているのか。

 これほどまでに再稼働にこだわるには,それなりの理由があるはずだ。しかし,それは口が裂けても言えない理由だ。つまり,まったく不純な動機にその端を発した理由だ。時代劇でよくあるシーンと同じ理由だ。「越後屋,お主も悪よのう」のあれだ。こんなことをアベ政権は,ひた隠しにしながら,やろうとしているのだ。

 アベ政権は,やはり,退陣願う以外にはない。

 原発再稼働も,安保法案同様,それを「正当化」する論理的根拠はどこにも見当たらない。もし,あるのなら,アベ政権は責任をもって,文書にして提示し,国民的議論を経たのちに,再稼働に踏み切ればいい。当然のことながら,再稼働にともなう利害得失を一覧にして,その収支決算を明確にした上で,再稼働というのが筋である。

 しかし,それはできないのだ。それをやればやるほど,根拠のなさが露呈してしまうからだ。だから,原子力規制委員会に丸投げにして,アベ政権は責任逃れをはかる。それでいて,「世界でもっとも厳しい規制基準」で審査された結果であるから,それを信じて再稼働に踏み切る,と大見得を切る。しかし,その規制基準とて,IAEA(国際原子力機関)の基準に達しているかとうかは疑わしい,という。にもかかわらず,「世界一,厳しい規制基準」だとアベ・ソーリーは嘯く。こういう根拠のない嘘をつくのは,すでに,常習化している。

 これほど,みえみえの嘘が平気でつけるソーリーも珍しい。

 今回もまた,嘘で塗り固められた「原発再稼働」に踏み切った。こんな無茶苦茶な,民意を無視した強引なやり方をすれば,アベ政権支持率はまたまた激減するだろう。なぜなら,国民の「命」がかかっているのだから。この国民の「命」を軽視する発想の杜撰さは安保法案と同じである。けしからん。国民の「命」を,まるで将棋の駒とでも考えているらしい。

 原発再稼働は,なにがなんでも許されない。最低でも,国民的合意がえられるまでは「棚上げ」にしておくべきだ。使用済み核燃料の処分方法もみつからないままの見切り発車は,断じて許されるべきではない。

 こうなったら,安保法案を廃案に追い込み,アベ・ソーリー退陣のための「花道」を用意する以外にはない。そのためには,全国ネットでひろがりつつある抗議行動で,みずからの意思を表明することに全力を傾ける以外にない。そういう,強い決意を,いまこそ。
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