2014年4月22日火曜日

入院・手術にいたるからだの異変。いま思い起こせば・・・・。わが「解体診書」・その2.

 「あとの後悔,さきに立たず」といいますが,こんな大手術をしなければならないからだになるにはそれなりの予兆があったことが,いまになって思い当たるようになりました。それだけ,余裕といいますか,いまのからだの回復ぶりが順調である,ともいえるのだと思いますが・・・・。

 それとなく考えてみますと,予兆らしきものはいくらでも思い浮かんできます。とりあえず,すっと思い浮かぶことからを箇条書きにしてみましょう。
 1.今日やってしまった方がいいということがわかっている仕事を明日にまわしてしまう。
 2.頭でわかっているのに,からだがついてこない。
 3.排便の色が変だなぁ。でも快食・快便なのでまあいいか。
 4.からだが冷える。気温は低くないのにからだが冷たい。寒くて仕方がない。暖房器具を購入。
 5.いつも見慣れた景色が,いつもと違う景色にみえる。
 6.いままで目につかなかった(気づかなかった)ものが,どんどん増えていく。
 7.部屋の明かりが暗い,と感ずる。実際にも本が読みづらいので,電気スタンドを購入。
 8.道を歩いていて,つまずくことが多くなる。段差がわかっているのにつまずく。
 9.空腹なのに平気で耐えられる。一日の食事の総量が減る。
10.体重がすとんと落ちる。以後,増えない。リバウンドがない。減量成功と喜んでいる。
11.酒がうまくない。酒を飲みたいという欲望がほとんどなくなる。
12.昼食後の午睡が多くなる。毎食後,必ず眠くなる。
13.歩くスピードが遅くなる。ふと気づくと,道行く人びとに追い越されている。
14.本を読むスピードが遅くなっている。視力が落ちたのかな,と考える。
15.集中力,持続力が落ちる。老化現象かなぁ,と考える。
16.机上の整理がめんどうになる。片づけない。どうしたのだろう,と自分でも不思議に思う。
17.手紙の返信が書けない。メールはすぐに応答できるのに。
18.背中全面に違和感を感ずる。どこか変だと気づく。が,異変の場所が特定できない。
19.ときどき背中に痛みが走る。痛みの場所は日によって異なる。なんだろう,と様子を伺う。
20.睡眠時間が長くなる。いくらでも眠れる。でも,ほどほどにと考え起きることに。
21.以下,省略。

 という具合に挙げていくと際限がありません。
 いま考えてみれば,一つひとつ,全部「アウト」なのに,当時は都合のいいように解釈して適当に自分を納得させていました。これがいけないのです。やはり,身近にホーム・ドクターのような親しいお医者さんがいて,気軽に相談できる環境を整備しておくことが肝要と,今回は痛く反省しています。

 子どものころ,小さな村に一軒しかなかったお医者さんが,なにかと親身になって相談にのってくれたことを思い出します。困ったら,躊躇することなくお医者さんに走りました。同じような年齢の子どもさんもいたので,遊びにもよく行きました。まあ,家族ぐるみのお付き合いでした。家には電話がなかったので,電話の取り次ぎもしてくれました。いま考えるとありがたい存在でした。

 わが人生を振り返ってみますと,転々と引っ越しばかり繰り返してきましたので,近所にそういうお医者さんを確保するいとまもないまま,こんにちに至ってしまいました。医療のあり方もむかしとは大違い。とても便利であるような,不便であるような・・・・。

 あっ,話が脱線してしまいました。今回の話は,わたしの「解体診書」でした。今回は,とりあえず,ざっとこんなことがありました,という総論で終わりにしておきます。次回から各論に入って,一つひとつの話題の深層(真相)に迫ってみたいと思います。今回はここまで。

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