2014年7月15日火曜日

抗ガン剤治療のセカンド・クール(2週間)が昨日(14日)で終わりました。さてはて・・・・。

 抗ガン剤治療のセカンド・クール(2週間)が昨日(14日)で終わりました。このあとは月末まで休息期間となり,8月1日からサード・クール(2週間)がはじまることになっています。

 今回は錠剤(TS-1)を朝晩2回,食後に2錠ずつ飲む,それを2週間というメニューでした。第一回めのときの3週間の錠剤+第2週目の入院・抗ガン剤の点滴注入というメニューにくらべれば,かなり楽にやりすごすことができました。それでも第2週目に入ると,さまざまな副作用が表れました。

 わたしの場合には,外胚葉系にダメージがでているように思います。もっとも,これは素人の自己判断でしかありませんが・・・。一つは,消化器系のはたらきが低下すること。二つには,顔がまだらに黒っぽくなること。三つには,手のひら,手の甲から異様な匂いを発すること,四つには,錠剤を飲んで30分後くらいから眠くなること,五つには,味覚がマヒしてきて食欲がなくなること,など。つまり,粘膜や皮膚に集中してダメージがきているように思います。

 まあ,この程度の副作用で済んでいるのはラッキーな方ではないか,と自分に言い聞かせています。そして,とにかく眠くなってきたら素直に横になる,を心がけています。それでも第2週目に入ると相当にからだに負担がかかっているのか,体重はみごとに落ちていきます。といっても,1㎏程度の減少ですから休息期間に入れば,また,徐々に増えていくものと楽しみにしています。新しく,100g単位で計測のできる体重計を購入して,毎日の微妙な体重の変化をチェックしながら一喜一憂しています。

 太極拳の稽古をした日(週に1回)は,からだの調子がとてもいいので,このメニューを加えてみようと考えてはいるのですが,やはり,ひとり稽古というのは甘えがでてしまってつづきません。が,まあ,軽いメニューでいいから,と自分に言い聞かせ,適当に気の抜けたような稽古を思い立ったときにやることにしています。それでも,なんとなくからだの調子はよくなるような気がします。太極拳はやり方次第で,こころとからだのバランスをとりもどし,ことばにならない不思議な「力」が蘇ってくるように思います。あとは,わたしの心がけ次第。

 セカンド・クールで一番のダメージは味覚のマヒだったように思います。徐々に味覚が鈍麻し,昨日あたりはなにを食べても「おいしい」とは感じません。ただ,義務感で食べているだけ。味がしないものを食べることのむなしさ・・・これは意外にきびしいものがあります。これさえなかったら,つまり,以前のようになにを食べても「おいしい」と感じられたら,このレベルの抗ガン剤治療は乗り切れると思っています。そして,無理して食べると(食欲もなくなっていますので,どれだけ食べても満腹感をそれほどに感じない),ついつい食べ過ぎになり,一過性の下痢を誘発してしまいます。

 なんとか休息期間中に味覚が回復して,おいしく食事ができるようになることを祈るばかりです。ちなみに,今朝の体重は52.4㎏でした。これを53.5㎏以上まで,月末までにとりもどして,8月からのサード・クールに臨みたいと考えています。

 今日から錠剤から解放され,気分も晴れやかです。これから週末に予定されています研究会の準備に専念したいと思います。昨日までにたまっていた原稿(短いものばかりですが)もなんとか書き上げて送信しましたので,しばらくは解放されて,ジャン=ピエール・デュピュイの著作に専念したいと思います。

 以上,セカンド・クール完了のご報告まで。

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