2014年7月22日火曜日

いま,ガザで起きていることはイスラエルによる人殺しだ。日本もそれに加担している加害国だ。

 いま,パレスチナのガザ地区で起きていることは,イスラエルによる無差別殺人だ。空爆だけでは飽き足らなくなり,ついに地上軍を送り込んだ。そして,目の前に現れるパレスチナ人は,老人も子どもも女性も,一切の区別なしに皆殺しにしている。ジェノサイドそのものだ。死亡者の数も日毎に増えており,とどまるところを知らない。

 この事実を日本の主流メディアはほとんど報道しない。もし,取り上げたとしても,とってつけたようなほんのわずかな情報でしかない。だから,多くの日本人は「なにか,また,あの辺で揉めているらしい」くらいの認識しかない。この人道上,許せないイスラエルの行動を,もっと批判的に取り上げ,論評すべきなのに・・・・。なぜ,日本の主流メディアはこの問題を積極的に取り上げようとはしないのか。

 それはアメリカに対する「自発的隷従」か。いやいや,日本政府による強烈なプレッシャーがかかっているからだ,というべきだろう。

 なぜなら,アメリカがイスラエルを支援し,大量の武器も供与しているからだ。つまり,日本は,そのアメリカの属国に成り下がっているので(日米安保条約は名ばかりで,その実態は属国),アメリカのいうとおりに行動するしかないのだ。ということは,日本もまたパレスチナ人虐殺に加担しているということだ。

 日本のジャーナリズムがまともに機能すれば,この事実をとりあげ,論評しなくてはならなくなる。日本政府はそのことを熟知しているので,先手を打って,メディアにプレッシャーをかけつづけているのだ。NHKを筆頭に,政府による言論統制が日毎に強化されている。その事実は,NHKのニュース番組をみていれば明々白々だ。政府にとって都合のわるい情報はほとんど流さない。もし,流したとしてもほんのわずかだけ。あとは,別の情報でそれに蓋をしてしまう。いな,むしろ,政府の異常な行動を,さも正当な行動であるかのごとく擁護している。

 その典型的な事例のひとつが,集団的自衛権の行使・容認の話題だ。NHKが流す情報は,そのほとんどが安倍首相の発言だ。首相はこう言った,こう言っている,ということの繰り返しだ。そして,耳にタコができるほど聞く「国民の命と安全を守るために」を繰り返す。戦争ができる国にすることが,なぜ,「国民の命と安全を守る」ことになるのか。ますます,国民の命が犠牲にされ,安全を脅かされる国になるというのに。本気で「国民の命と安全を守る」のであれば,現行の個別的自衛権だけで充分だ。

 イスラエルが,パレスチナではなく,別の国と戦闘状態に入れば,日本は自衛隊という名の「軍隊」を送り込むことは必定だ。なぜなら,イスラエルが脅かされるということは日本もまた脅かされることになるからだ。そのときには,日米同盟が機能して,率先して日本軍はイスラエル支援に走ることになるだろう。

 なお,断っておけば,パレスチナには空軍も海軍も陸軍ももたない,非戦闘国家であるということだ。だから,ゲリラ的に抵抗の姿勢を示すしか方法はないのだ。言ってみれば,徒手空拳国家パレスチナを相手に,アメリカの武器供与を支えにイスラエルは一方的に,やりたい放題の「人殺し」を行っているのだ。

 かつて,ドイツ・ヒトラーに苦しめられたアウシュヴィッツなどの「暴力」以上の,とんでもない「暴力」が,いま,みずからの手で実行に移されているのだ。しかも,何年にもわたって。こんなことがいつまでも許されるはずはないのに。それを止めようとはしないアメリカという国が,なにを考えているかも,透けてみえてくる。つまり,アメリカは世界最大のテロリスト国家である,ということだ。アフガニスタン,イラク,などへの介入はそのなによりの証拠だ。そして,その介入の後始末もしないで,面倒になればその責任を放棄する。

 日本はそういう国家の手先の駒のひとつに,率先してなろうとしているのだ。それが集団的自衛権の行使・容認の裏事情なのだ。

 日本の主流メディアは蓋をしようとしている「ガザ」の問題は,日々,インターネット上に氾濫している。外国の主流メディアの情報も,インターネットをとおして確認することもできる。危ない情報もあるが,信頼に足る情報も慎重に探せば,いくらでも見つかる。また,日本のメディアが無視する日本を代表するような識者の見解も,インターネットをとおして読むことができる。

 そうした信頼に足る情報については,わたしのFBでも毎日シェアして公開しているので,参照していただきたい。ここでは語れなかった「生情報」が満載である。

 日本のメディアと世界のメディアの間にある,ジャーナリズムのもつ批評精神のこのあまりにも大きな格差を知るだけでも,大いに勉強になる。井の中の蛙にならないよう,視野を広くもつこと,これこそがいまの日本人には求められているのだ。

 つい興奮してしまって,話があちこちに飛んでしまったが,意とするところをおくみ取りいただければ幸いである。

 最後にひとこと。日本もまたパレスチナ人虐殺に加担している。だからといってなにもできない。が,少なくとも,パレスチナ人を悼むこころを。
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