2014年12月12日金曜日

安倍政権「亡国」論。西谷修さんがブログを再開。必見。

 ずっと楽しみにしていた西谷修さんのブログが,ここしばらくお休みでした。が,この選挙をきっかけに再開されました。書かないではいられない,というのが再開のことば。ありがたいことです。わたしにとっては,とても大事な道しるべですから。

 西谷修さんのブログは「言論工房 Fushino-hito」(http://fushinohito.asablo.jp/blog/)で検索してみてください。復活第一号のブログは,2014/12/08 「亡国」の未来──「国破れて山河も無し」です。冒頭に再開のご挨拶〔前口上〕があって,つづけて,安倍政権は「亡国」政権,と切り出し,この政権のやっていることは,1)アベノミクス──この欺瞞性,2)戦後レジームからの脱却,3)無責任体制──秘密保護法,の3点を挙げ,じつにわかりやすいことばで解説を加えてくれています。このように書いてくださると,だれが読んでもすんなりと納得できる内容になっています。

 このブログの最後のところでは,こんな政権は即刻退陣してもらわなくてはならない,と論じています。そして,好むか好まないかは眼を瞑って,自民党候補と競り合っていると思われる野党候補に一票を投ずる,いわゆる「戦略的投票」を提案されています。そして,そのための情報を得る手段として,「さよなら安倍政権,自民党議員100人落選キャンペーン」(http://ouen100.net/)を参照するよう薦めています。これは開いてみると,日本全国の選挙区の候補者の前回の投票数をリスト・アップして,今回の候補者への期待値を推測していて,とてもいい参考になります。最後の追い込みで「激戦」になっている選挙区では,かなり重要な参考になると思いますので,ぜひ,検討してみてください。

 再開,第二回目のブログは,2014/12/10 狼はここにいる!──為政者を免責する稀代の悪法,というタイトルです。ここでは,第一回目のブログを引き継いで,さらに,秘密保護法を詳しく解説し,これこそ,まさに,だれも責任をとらなくて済ますための,いわゆる「無責任体制」を目指す最悪の法律である,と強調されています。

 この二つのブログを支える,もっと大きな視野に立つ,つまり,世界的視野に立つ,日本という国家の立ち位置をみごとに描き出した論考が,『世界』1月号の特集・戦後70年 歴史改ざん主義とたたかう,に寄せた「重なる歴史の節目に立って──戦後70年と日本の『亡国』」というものです。ぜひ,こちらも参照してみてください。そうすると,西谷さんがブログで書かれたことの説得力が倍増します。つまり,安倍政権がめざしている深い,深い企みの根っこまでが,鮮明に浮かび上がってきます。

 選挙まで,あと一日を残すのみとなりました。投票日までに,ぜひ,この西谷さんのブログに眼をとおし,できることなら『世界』1月号の論考も読まれて,みずからの投票行動のスタンスを固められることをお薦めいたします。

 なお,選挙が終わってもなお,西谷さんのブログは必見だと思います。みずからの思考を整理する必要が生じたときには,ぜひ,こちらを参照してみてください。教えられることが山のようにあります。そして,みずからの視界が開けてくること請け合いです。

 そこには,これまでの思想・哲学を批判的に超克して,さらなる知の地平を切り拓こうとする西谷さんの計り知れない情熱が流れています。その思考の原点は,生身のからだをもった人間のための思想・哲学にあります。西谷さんは,その思考のネーミングに苦慮されていて,世間でいうところの「世俗哲学」ではなく「チョー哲学」だ,とジョークまじりに笑いながら仰っています。が,かなり本気でもあります。

 これから書き継がれるであろう西谷修さんのブログにご注目ください。必見です。
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