2015年5月10日日曜日

国の借金:1053兆3572億円。国民一人:830万円。毎日新聞,報道。

 数日前の毎日新聞にこんな記事がでていて,いまさらながら驚いた。国の借金が年々増えつづけているという話は聞いていた。が,国民一人につき830万円もの借金になっているとは知らなかった。大人も子どもも老人も全部ひっくるめた国民総数で単純に割った数字だというから,これはえらいこっちゃ,だ。この借金を返済する能力をもつ労働人口に換算したら,どれだけの金額になることやら・・・。空恐ろしいことだ。

 この事態は笑いごとでは済まされない。

 こんな巨額な借金を背負っているにもかかわらず,海外に外遊するたびに気前よく巨額の金をばらまいて歩く,のーてんきな坊ちゃん宰相だけが健在だ。おまけに,ほとんど役に立たないオスプレイ(ネパールで実証済み)を定価の倍以上もの値段で購入するという,大国アメリカへのとんでもないサービスぶり。自発的隷従の実証試験。

 もはや,やることなすこと,はちゃめちゃだ。

 毎日新聞の記事をもう少し詳しく読んでみよう。

 この借金が増えつづける主因は,高齢化に伴い膨らんでいる社会保障費の財源不足を借金で賄いつづけていることにある,という。この傾向はこんごもとどまるところを知らない。それどころか,労働人口は減少し,高齢者は増えるばかり。この悪循環は歯止めがかからない。にもかかわらず,そのための抜本的な対策はなにも提示されてもいない。

 国民一人:830万円の積算の根拠は,国の借金:1053兆3572億円を,総務省推計の4月1日時点の総人口1億2691万人で割ったものだ,という。

 借金の内訳は,国債が881兆4847億円。13年度よりも27兆7211億円増加。こうして雪だるま式に借金は増え続けていく。借金だから,当然のことながら利息も支払わなくてはならない。利息だけでもたいへんなことだ。こうして,国債を購入することのできる富裕者層は,借金まみれの国からも利潤を吸い上げて,のうのうと暮らしている。その反面では,働らけど働らけど使い棄て同然の扱いを受ける(時間外手当てもなしに働かされる)貧困者層は増え続けている。

 これが,いま,わたしたちが直面している現実だ。

 まことに唐突だが,こんな借金王国(借金依存体質)にもかかわらず,オリンピックを開催するという。しかも,こちらの財源も不足していて,とうとう,「サッカーくじ」に加えて「野球くじ」で穴埋めをしようという案が検討されているという。しかも,その主体は文部科学省だ。国営賭博を率先垂範しようというのだ。もはや,狂気の沙汰だ。

 いったいぜんたい,なにを考えているのだろう。ぼっちゃん宰相が狂ってしまったので,みんな右へならえ。みんなが狂ってしまうと,それが当たり前となってしまう。となると,まともな人間が,まっとうな発言をすると「きちがい」扱いされてしまう。

 空恐ろしい時代になってしまったものだ。少なくとも,そういう「自覚」だけは失わないように,こころして生きていくようにしたいものだ。たとえ,奇人・変人と言われようとも。
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