2011年2月17日木曜日

河津桜がちらほらと咲き始める。もう,春なのだ。

 このところの寒気が少しゆるんで,今日はとても暖かに感じられる。鷺沼の駅から,いつもの道を歩いていても,じんわりと汗が浮かんでくる。
 空は高曇で,ときおりうっすらと陽がさす程度。なのに暖かい。一度,きびしい寒さを経験すると,ちょっとでも気温が上がるとからだは素直に喜び,暖かいと感じる。今日はそんな日。
 ところが驚くべき発見があった。いつもの植木屋さんのところに差しかかったときに,桜らしき花がみえるではないか。一瞬,立ち止まって,眼をこらす。そういえば,あのあたりに河津桜の木があって,去年も早めに咲いていたなぁ,と思い出す。道路から駐車場の方に踏み込んで,近づいてみる。まぎれもなく,河津桜がちらほらとほころんでいる。ああ,春だ。もう,春がきているんだ。これからここを通るたびに,桜花を楽しむことができる。河津桜につづいて,早咲きの桜(こちらは名前がわからない)のつぼみがすでに大きくなっている。染井吉野はまだまだつぼみは固い。が,もう少しすると急につぼみがふくらみはじめる。こちらも楽しみ。
 鷺沼の,東京にくらべたらかなり気温が低いところなのに(溝ノ口とくらべてもかなり低い),もう河津桜が咲き始めたということは,本場の伊豆の河津ではちらほらどころではないだろう。もう,五分咲きくらいにはなっているのだろうか。ちょっと調べてみて,もう咲いているようだったら,ちょっぴり遠出をして桜見物としゃれこんでみたいものだ。
 ついこの間まで,午後4時をすぎると,なんとなく暗くなってくるように思っていたが,いまは,午後5時をすぎてもまだ明るい。そうなんだ。日照時間は間違いなく自然の法則どおりに進展しているのだ。部屋に閉じこもってばかりいないで,もっと,外にでて,歩くべきなのだ。
 よし,こんどの原稿が終わったら,少し,行動半径を大きくしよう。
 日照時間の延長に合わせて。
 この近く(鷺沼)にも桜の名所はいっぱいあるのに,いつも気持ちばかりが焦っていて,まだ,どこにも行っていない。これは間違いだ。自然の空気に触れ,物見遊山を楽しまなくては・・・・。神遊びの原点に帰って・・・・。
 などと,なんだか毎年,同じことをくり返しているような気もする。が,ことしこそは・・・。
 まずは,河津まででかけてみよう。それからだ。すべてのはじまりは。
 明日から,毎日,鷺沼の河津桜を眺めながら,実行する覚悟を。
 春はいい。寒い冬を通過するからこそ,春はいい。
 わが人生の春はいつやってくるのだろうか。もう,秋しかないのだろうか。いやいや秋のあとは冬がやってくる。そのあとは,春なのだ。その春を待つ,しかないか。

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