2015年6月10日水曜日

アベの二枚舌。国内向けには戦争には加担しないといい,国外には軍事協力拡大をアピール。

 「アベ・シンゾウ」。多重人格者。行くさきざきで言っていることが違う。発言に一貫性がない。しかも,本人はそのことになんの矛盾も感じてはいないらしい。そのとき,そのときで,精一杯のいいことを言っているつもりでいるらしい。だから,この人「アベ・シンゾウ」は二枚舌どころか,何枚の舌をもっているのか数えられない。

 6月9日の東京新聞朝刊はつぎのように報じている。

 G7首脳会議に出席した安倍晋三首相は,ドイツ,英国,フランス,イタリア4カ国首脳との個別の階段で,安全保障関連法案の成立を前提に,二国間の軍事協力や海外での自衛隊活動が広がると強調した。国内では,自民党が推薦した憲法学者も他国で武力を守る集団的自衛権の行使容認は違憲と断じるなど,安保法案への疑義が拡大しているが,首相は憲法解釈を変えたことには言及しなかった(ミュンヘンで,高山晶一=安倍首相同行)。


アベ君は,さきの訪米したときにも,安保法案を「夏までに成就させる」と断言したときと同じで,この人の頭のなかでは安保法案成立はもはや既成事実となってしまっているようだ。国会審議などは単なる儀式のようなもので,適当に,のらりくらりと尻尾をつかまれないようにかわしながら,ひたすら自説をバカの一つ覚えのように何回でも繰り返す,それだけで国民に向かって「丁寧に説明した」つもりでいるらしい。


G7首脳会議を終えた記者会見では,砂川判決を持ち出してきて,安保法案は合憲だと見栄を切った。この根拠もじつに曖昧なもので,とってつけたような稚拙なものだ。砂川判決が安保法案合憲の根拠になるのなら,なぜ,自民党の歴代政権はそれを主張しなかったのか。それは,どう考えてみたところで集団的自衛権容認の根拠にはならないと判断したからこそ,歴代政権は「集団的自衛権は憲法に違反する」という姿勢を貫いてきた。

 にもかかわらず,アベ君は父祖伝来の家訓を無視して,いや,家訓を否定して,そこからはみ出してしまった。そして,閣議決定という卑劣なやり方で憲法を拡大解釈し,集団的自衛権は合憲である,と主張することにした。このことがなにを意味しているのか,アベ君はわかってはいない。自民党執行部の人間もわかってはいない。あるいは,そういうそぶりをしている。それほどまでに,戦争がやりたくてうずうずしている,頭の狂った人間ばかりなのだ。狂人と狂人が大合唱をはじめてしまったら,もはや,それは制止のしようがなくなってしまう。そして,それが唯一絶対の正義になってしまう。

 アベ君はG7首脳会議に出席して,ますます,その二枚舌(=嘘つき)術に磨きをかけてきた。他の6首脳は,みんな日本の姿勢に賛意を示したというが,腹のなかではどうか。少し賢い首脳であれば,自国の憲法を歪めてまでして,戦争のできる国にしようとするリーダーを,そのまままるごと信用はしないだろう。「いいね」とは言っても,それは通りいっぺんの社交辞令にすぎないだろう。しかし,みずから戦争協力すると言っているのだから,大いに利用はしてやろう,とは思っているだろう。

 またもや,国際社会の笑い物になっているにもかかわらず・・・・。

 あなおそろしや,あなおそろしや・・・・・・。
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