2016年1月17日日曜日

「ISC・21」月例研究会が第100回目を迎えます。

 定年後の惚け防止のためにと考え,定年退職と同時に21世紀スポーツ文化研究所を立ち上げ,その研究活動の一環として月に一回の月例研究会を開催してきました。東京,名古屋,大阪,神戸,奈良を巡回しながら,スポーツ史・スポーツ文化論に関するテーマを掲げ,さまざまな情報交換をはじめ,プレゼンテーションとディスカッションを行ってきました。それが,こんどの1月23日(土)に開催される奈良例会で第100回目を迎えることになりました。

 奈良例会は,毎年,山焼きの日に開催すると決めていますので,今回も山焼きの日です。わたしは,むかしの卒業生とも会う約束になっていて,昼食をともにすることにしています。ですから,少し早めに奈良に入ります。そして,午後2時30分から午後6時まで,研究会を開催し,山焼きを見物してから,懇親会,と楽しいプログラムが待っています。

 この研究会は公開のものですので,興味のある方はどなたでも参加することができます。ちなみに,ことしの研究会のプログラムは以下のとおりです。(時間,場所,などについての詳細は,21世紀スポーツ文化研究所のHPの掲示板をご覧ください)。
 パネル・ディスカッション
 テーマ:<破局>に向き合う,いま,スポーツについて考える
 パネラー:
   西谷 修:「チョー哲学」の立場から
   真島一郎:アフリカ研究の立場から
   中山智香子:経済思想史の立場から
   橋本一径:表象文化論の立場から
   小野純一:イスラム研究の立場から
 司会・進行:稲垣正浩(スポーツ史・スポーツ文化論)

 第100回記念ということで,超豪華なパネリストの方々にお出でいただくことになりました。ちょっと贅沢にすぎる顔ぶれです。それぞれの研究領域のトップ・ランナーばかりですので,どのような発言が飛び出すか,いまからドキドキしながら楽しみにしています。

 テーマの「<破局>に向き合う」は,『カタストロフからの哲学──ジャン=ピエール・デュピュイをめぐって』(渡名喜庸哲・森元庸介編著,以文社)の西谷さんの冒頭論文のタイトルから拝借しました。わかりやすく言ってしまえば,3・11以後のフクシマの情況に典型的に現れたように,もっと遠いさきにあると考えられてきた<破局>が,もう目の前にきてしまった。この<破局>を目の前にしてしまった「いま」,わたしたちは,なにを,どのように変革していかなくてはならないのか,というきわめて重大かつ喫緊の課題と向き合わざるを得なくなってしまいました。このような現状認識に立つとき,では,いったい,スポーツは,いまを生きるわたしたちにとって何なのか,なにを,どのように変革しなくてはならないのか,という根源的な問いが立ち現れてきます。こうした問題性を,スポーツ史やスポーツ文化論の立場から一度離れて,まったく異なる視座に立つ他の専門分野の方たちのご意見をうかがってみようではないか,というのが今回の研究会の趣旨です。

 あえて言わせていただきますが,このような議論は本邦初のものであるばかりか,世界中探してもないだろうとわたしは自負しています。言ってみれば,時代の最先端の議論を,古都・奈良の地で,しかも第100回というアニバーサルとして行おうという次第です。ですから,いつもにも増して気合が入っています。

 参加ご希望の方は,事前にわたしのところにご連絡ください。わたしと面識のない方の場合には,一応,かんたんなプロフィールを添えてください。会場の関係で,人数に限りがあります。参加希望者があまりに多くなった場合にはお断りさせていただくこともあります。その点,お含みおきください。

 もうすでにかなり多くの方からの参加申し込みがとどいています。が,まだ,多少の余裕がありますので,ふるってご参加ください。お待ちしています。

 取り急ぎ,ご紹介がてらご案内まで。
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