2012年12月8日土曜日

「カッパーク鷺沼」の謎が解ける。いつも眺めていた公園の名前でした。

 田園都市線の鷺沼駅から北に向って歩いて最初の信号のある交差点に「カッパーク鷺沼」という表示がでている。毎日,わたしが事務所に通う交差点である。最初にみたとき,不思議な名前だなぁ,といろいろに想像したことを記憶している。
 
 「カッパーク」。カッパのパークをひとつに縮めたことば? 鷺沼という地名が残っているのだから,このあたりの低いところには沼があって,そこには鷺が棲息していて,だからついた沼の名前が「鷺沼」? しかし,「カッパーク」と「鷺沼」がどうしてひとつになっているのか? たぶん,どこかにそのむかし沼だったところを埋め立てて公園にした場所があるに違いない。しかし,沼があったと思われる場所は見当たらない。

 そうこうしているうちに,この謎解きをしようという興味も失せていた。ところが,である。昨日(7日),あまりに天気がよかったので,いつも上から眺めているだけの公園に下りていこうと思い立ち,入り口に向った。その入り口に説明がきの看板があった。それを読んで,びっくり仰天。この公園の名前が「カッパーク鷺沼」だったのだ。


 この看板を読んで,すべての疑問が一気に瓦解した。なぁーんだ,こういうことだったのか,と。この看板はじつによくできていて,なにからなにまで納得づくめ。

 もともとは「鷺沼プール」だったところだ。「鷺沼プール」と聞けば,そういえばとてつもない規模のプールが鷺沼にあるという噂を思い出す。かつては,子どもから大人まで,大人気のプールだった。夏休みなどは満員になるほどの人気だった。この広大な面積が,すべてプールだったのだから。いまでは,そのプールのあったところに小学校と運動場,公園,サッカー場(フロンタウンさぎぬま),それに公共施設(幼稚園,など)が並んでいる。

 おまけに,発電所まである,という。これは地下に埋め込まれているらしい。この敷地の地下には小学校のプールにして400個分の「鷺沼配水池」がセットされている,と看板に書いてある。いやはや驚くべき施設である。

 いつも,なにげなく上から見下ろして,いいスペースがあるなぁ,とぼんやり眺めるだけでとおりすぎていた。こうなったら下りていかねば,と意を決して,公園の散策を楽しんだ。ふらりと歩くととても気分がいい。ついでに日光浴も楽しんだ。これから病みつきになりそうだ。


 公園の入り口から少し降りたところからの眺め。これでちょうど公園の半分。この左側には小学校の運動場がある。この右側にはサッカー場(フロンタウンさぎぬま)がある。下の写真がその一部である。ナイターの施設があって,いまでもときおりライトアップされて,サッカーの練習をしている姿がみられる。しかし,その連中が,桁違いに上手なのだ。最初のころは,まあ,夜になっても灯をつけて練習するくらいだから,相当のサッカー好きの連中だろうくらいに思っていた。しかし,それは大間違いだった。ここは,フロンターレ川崎のサブ・グラウンドにもなっていて,その予備軍たちが大まじめに練習をしているという。ときには,レギュラーたちもきて練習しているという。どうりでうまいと思った次第。やはり一流はすごい。


 今日は土曜日のせいか,グラウンドを小さく仕切って,フットサルが何カ所にも分かれて行われていた。しばらく眺めてきたが,そのレベルの高さに驚いた。こんな身近なところで,すごいプレイをみることができるとは。いささか意外だった。これからはときおり見物して楽しむことにしよう。

 ウィーク・デーなら,公園にやってくる人はほとんど見当たらない。ときおり,若い母親が幼稚園に上がる前の小さな子どもを連れてきて,遊ばせているくらいなものである。これなら,屋根つきのベンチもあるので,読書も楽しめるかも・・・・。

 「カッパーク鷺沼」の謎が解けて,なんだかとてもスッキリ。今日の青空のように。

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