2011年8月24日水曜日

居酒屋「延命庵」開店計画中。

定年退職して,すぐに立ち上げた「ISC・21」(21世紀スポーツ文化研究所)の事務所(研究室?)が,いつのまにか4年目に入っている。あっという間のことだ。当初,予想したよりは順調にここまできている。これも丈夫なからだに恵まれてのことだ。まずは,親に感謝である。

この研究所を立ち上げたときに,お祝いだといって「延命冠者」なる能面をいただいた。長くつづくようにという激励の意味で。だから,毎日,事務所に到着すると,まずはこの「延命さん」に挨拶をすることにしている。ところが,この「延命さん」,いつもニコニコ笑っているだけだと思っていたら,不思議なパワーを秘めていることが少しずつわかってきた。

それはどうやら,日常的に,わたし自身が「笑う」ということを忘れた生活をしているかららしい。なぜなら,この「延命さん」に挨拶すると,いつのまにかわたしの顔もニコニコしている。すると,どこか肩の力が抜けて,自然体になる。ほっとするのだ。この「ほっとする」気持ちにしてくれるパワーが「延命さん」には秘められている。4年目にして,ようやくこのことに気づいた。

定年後は人と人のコミュニケーションがあっという間に痩せ細り,場合によっては,病気になったり,わけもなく死んでしまったりする。定年後の3年間を上手に乗り切れ,そうすればあとはなんとかなる,と先輩たちに教えられてきた。たしかに定年後,まもなく死んでしまう人が多い。そんなことも念頭にあって,思い切って研究所を立ち上げ,事務所を借りて,ここまでやってきた。気づいたら4年目に入っている。

身心ともに可もなし,不可もなし,というところ。それが一番。研究所にも意外な人が尋ねてきてくれるし,退屈する暇もなく,結構,忙しくしている。が,ここにきて冷静に「自己点検・自己評価」をしてみた。その結果は,「やや単調な日々」「もっと世間を拡げるべし」「刺激が活字に偏りすぎている」「生きた人間との接触を増やすべし」「笑いが足りない」とでた。

で,思いついたのが居酒屋「延命庵」の開店。週に一回開店(曜日を固定?)。午後6時開店。午後9時閉店。予約制(あるいは,招待制)。持ち込み自由(いいえ,持ち込み大歓迎)。無料。テーマは「よくしゃべり,よく笑う」。時間厳守。ルール:「すべて店長の独断と偏見にしたがうこと」。

とまあ,こんなことを考えている。要するに,わたしにとっての「世間」の窓口を一つ増やそうということ。そうしないと生活が単調にすぎる。いやいや,人生をもっと積極的に楽しもうということ。そして,ほんとうに「自由」に生きる,という方向に舵を切ること。

なんだか,文字にすると偉そうなことにみえてくる。それは違う。ただ,「わがまま」に生きることを宣言しているだけのこと。マイ・マザー(my mother)。「わがママ」。そうだ,「ママさん」も募集しなくては。

最後にお願いがひとつ。
居酒屋「延命庵」開店に関するいいアイディアがありましたら,ご教示のほどを。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

確かに私もいつからか心から笑うことを忘れてますね。延命庵でみんなで笑い、仲間が減らないように自然体でスタートしてください。
ご発展を祈ります。