14日(月)の早朝から計画停電に突入。しかし,需要と供給のバランスをみながら実施を判断するとのこと。わたしの住んでいる地区は,午後に3時間の停電が予定されている。
この計画停電との関連で,交通機関に大きな影響がでている。都心部は,ほぼ,いつもと同じ状態での運行がなされるようだが,郊外に向かう私鉄各線は,都心から離れれば離れるほどに全面運休が発表されている。都心に近いところでの折り返し運転がほとんどだ。
都心重視はわからぬではないが,もう少し,大局的な判断はできなかったものだろうか。たとえば,東京23区は,停電はしない(荒川区だけが例外)。なぜか,と考えてしまう。こういうときには,みんな平等に負担を分け合うべきではないのか。
郊外から通勤しているサラリーマンは電車が止まっていて出勤はできない。となれば,都内の企業の多くは,フル回転での営業はできないはずだ。現に,東海道新幹線は,全面運行予定であったが,運行にたずさわる社員が確保できない(出勤できない)という理由で,まびき運転に変更した。このことに象徴的に表れているように,大手企業も同じはずだ。
わたしも,今日の出勤は見合わせることにした。いつも利用している田園都市線は朝夕のラッシュ・アワーは平常どおり運行するが,日中は全面運休するという。しかも,あざみ野駅より西方面は全面運休するという。出勤しても大丈夫かな,と一瞬,考えたが,日中に3時間の停電では,仕事はほとんどできない。ここは「不要な外出は控えるように」という通達にしたがった。
さきほどかかってきた友人からの電話によれば,某ターミナル駅の周辺は,異様な雰囲気だ,という。なぜなら,働き盛りの男性たちが,いくつもの買い物袋を下げて歩いている,この光景は異様だ,と。そして,駅ビルの中にあるスーバー・マーケットに買い物に行ったら,食品のほとんどが売り切れ。缶詰などは影も形もなくなっている,という。あっという間にみんな買い込みに走ったのだろう,と。店員に聞いてみたら,つぎの商品がいつ入ってくるかはわからない,と。みんな被災地に向けて運ばれている,とか。
電気はアンペアの関係で,西日本の電気をゆずってもらうことはできないそうだが,食品はいくらでも運べばいい。ここはひとつ農林水産省あたりが音頭をとって,きちんとした食品ネットワークをつくって,食の安全確保につとめてもらいたいものだ。そうしないと,パニックが起きる。いや,もう起きているのかもしれない。わたしのようなのんびり屋は,まだ,平然とことのなりゆきを眺めているが,気の早い人たちはすでに買いだめに走っているのだ。
これも,さきぼと,茨城県で避難所生活をしている人からの連絡でわかったことだが,避難所には食べ物がなにも支給されず,毛布もなく寒さに震えている,という。そこに現れるのが「弁当屋」。しかも,法外の値段で売りつけている,という。背に腹は変えられないから,みんな言い値で買うしかないのだ。こういう悪徳業者が,かならず,非常事態が起きると現れる。困ったものだ。
こうなると,もはや,戦争状態に入ったとしか言いようがない。大自然との闘いであると同時に,原発との闘いであり,なによりも始末の悪いのは「人間」との闘いである。火事場泥棒とはよく言ったもので,被災地にも「窃盗」が横行している,という(インターネット情報による)。自治体の手のゆきとどかない避難所には悪徳業者が出入りする。スーパーの食品は,車をもった人たちによって,買いだめをされてしまう。こうして,弱者はいつもワリを喰うことになる。そんな世の中であってはならない。と,声を大にして叫んだところで,非常事態にあっては,どうにもならない。
自民党も野党も,この際,政争は一時休戦にして,一致団結して確かな自治体のネットワークを立ち上げて,国民生活に混乱をきたさないよう,全力を投球すべきときだ。人手が足りないところこそ,ボランタリーを募って,なんとかしてパニックにならないよう,この非常事態をしのごうではないか。
いよいよ明日からが正念場だ。この非常事態からいかにして脱出するか。
避難所生活をしている人たちに,きちんとした救援の手をさしのべられるように。
やらなくてはならないことはあまりに多すぎる。でも,やらなくてはならない。
そのための知恵と労力を出し合って。
この計画停電との関連で,交通機関に大きな影響がでている。都心部は,ほぼ,いつもと同じ状態での運行がなされるようだが,郊外に向かう私鉄各線は,都心から離れれば離れるほどに全面運休が発表されている。都心に近いところでの折り返し運転がほとんどだ。
都心重視はわからぬではないが,もう少し,大局的な判断はできなかったものだろうか。たとえば,東京23区は,停電はしない(荒川区だけが例外)。なぜか,と考えてしまう。こういうときには,みんな平等に負担を分け合うべきではないのか。
郊外から通勤しているサラリーマンは電車が止まっていて出勤はできない。となれば,都内の企業の多くは,フル回転での営業はできないはずだ。現に,東海道新幹線は,全面運行予定であったが,運行にたずさわる社員が確保できない(出勤できない)という理由で,まびき運転に変更した。このことに象徴的に表れているように,大手企業も同じはずだ。
わたしも,今日の出勤は見合わせることにした。いつも利用している田園都市線は朝夕のラッシュ・アワーは平常どおり運行するが,日中は全面運休するという。しかも,あざみ野駅より西方面は全面運休するという。出勤しても大丈夫かな,と一瞬,考えたが,日中に3時間の停電では,仕事はほとんどできない。ここは「不要な外出は控えるように」という通達にしたがった。
さきほどかかってきた友人からの電話によれば,某ターミナル駅の周辺は,異様な雰囲気だ,という。なぜなら,働き盛りの男性たちが,いくつもの買い物袋を下げて歩いている,この光景は異様だ,と。そして,駅ビルの中にあるスーバー・マーケットに買い物に行ったら,食品のほとんどが売り切れ。缶詰などは影も形もなくなっている,という。あっという間にみんな買い込みに走ったのだろう,と。店員に聞いてみたら,つぎの商品がいつ入ってくるかはわからない,と。みんな被災地に向けて運ばれている,とか。
電気はアンペアの関係で,西日本の電気をゆずってもらうことはできないそうだが,食品はいくらでも運べばいい。ここはひとつ農林水産省あたりが音頭をとって,きちんとした食品ネットワークをつくって,食の安全確保につとめてもらいたいものだ。そうしないと,パニックが起きる。いや,もう起きているのかもしれない。わたしのようなのんびり屋は,まだ,平然とことのなりゆきを眺めているが,気の早い人たちはすでに買いだめに走っているのだ。
これも,さきぼと,茨城県で避難所生活をしている人からの連絡でわかったことだが,避難所には食べ物がなにも支給されず,毛布もなく寒さに震えている,という。そこに現れるのが「弁当屋」。しかも,法外の値段で売りつけている,という。背に腹は変えられないから,みんな言い値で買うしかないのだ。こういう悪徳業者が,かならず,非常事態が起きると現れる。困ったものだ。
こうなると,もはや,戦争状態に入ったとしか言いようがない。大自然との闘いであると同時に,原発との闘いであり,なによりも始末の悪いのは「人間」との闘いである。火事場泥棒とはよく言ったもので,被災地にも「窃盗」が横行している,という(インターネット情報による)。自治体の手のゆきとどかない避難所には悪徳業者が出入りする。スーパーの食品は,車をもった人たちによって,買いだめをされてしまう。こうして,弱者はいつもワリを喰うことになる。そんな世の中であってはならない。と,声を大にして叫んだところで,非常事態にあっては,どうにもならない。
自民党も野党も,この際,政争は一時休戦にして,一致団結して確かな自治体のネットワークを立ち上げて,国民生活に混乱をきたさないよう,全力を投球すべきときだ。人手が足りないところこそ,ボランタリーを募って,なんとかしてパニックにならないよう,この非常事態をしのごうではないか。
いよいよ明日からが正念場だ。この非常事態からいかにして脱出するか。
避難所生活をしている人たちに,きちんとした救援の手をさしのべられるように。
やらなくてはならないことはあまりに多すぎる。でも,やらなくてはならない。
そのための知恵と労力を出し合って。
1 件のコメント:
計画停電の地域に入っているなんて大変ですね。こちらも節電をやっているスーパーやコンビには多いです。
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