2014年5月28日水曜日

今日(28日)から「補助化学療法」のための入院。4泊5日の予定。

 時の経つのは早いもので,胃ガン摘出手術をして退院したのが2月27日。それから3カ月が経過した今日(5月28日),「補助化学療法」を行うために入院しました。予定では4泊5日。個人差があるとのことですので,この予定で退院できることを祈るのみ。

 「補助化学療法」などといわれてもピンときません。なんのことはない,要するに抗ガン剤療法ということ。病院でも抗ガン剤ということばに抵抗があるらしく,このことばをわたしの主治医もほとんど使わないで「薬剤による治療」をやりましょう,とおっしゃる。患者としては,やると決めたら覚悟はできているのですから,わかりやすく抗ガン剤治療と言ってくれた方が気が楽です。

 まあ,それはともかくとして,TS-1(通称,ティーエスワン)という錠剤を飲み始めて8日目から,さらにこの「補助化学療法」を行うということです。ですから,今日は入院手続やら同意書やら,なにやらの書類にサインをして,担当医さん,薬剤師さんとの面談があって,看護師さんが血圧を計って,体温を計って,という程度のことでおしまい。明日から,採血をして,その結果をみて治療にとりかかるということのようです。

 いよいよ治療開始となれば,〇〇〇とかいう強い抗ガン剤を点滴によって注入します。その前に,その抗ガン剤の副作用を予防するための点滴がいくつかあって,その後はこの抗ガン剤を早く対外に排泄させるための利尿剤などの点滴があるとのこと。明日は,すぐにはそれほど大きな副作用はでてこないはずだそうで,時差をおいて明後日くらいから徐々にさまざまな副作用がでる人はでてくるとのこと。

 さあて,わたしの場合にはどのようなことになりますことやら・・・・。「やってみなければわかりませんから」というのが院長先生のおことば。おやおや,です。要するに抗ガン剤治療というのは,まだまだ,そんな程度のレベルでしかない,ということでもあります。ですから,抗ガン剤治療は拒否しなさい,というお医者さんもいて,たくさんの本も書いていらっしゃいます。

 いずれにしても,抗ガン剤治療を拒否するリスクと抗ガン剤治療を受けるリスクの二つのうちの一つを選ぶしかないわけですので,困ったものです。運を天にまかせて・・・という次第です。でも,わたしの場合には,幸いなことに院長先生とかなり突っ込んだお話をさせていただきましたので,それなりに納得の抗ガン剤治療の受容です。

 今日,提出した「同意書」の主文にはつぎのように書かれています。
 私は,このたび「胃癌手術後の補助化学療法」の必要性,それに伴う今後の見込み等について,別紙により充分な説明を受け,理解できましたので,その実施について同意します。

 この同意書にサインして提出したのですから,あとはまな板の上の鯉です。
 まあ,今夜はゆっくり眠ることにしましょう。そして,病と戯れる夢でもみることにしましょう。

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