テッカン,テッカン,たいへんなことになってしまったよ,とアキコが叫ぶ。いったい,どうしたんだい,朝から,とテッカン。あの孫が,とうとうねガエッタのか,ひっくりカエッタのか,よくわからないけれど,カエル君になってしまったのよ。これじゃ,わたしたちが丹精こめてつくった文化学院も行く末どうなるかわからないよ,とアキコ。キミシニタモウコトナカレという歌を忘れてしまったのかしら・・・。
(注:そうです。忘れてしまったのです。アキコさんの長男は歌人としての道を選びましたが,次男,つまり,カエル君の父君は,外交官として海外で活躍しました。ですから,カエル君も海外生活が長く,典型的なバイリンガルとして育ちました。ですから,言ってしまえば日本人としてのアイデンティティがいささか不安定であることはたしかです。つまり,軸がぶれるのです。政治家としての才能も豊かなのに,肝腎要の軸がぶれるのです。今回もその典型的な動き方をしたのでは・・・と思っています。ちなみに,カエル君はあの評価の高い文化学院の理事長のはず。)
こうして,とうとう「ヨ〇ノ・カ〇ル」君はこの世を去り,ごく短時間の輪廻転生を経て「ヨソノ・カエル」君としてこの世に生まれ変わってきました。みごとな「生まれ変わり」です。しかも,いきなりダイジンとなって。あろうことか,あのカンチガイ君に誘われて・・・。
苦労して立ち上げた「タチガレ党」だったか,「タソガレ党」だったかあまり記憶がないけれど,そちらはいったいどうなってしまうの。カンチガイ君とその党を,あれほどまでに鋭く批判し,このままでは日本の経済は沈没してしまう,という本まで書いたのに・・・。もう,これ以上,カンチガイ君に国をまかせておくわけにはいかない,ときびしく迫っていたのに・・・・。それを,なんと一夜にして「ひっくりカエッタ」り,「ねガエッタ」りするのか,その理由がよくわかりましぇ~ん。あんなに意気込んでつくった党なのに,あっさり見捨ててしまっていいの。そんなにまでしてカンチガイ君に義理をはたすなにかがあったわけ・・・・・・?
あっ,そうか,夜中に囲碁をやったね。あの囲碁友達の「コザワ」君と。アマチュア7段という政界きっての実力者同士の,勝ったり負けたりのあの囲碁友達の「コザワ」君と。あっ,ひょっとしたら賭けでもしたんじゃないの。「タソガレ党」と縁を切るか切らないか,と。あるいは,実弾まで積んで賭け碁に及んだのではないの。その負けた金額がとんでもない額になってしまって・・・・。そして,とうとう,どうにもならなくなって,あとは,やけのやんぱち「ねガエル」か「ひっくりカエル」になるしかなかったのではないの。それなら,とてもよくわかるよ~ん。
それにしても,突然,ヨソの党から「ねガエッテ」やってきた「ヨソノ・カエル」君をいきなり「ダイジン」にすることはないじゃ~ん。「ミンス」党にはそれほどまでに人材が居ないということなの。いやいや,いるじゃないですか。かつて輝いていた人たちが・・・いっぱい。佃煮にしても余るほど・・・・。若手だっているじゃないですか。そういう人たちになぜチャンスを与えてあげないの。こんなことをしていたんじゃあ,「ミンス」党の若手は黙ってはいないよ。
いよいよ「ミンス」党崩壊劇のはじまり,はじまり・・・・という紙芝居。
それにしても,ほんとに,あのカンチガイ君の考えること,やること,わたしにはまったくわけがわからない・・・・。故江田三郎の愛弟子だとおっしゃるが,ほんまかいな,といまになって思う。そんな関係があってかなかってか,「サツキ」君までを強引に「ホウム」大臣に押しつけたりして・・・・。ほんまに,わたしにゃ,「わっかりましぇ~ん!」
さて,このつづきの話は,読者のみなさんで「創作」してみてください。そして,コメントにして投じてみてください。このあとの「モノガタリ」(この場合の「カタリ」とは「語り」「嚕り」「騙り」のいずれでも可)をみんなで創作してみませんか。そして,大いにみんなで楽しみたいと思います。それが,せめてもの,われわれ庶民にできる葬送儀礼というものではありませぬか。「ヨソノ・カエル」君と「カンチガイ」君の合葬祭として。そうです。儀礼は大事なのです。そうしないと,カンチガイ君もヨソノ・カエル君も心安らかにあの世に旅立つことはできましぇぬ。なんなら,モーツァルトの「レクイエム」を葬送行進曲にして。
たくさんの方の「モノガタリ」をお待ちしています。inamasa君からのこころからのお願いです。
よろしく。4649。
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