2015年7月19日日曜日

娑婆にでてみたら,世の中,とんでもないことになっていた。浦島太郎症候群。

 15日ぶりで娑婆にでてきたら,世の中,騒然。とんでもないことになっていました。まるで浦島太郎症候群です。

 今日(19日)は朝からたまっていた新聞を大急ぎでめくってみました。この短期間のうちに,世の中,こんなことになっていたのかと驚くことばかり。

 しかし,なによりの「朗報」は,アベ内閣支持率が37%(毎日新聞)に急激に下がったこと。しかも,大手新聞社の調査結果も軒並み「30%台」だという。まずは,このことをなにより言祝ぎたいとおもいます。おそらくは、SEALDs の若者たちの大活躍が大きく影響しているものとおもわれます。そして,ようやく国民の多くが「目覚め」,これではいけない,と気づいたということなのでしょう。

 これほど政府・自民党が徹底してメディアに対する言論統制を強いてきたにもかかわらず,やはり,「真実の女神」は立ち現れるものです。今回は,「安保法制」=「戦争法案」というイメージがじわじわとひろがり,とりわけ,若者たちと幼い子どもをもつ母親たちが声を挙げ始めたことが大きな分水嶺となったようにおもいます。

 にもかかわらずコウムラ氏(高村)は,「支持率が下がっても安保法案は必要」と豪語しています。つまりは,民意など聞く耳はもたぬ,と声高らかに宣言しているのです。

 その一方で,新国立競技場問題については,朝令暮改(舛添)にも等しいやり方で,白紙撤回してしまいました。どうだ,やるべきときには「素早い決断」をして,民意に答えるのがアベ政権なのだと言わぬばかりのみごとなまでのスタンド・プレイでした。しかし,その「計算づくの演出」はまるみえで,裏の事情をある程度理解している人間からすると,まるで「猿芝居」そのものです。

 いちはやく『東京新聞』の朝刊は,スポーツ基金を取り崩して建設費にまわし,そのツケを五輪後も毎年,国費で5億円を補填する,という合意が財務省と文科省の間で取り交わされた,とすっぱ抜いています。しかも,エンドレスだという。なんというお粗末。スポーツ基金は選手育成のための助成金を出すための基金。これを建設費に使ってしまってどうするというのでしょう。もう,わけのわからないことを平気でやるのが,いまのアベ内閣です。

 さあ,アベ君は「白紙撤回」などと大見得を切ってみせたものの,その化けの皮ははやくもはがれはじめています。これも,どうやらアベ君独特の計算の上に立つ得意の「大嘘」のようだ。となると,その落としどころをどこに求めて行くことになるのか。みものだ。官邸主導とはいえ,事務局は五輪担当大臣のところに置かれた。水面下では,森喜朗組織委員会委員長を筆頭に,これから,さまざまな裏取引がなされることになるだろう。責任問題と抱き合わせにして・・・・。

 せっかく「白紙撤回」したのだから,これからの会議は国民も参加した公開のガラス張りで行われるのが理想だ。そうすれば,あらゆる疑惑から解放され,みんなが納得のいく結論にいたるはず。それができなかったら,元の木阿弥。またまた,とんでもない「伏魔殿」での「密室会議」のはじまりです。そして,総経費は国民の顔色をうかがいながら,いつしかとんでもない額に達するのではないか,とわたしは推測しています。最後は,「時間がない」で逃げ切る。常套手段。「60日ルール」の応用編。

 建築エコノミストの森山高志さんは,旧国立競技場は使い勝手がよく,建築的にも傑作だったのだから,これを若干の手直しをして復元することを提案している。そうすれば,図面も全部あるし,工期も短くて済むし,経費もかからない,という。しかも,このことは官邸の勉強会でも説明済みだという。

 これを承知の上で,官邸はどの手を打ってくるのか。なにせ,沖縄の辺野古問題では徹底して民意を無視しているし,安保法制でも民意を完全に無視して,平気な官邸である。新国立競技場問題も,最後は,官邸の独断先行で押し切ってしまうでしょう。そういう「体質」なのだから。人の話に耳を傾けることなど,とうてい想定できない。それがアベ政権だ。

 だから「安倍政治をゆるさない」というカードを掲げる女性デモが,静かなブームを呼んでいる。このカードをかかげて静かに行進する。いかにも,女性らしい,がしかし,力強い意思表明ではある。

 どうやら,新国立競技場問題と安保法制とは「セット」で国会論議を呼ぶことになりそうだ。新国立競技場問題は,わたしが承知しているだけでも,もっともっと深いところに根があるのだから,つまり,政権の意思決定の方法は同根という意味で,ワン・セットにしてとことん問題を掘り下げてほしい。野党にそれだけの力があるかどうか,そこが問題だが・・・・。

 いやはや,これから会期末まで,国会から眼が離せない。また,国会前でのデモも眼が離せない。なんとか早く体力を回復して,でかけることができるようになりたいものだ。

 退院早々,大問題に直面。えらいこっちゃ,です。
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