2014年6月23日月曜日

抗ガン剤治療,少しペースダウンしましょう(主治医)。やれやれ,少し安心(わたし)。

 6月23日(月)午前9時。予約どおりにT病院へ。外来による診察で,セカンド・クールの抗ガン剤治療の診断(治療計画)が下る日。ファースト・クールは,3週間にわたる錠剤+点滴(4泊5日の入院)による抗ガン剤の投与・注入により治療を行ったあと,2週間の休息期間(錠剤を飲まないで,からだを休める)。この休息期間の最終日が25日(水)。ですから,セカンド・クールは26日(木)から開始予定でした。

 今日(23日)は,いつものように採血をして,血液検査,その結果の診断にもとづくセカンド・クールの治療計画を立てること。その結果は,「抗ガン剤が強すぎたようなので,少しペースダウンして,弱い抗ガン剤(錠剤)を7月1日から2週間飲んで,そのあとお休みにして様子をみることにしましょう」「つぎも8月1日から2週間飲んで,そのあとお休み,という展開で様子をみましょう」「そうしながら,一番,からだに合う治療のレベルを探っていきましょう」ということでした。

 この診断結果に,じつは,わたしは大満足。やれやれ,これでよかった,と少し安心です。

 といいますのは,ファースト・クールのときに,入院して点滴による抗ガン剤の注入のあと,退院してからいろいろの副作用が現れ,苦しんだ経験があったからです。これを,当初の予定では,5週間ワンサイクル(3週間の投与+2週間の休息)で,数年にわたり繰り返します,と言われていたからです。いやぁ,これは参った,というのがワン・クールを終えたあとの正直な感想。

 ですから,今日(23日)の診断で,予定どおり「繰り返します」と言われたら,患者の側からの異議申し立てをして,少し緩和してもらえないかと直訴するつもりでいました。そのためには理詰めでいくか,情緒に訴えるか,それでも駄目なら・・・・といろいろ作戦を立てていました。しかし,恐ろしいものです。血液検査の数値だけで,わたしの苦しんだ副作用のおおよそのところを,主治医はすでに把握していました。ですから,わたしの方からはなにも言う前に,診断結果と治療計画が告げられました。そして,それはわたしが大満足する内容だったのです。

 もう少しだけ詳しく書いておきますと,以下のような,いささか不安な時間を過ごすことがありました。

 採血を終えて,あとは診察の順番待ち。血液検査の結果がでるまでは,あとからきた人でもどんどん診察室に呼ばれて入っていきます。これはいつものことなので,承知の上で,本を読んでいました。すると,看護師がやってきて「血液検査の結果はでたのですが,少し時間をください,と主治医が言ってます」という。「おやっ?」とよくない予感が走りました。それは重要な診断を下すときには,それぞれの専門の医師が集まって合議することになっている,と聞いていたからです。ですから,なにか良くない数値がでているのでは・・・・と悪い方に予感が走っていきます。

 それから小一時間ほど経ったころに,同じ看護師がやってきて,薬剤師さんの都合で,あと10分ほど待ってほしいという。そうか,やはり「合議」をやっていたのだ,そして,最終的にどの「薬剤」にするのか薬剤師の意見を聞くことになったのだな,と推測。でも,最後に薬剤師の判断を求めるとしたら,これはわたしが恐れていた最悪の予感とは少し違うな,と気づきました。

 でも,一抹の不安を残したまま,診察室に入りました。ところが主治医さんの顔がケロリとしていました。その瞬間,ああ,よかった,と直感しました。大したことではなかったようだ,と。そして,淡々と,最初に書いたような診断結果が告げられました。すべて,わたしはなんの不満もなく納得。これで安心,という次第でした。

 以上,今日の診断結果のご報告まで。しばらくは,錠剤だけの治療で様子をうかがう,ということになりました。やれやれ,と少しだけ安心。

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