2014年6月10日火曜日

解釈改憲「ごまかし」,反対の学者グループが批判(東京新聞6/10)。

 今朝(6月10日)の東京新聞に,表記のような見出しの記事が写真入りで掲載されていました。共同代表の山口二郎さんのほかにも,西谷修さん,小森陽一さんといった知人の顔が並び,ひさしぶりににんまり笑いながらこの記事を読みました。「よーしっ,応援していくぞ」,と。

 
たぶん,東京新聞以外の新聞には掲載されていないのではないかと思い,紹介させていただきます。もっとも,ネットには,共同通信配信の記事(6月9日19時12分配信)が流れていますので,そこですでにご存じだった方も少なくないと思います。同時に,一部の地方の新聞にも共同通信配信の記事として掲載されたのではないかと思います。使っている写真もまったく同じです。

 さてはて,このところ連日のようにトップ・ニュース扱いをされている解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に関する議論。そのあまりのお粗末さにはあきれ返るしかありません。しかも,それに歯止めをかけることのできる政党もなく,まさに自民党の独演会。しかも,それは国民の目をあざむくための「猿芝居」。議論のポイントを「ごまかす」ための意図的・計画的な独演会。

 それをまたぞろ,NHKがサポートしている,というのですから始末が悪いこと限りなしです。ことしに入ってとくに顕著になっているのが,NHKのニュースの流し方。記者会見にしろ,国会討論にしろ,どういう「質問」に対して,アベ君がどのように「応答」しているのかという全体像がまったくみえてきません。そして,アベ君の一方的な主張だけが流されます。すると,一見,じつにまともなことを言っているように聞こえてしまいます。しかし,そうではありません。

 YouTubeなどのネットを流れているまともな情報(質疑のやりとりを全部,ひとまとめにした情報)をみますと,アベ君がいかにトンチンカンな「応答」をしているかが,はっきりとみてとれます。たとえば,集団的自衛権についての記者会見などでも,記者の質問に,いかにも真っ正面から応答しているかにみせかけて,途中から一気に脱線していき,自分のいいたいこと,自分の頭にしっかりと刷り込んである得意な主張を繰り返します。どんな質問に対しても,ほとんど同じ応答の繰り返しです。記者も記者で,答えになっていないとか,応答の矛盾を突っ込んでいこうとはしません。みんな優等生ばかりです。あるいは,自発的隷従者ばかりです。

 国会での討論の質問と応答とがセットになった映像はほとんど流れてきませんのでわかりませんが,たぶん,同じことを,手を替え品を替えしながら繰り返しているだけではないか,と思われます。それはNHKのニュースをみていて推測できます。NHKは,アベ君のもっとも際立った言説だけを切り取って,そこだけを流します。それも「繰り返し」,一日中,流します。すると,それをみている視聴者は無意識のうちに「首相のいうことは正しいのではないか」という具合に無意識のうちに刷り込まれてしまいます。いわゆるマインド・コントロールです。

 一説によれば,メディア・リテラシーを想定した特訓が,相当,徹底して行われているらしい,ということです。たしかに,中味はなにもないのに,場合によっては嘘八百であるにもかかわらず,威風堂々と,弁舌爽やかに「言い切る」ことによって,聞く人を圧倒してしまう場面が,このところ際立って多くなっているように思います。

 その典型的な例が,IOC総会でのプレゼンテーションです。世界に向けて,堂々と胸を張って「under control 」と言ってのけたのですから・・・。普通の神経ではとても言えません。「猿芝居」と言われようが,「ごまかし」と言われようが,多数の支持を得られればそれでよしとする,この神経はまともではありません。病気というか,ほんとうの「バカ」というか,救いようがありません。

 そんな人がいま,集団的自衛権などというとんでもない憲法違反を承知で,解釈改憲(「壊憲」という人もいます)という屁理屈で押しとおそうとしているのですから,恐ろしいかぎりです。しかも,お目付役であるはずの法制局も抱き込んでしまって・・・。

 この「猿芝居」を,この国会期間中に結末をつけるというのですから,困ったものです。
 これからも,いろいろのデモが計画されています。そういう場に勇んででかけることのできる「からだ」ではないことをこころから悔やんでいます・・・・。でも,調子のいいときには・・・・と虎視眈々と狙っています。でないとやってられません。
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