2015年2月13日金曜日

沖縄のいま。まるで治外法権か。アベ君のやりたい放題。ハチャメチャ。

 イスラム国人質問題がメディアを独占している間に,沖縄ではたいへんなことが唯々諾々と進行しています。アベ君のおもうツボというところ。こまったものです。

 昨日(12日)の施政方針演説でも,沖縄問題に触れたのはほんのわずか。しかも,その内容にあきれはててしまいます。短いので引いておきましょう。(『東京新聞』演説全文より)。

 現行の日米合意に従って,在日米軍再編を進めてまいります。3月末には,西普天間住宅地区の返還が実現いたします。学校や住宅に囲まれ,市街地の真ん中にある普天間飛行場の返還を,必ずや実現する。そのために,引き続き沖縄の方々の理解を得る努力を続けながら,名護市辺野古への移設を進めてまいります。今後も,日米両国の強固な信頼関係の下に,裏付けのない「言葉」ではなく実際の「行動」で,沖縄の基地負担の軽減に取り組んでまいります。

 たったこれだけです。しかも,売り文句だけを強調して,内実はウソで固めた恐るべき内容になっています。よくもまあ,国会の場で,しかも施政方針演説で,こんのウソをいけしゃあしゃあと言えるものだと,開いた口がふさがりません。これで本土の人びとの圧倒的多数の支持がえられるとソロバンをはじいた上での発言です。それほどに国民はバカにされているというなによりの証拠。

 もう一度,しっかりとそのウソを検証しておきましょう。

 「引き続き沖縄の方々の理解を得る努力を続けながら,名護市辺野古への移設を進めてまいります」・・・そうですか。「引き続き」沖縄県民の意思を無視し,翁長県知事が二度も本土にやってきて会見を申しいれても会おうともせず無視し続けながら,「名護市辺野古への移設を進めてまいります」ですか。

 翁長知事が,仲井真前知事が許可した移設工事の手続に瑕疵がなかったかどうかを調査する委員会を立ち上げ,その結論がでるまで「工事延期」を求めているにもかかわらず,これも「無視」して工事を加速させています。しかも,その工事内容も仲井真前知事が許可した内容を大きく逸脱しているのも承知の上で,強行突破をはかろうとしています。もちろん,話し合いにも応ずることなく「無視」です。

 一方,名護市議団は,沖縄防衛局を訪ね,辺野古移設に反対し,作業中止を求める意見書を井上局長に手わたしました。しかし,局長は「これまで通り作業を続ける」と応答。ここも軽く「スルー」した上で無視。

 また名護市議団は,那覇市の第十一管区海上保安本部と県警本部を訪れ,「移設先周辺で辺野古反対派の市民が続ける抗議活動への警備で負傷者が出ていると抗議」しました。しかし,こちらも確たる応答もなく無視。

 こうした市民の抗議活動では,県警や海上保安局による「暴行」は日常茶飯,怪我人も続出,そのうち3人は「特別公務員暴行陵虐致傷容疑で那覇地検などに告訴状を提出しています。にもかかわらず,県警も海上保安局も,その過剰警備の手をゆるめようとはしていません。それどころか,さらに警備が「過激」になりつつある,と地元紙の『琉球新報』も『沖縄タイムス』も,連日,詳細に報じています。

 こうした沖縄のすさまじいばかりの「現実」を百も承知の上で,アベ君は,すべて「無視」して,正々堂々たる「ウソ」を国会の場で述べ立てているわけです。

 もう,この国はとっくのむかしに「破綻」をきたしています。そのことに多くの国会議員や国民が気づいていない,これが最大の悲劇です。

 「裏付けのない『言葉』ではなく実際の『行動』で」,沖縄県民を騙しつづけます,とアベ君は声高らかに宣言しました。そして,みごとに,それを「実行」しています。たいしたものです。だれも真似のできない「芸」としかいいようがありません。もはや,ハチャメチャ,です。

 その責任は,そのハチャメチャを許しているわたしたち国民にあります。そのことも忘れてはなりません。いまこそ,声を挙げるべきときです。できるところから・・・・。その自覚と覚悟がなにより大事です。
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