2015年2月14日土曜日

「東京五輪2020」を政治利用しようとしているアベ君にひとこと。

 アベ君! やろうとしていることは逆だよ。施政方針演説のなかで「私たち日本人に2020年という共通の目標ができた」とちらつかせ,集団的自衛権の行使や憲法改正(改悪・とくに9条にかんしては)を正当化しようという下心がみえみえ。

 今日(2月14日)の東京新聞「こちら特報部」で,改憲問題を大きくとりあげています。その最後のところに,「『2020へ共通目標』東京五輪の機運利用される?」という見出しの記事が掲載されています。この問題に警告を発している高良鉄美(琉球大学教授・憲法学)さんのことばを引いておきましょう。

 「20年の東京五輪が近づくにつれて『新しい時代を迎える』という空気がつくられ,国威発揚の動きも強まる。これを利用し,改憲の動きが加速するのではないか。十分な議論がなく,何となくの雰囲気の中で質の悪い改憲案が通るのが怖い」。

 高良さんの仰るとおりで,すでに,アベ君は「東京五輪2020」を視野に入れた三味線を弾きはじめています。これからもっともっとけたたましく弾きはじめることでしょう。「東京五輪2020はテロに狙われて危ない。国民の命と安全を守るために・・・・」という常套句を用いて,情熱をこめて(最近の演説がヒトラーに似てきて怖い)世論操作をはじめるのは眼にみえています。

 しかし,アベ君。思考のヴェクトルがま逆ですよ。改憲をして軍隊をもてば「安全」なのではなくて,ますます「危険」にさらされることになるんですよ。しかも,オリンピック・ムーブメントの基本は「平和運動」ですよ。アベ君の考える「積極的平和主義」は,いくら美辞麗句を並べ立てて誤魔化そうとしたところで,しょせんは武力に守られた,戦闘力を前提にした「平和主義」でしかない。戦争も辞さない「東京五輪2020」なんて,日本国民の多くは望んではいません。

 そうではなくて,「憲法9条」を死守していくことこそが,真のオリンピック・ムーブメントの「精神」を推進していくための,ほんとうの「力」になる,ということをお忘れなく。そして,「憲法9条」の旗印のもとで「東京五輪2020」をデザインし,その内実を構築し,実践していくことこそが,国際社会での日本国の地位を確保する唯一無二の道だ,ということを。
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