2013年4月14日日曜日

アメリカ産柑橘類が大手スーパーマーケットの売り場を独占。日本産は片隅にほんの少しだけ。

  日曜日は食材の買い出し日。いつものようにすぐ近くにあるいま話題の大手スーパーマーケットにでかけました。地下一階にあるので,エスカレーターで降りていくと,そこはいつものように柑橘類がかなりのスペースでならべられています。そして,いきなりわたしの眼に飛び込んできたのは,オレンジ。色つやよし,大きさよし。値段もいつもの値段の半分近い。これはお買い得とばかりに眼を輝かせる。そして,どうせなら,わたしの好きな八朔を買おうと思って探したら見当たりません。えっ,なぜっ?

 そして,そこに並んでいる柑橘類をひととおり眺めてみましたが,どうしても見つかりません。まあ,いいか,と思ってあきらめかけていたら,なんとその売り場のはじっこに八朔がほんの少しだけ,申し訳なさそうに並んでいました。しかも,値段がべらぼうに高い。二度目の驚き。そこで,よくよくみてみるとそこに並んでいる柑橘類の大半はすべてアメリカ産。そして,格安の値段。これでは,まるで日本産はみせしめのようなもの。

 その瞬間,あーっ,と声を発していました。まわりにいたお客さんがなにごとかという顔でわたしを眺めていきます。ちょっと恥ずかしい思い。でも,たしか,先週までは日本産の柑橘類が大半を占めていた売り場が,今週はアメリカ産が独占し,日本産は隅っこにほんの少しだけ。いずれ,こういうことになるのだ,と少し腹立たしげに,納得。

 しばらく前から,このスーパーマーケットにはアメリカ産と大書した精肉コーナーが出現し,そのとなりに対比するかのように日本産の精肉が並べてあります。鳥,豚,牛のいずれも,日本産に比べたら格安。家族の多い家なら間違いなくアメリカ産を購入するしかないよなぁ,と思いながら眺めていました。わたしのように牛肉はあまりに高いので,バカバカしくなってほとんど食べない老人家族は,日本産の鳥か豚で我慢もできよう。しかし,育ち盛りの子どもたちがいたら,やはり,格安の肉を購入するしかないのだろう。これもよくわかる。

 こうして,すでに,日本産の精肉や柑橘類が,大手スーパーマーケットの売り場から締め出されつつあります。魚のコーナーも同じです。今日,みつけたのは,巨大な鮭の切り身。しかも,格安。半身を8切れひとまとめで850円。しかも,120円引き,と書いてあります。わが眼を疑いました。いつもは,北海道産のものを2切れ(400円)買うか,ノルウェー産のものを4切れ)500円)買うか,のいずれか。そこに,いよいよロシア産の参入です。いずれも格安値段。こうなると,日本産の魚まで,高いというレッテルを貼られたようにして,どこかに締め出されてしまいます。

 TPPなどに参加するまでもなく,すでに,日本産の食材はどんどん隅っこに追いやられています。売り場面積があっという間に減っていく,この現象を,わたしたち消費者はどう考えたらいいのでしょうか。生産者はもはややっていかれない・・・・そういう情況がどんどん拡散しつつあります。それがますます進行していくとどういうことになるのか。もう説明の余地もありません。

 食材が外国産のもので支配されてしまうということになれば,日本の伝統的な食文化もどんどん痩せ細っていきます。やがては,重要文化財として「保存」しなければならない対象にされてしまいかねません。グローバリゼーションという「ツナミ」はこうしてわたしたちの日々の生活まで大きく改変していくことになります。

 TPPに参加する以前に,もうすでに,こういう情況が粛々と進行しています。日本人として生きるということはどういうことなのか,本気で考えなくては・・・・と痛感させられました。

 とりあえず,今日の食材購入にあたっての所感まで。

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