わたしが旅などをしてほっつき歩いているうちに,世の中は驚くべき速さでものごとが急展開していきます。のんびりとよそ見などしている余裕もない,恐るべき時代に突入したという実感でいっぱいです。それにしてもこの慌ただしさはなんなのでしょうか。
旅からもどって,西谷修さんのブログを開いたら,ご自身も発起人に名を連ねている「96条の会」の情報が満載。そして,少しでも多くの人に呼びかけてほしい,とのメッセージもついていました。もとより,96条に定められている憲法改正手続きを「三分の二」から「二分の一」に変えようという政府自民党の提案には真っ向から反対でしたので,迷うことなくすぐに署名しました。ついでに,ひとことメッセージも書き込んでおきました。
すでに,「9条の会」(大江健三郎,小森陽一,など)が,いちはやく96条問題についても反対の強い意思表示をしていることは,みなさんもすでにご承知のこととおもいます。しかし,96条に真っ向から向き合うには,いくらかはぐらかされているような感じは否めませんでした。ですが,「96条の会」を結成してくれたお蔭で,真っ正面から反対の意思表示ができる,というのがわたしの印象でした。ああ,助かった,とおもいました。ですから,これから大急ぎで,わたしの友人たちにもお願いの呼びかけをしようとおもっています。
「96条の会」は樋口陽一さんを会の代表者として,36名の発起人が名を連ねています(5月22日現在)。あいうえお順で,わたしにもなじみのある人の名前を挙げておきますと,上野千鶴子,奥平康弘,姜尚中,小森陽一,坂本義和,高橋哲哉,西谷修,山口二郎,といった人びとです。この人たちが受け皿になってくだされば安心です。これから大いに声を挙げてほしいものだと,祈りながら,応援しています。
なお,6月14日(金)には,上智大学を会場にして,会の代表者である樋口陽一さんの基調講演があり,それを中心にしたシンポジウムも予定されています。詳しくは,「96条の会」のホーム・ページを参照してください。アドレスは以下のとおりです。
http://www.96jo.com/index.html
このブログで初めて「96条の会」のことをお知りになられた方は,趣意書(ホームページ)をお読みになって,賛同していただけるようでしたら,ひとりでも多くの方に声をかけてくださるよう,お願いいたします。
わたしの考えは単純です。二分の一,つまり,単純多数で憲法が変えられるのであれば,衆参両議院とも過半数を確保する政権ができるたびに,憲法は国民の意志に関係なく,好き勝手に変えることができるようになる。ならば,憲法などというものは必要ではない。憲法は,主権在民,すなわち国民の監視下にあって,権力の暴走をくい止めるために存在するものである考えています。それを,政府の好きなように変えることができるようにするということは,憲法の精神を無視した本末転倒の議論です。もし,こんなことを許してしまったら,日本という国は,世界中の笑い物になってしまうでしょう。
そんな恥ずかしいことを,いま,日本の政府はやろうとしているのです。
ここはなにがなんでも,国民一人ひとりがよく考えて,声を挙げるべきときでしょう。そのつもりで,政府自民党の意見に賛成の人とも,大いに議論する機会をもちたい,とわたし自身は考えています。とても笑いごとで済まされるような問題ではありませんので・・・。血をみない程度に,激烈な議論もときには辞さない覚悟が必要,と自分自身に言い聞かせながら。
そして,いま,政府がやるべきことは,違憲判決がでている選挙制度を「違憲」にならない制度に改めること,ここにあります。しかも,喫緊の政治家の仕事です。それを棚上げにしたまま,またぞろ,違憲選挙を繰り広げようというのですから。開いた口が塞がりません。
まずは,ともあれ,「96条の会」へのご支援を。
旅からもどって,西谷修さんのブログを開いたら,ご自身も発起人に名を連ねている「96条の会」の情報が満載。そして,少しでも多くの人に呼びかけてほしい,とのメッセージもついていました。もとより,96条に定められている憲法改正手続きを「三分の二」から「二分の一」に変えようという政府自民党の提案には真っ向から反対でしたので,迷うことなくすぐに署名しました。ついでに,ひとことメッセージも書き込んでおきました。
すでに,「9条の会」(大江健三郎,小森陽一,など)が,いちはやく96条問題についても反対の強い意思表示をしていることは,みなさんもすでにご承知のこととおもいます。しかし,96条に真っ向から向き合うには,いくらかはぐらかされているような感じは否めませんでした。ですが,「96条の会」を結成してくれたお蔭で,真っ正面から反対の意思表示ができる,というのがわたしの印象でした。ああ,助かった,とおもいました。ですから,これから大急ぎで,わたしの友人たちにもお願いの呼びかけをしようとおもっています。
「96条の会」は樋口陽一さんを会の代表者として,36名の発起人が名を連ねています(5月22日現在)。あいうえお順で,わたしにもなじみのある人の名前を挙げておきますと,上野千鶴子,奥平康弘,姜尚中,小森陽一,坂本義和,高橋哲哉,西谷修,山口二郎,といった人びとです。この人たちが受け皿になってくだされば安心です。これから大いに声を挙げてほしいものだと,祈りながら,応援しています。
なお,6月14日(金)には,上智大学を会場にして,会の代表者である樋口陽一さんの基調講演があり,それを中心にしたシンポジウムも予定されています。詳しくは,「96条の会」のホーム・ページを参照してください。アドレスは以下のとおりです。
http://www.96jo.com/index.html
このブログで初めて「96条の会」のことをお知りになられた方は,趣意書(ホームページ)をお読みになって,賛同していただけるようでしたら,ひとりでも多くの方に声をかけてくださるよう,お願いいたします。
わたしの考えは単純です。二分の一,つまり,単純多数で憲法が変えられるのであれば,衆参両議院とも過半数を確保する政権ができるたびに,憲法は国民の意志に関係なく,好き勝手に変えることができるようになる。ならば,憲法などというものは必要ではない。憲法は,主権在民,すなわち国民の監視下にあって,権力の暴走をくい止めるために存在するものである考えています。それを,政府の好きなように変えることができるようにするということは,憲法の精神を無視した本末転倒の議論です。もし,こんなことを許してしまったら,日本という国は,世界中の笑い物になってしまうでしょう。
そんな恥ずかしいことを,いま,日本の政府はやろうとしているのです。
ここはなにがなんでも,国民一人ひとりがよく考えて,声を挙げるべきときでしょう。そのつもりで,政府自民党の意見に賛成の人とも,大いに議論する機会をもちたい,とわたし自身は考えています。とても笑いごとで済まされるような問題ではありませんので・・・。血をみない程度に,激烈な議論もときには辞さない覚悟が必要,と自分自身に言い聞かせながら。
そして,いま,政府がやるべきことは,違憲判決がでている選挙制度を「違憲」にならない制度に改めること,ここにあります。しかも,喫緊の政治家の仕事です。それを棚上げにしたまま,またぞろ,違憲選挙を繰り広げようというのですから。開いた口が塞がりません。
まずは,ともあれ,「96条の会」へのご支援を。
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