2013年8月17日土曜日

鬼の霍乱?夏バテ?それとも熱中症?連日の猛暑にからだが悲鳴?

 連日の猛暑にもかかわらず,エアコンを拒否して無理しすぎたのか,今朝から体調がいささか変。背中の真中・胸骨の裏側あたりがずっしりと重い。鉛が入っているような感じ。その前のみぞおちのあたりもなんとなく違和感がある。そのうち横隔膜全体に圧迫感が走り,とうとう胃のなかがもやもやしはじめる。朝食の準備をしていたら,急に,いやらしい唾液がどっとでてきて,ナヌッ?これは吐く前兆なのか,と自分に聞いてみる。準備が終わったころにはなんとなく納まったようなので,そのまま朝食をとる。食欲はある。

 食後,新聞を読んでいたら,腹全体が痛いような気持ち悪いような,妙な具合。こういうからだの異変はもう何年も経験していないので,要注意。どうなるのかなと様子をみていたが,それ以上に悪くなる様子はなさそうだが,よくもならない。こういうときには外にでて用事を済ますにかぎる,と判断して郵便局にいって書籍小包を6袋ほど発送。そのまま,鷺沼の事務所に向う。歩きはじめたら,からだの異常がいくらかまぎれた様子。でも,電車に乗って座席に坐ると,胃袋の裏の方がなんとなく変。

 事務所に着いて,汗びっしょりなので,すぐに水シャワーを浴びてからだを冷やす。身もこころも締まるほどに気持ちよい。でてきて直ぐにお茶を淹れて(熱めが好き)飲む。とたんに吐き気が襲って,びっくりしてトイレに駆け込む。大量の唾液がでたあと,胃の底の方からひとかたまりになっていたようなゲップがごぼっと上がってきて,それでおしまい。すーっと吐き気は消えた。よしよしとおもっていたが,からだ全体に力がない。気力も足りない。どこか虚脱状態。よくない。

 これはひょっとしたら熱中症の症状の一部ではないか,とわが藪井竹庵先生の見立て。ならばということで,ことし初めて事務所のエアコンを稼働させてみる。ちなみに机の上の温度計は34℃。外気とまったく変わらない。風が抜けていかない分,むっとした暑さが残る。エアコンを点けたら,室温はあっという間に下がって快適そのもの。なのに,気力がでてこない。

 読まなくてはならない本が山と積んであるので,一冊ずつ拾い読みをはじめる。どの本も内容は面白いし,なかを読もうとするのだが,集中力がつづかない。そのうちに眠くなる。この眠気を覚ましてやろうと膝の曲げ伸ばしの運動をする。これはいつもやっていることなので,からだはすぐに反応して,一瞬だけ元気を取り戻す。しかし,集中力は長くはつづかない。すぐに眠くなる。こういうときは,逆らってはいけない,と自分自身に言い聞かせ,マットを引っ張りだしてきてゴロリと横になる。でも,背中もみぞおちも横隔膜も胃袋もどことなく納まりが悪い。

 横になったまま,様子をみながらぼんやりと考え事をしていたら,薮から棒に「陀羅尼助丸」という名前が脳裏に浮かぶ。そうだ,あれを飲めという合図だ,と判断。でも,奈良県の吉野で買ってきてから数年が経過している。もう,気が抜けていて効かないのではないか,ともおもう。でも,せっかく,ひらめいたのだから飲むべしと診断。

 一袋とりだしてそれを全部飲む。水を少しずつコップに一杯分を飲み干す。そして,ごろりと横になる。なんだか,かえって気分がよくない。あわてて,起き上がりあぐらをかいて新聞を広げて読みはじめる。この方が具合がよさそうだ。みるみるうちに気持ちの悪さがとれて,全体に快方に向っているように感ずる。よしよし,と少しばかり安心。でも,いまひとつ積極的になにかをやろうという気にはならない。

 こういうときは映画でもみるにかぎる。つい最近,Huluなるものに登録。一カ月980円。何本でもみられる。最近はこれでときおり映画を楽しんでいる。今日,みた映画はアニメーション映画『河童のクゥと夏休み』(原恵一監督)。なんの予備知識もなしにタイトルに「河童」とあったので,アニメの世界で河童がどのように描かれているのだろうか,というただそれだけの興味・関心のみ。ところが,このアニメーション映画が名作なのに驚く。この映画に見入っている間に,体調のことはすっかり忘れていた。これも映画の効用というべきか。

 夕刻にはすっかり元気を回復。いまはもういつものとおり。なにがあったのだろうか,という気分。ときにはからだを労ってやれよ,という神様からのお灸だったのか。そういえば,休養をとるということを,このところしたことがない。やはり,生活のリズムに緩急をつけることが大事,と反省。ときには,息抜きに多摩川の土手でも散策したり・・・とか。それも,もう少し涼しくなってからの話ではあるが・・・・。

 というわけで,つぎのブログはびっくりするほどに感動したアニメーション映画『河童のクゥと夏休み』について書いてみたいとおもいます。
 取り急ぎ,今日のところはここまで。

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