NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC=Pacific Asia Recource Center)の事務局長の内田聖子さんから,標記のようなメールがとどきました。一昨日のブログにも書きましたように,13日にも安倍首相が「TPP参加」表明をするらしいという情報をとらえての「反対緊急声明」への連名の呼びかけがありました。そこで,早速,連名の意思表明をしました。それに対するお礼のメールというわけです。
このお礼メールのなかに,以下のような情報が盛り込まれていました。
米国NGO/パブリックシチズンのロリ・ワラックさんからのビデオメッセージ(12日撮影)をウェブにアップしたのでご覧ください,とありました。
http://www.youtube.com/watch?v=fm-6DR6o3vs&feature=player embedded
このなかで,「TPPは危険すぎる。なぜ安倍首相は参加を急ぐのか。日本は何も決める権利を持てないのに」とロリ・ワラックさんが強調しています。ぜひ,ご覧になってください。
これをみて,なんて無謀なことを安倍首相はやろうとしているのか,ということがよくわかってきました。この内実をひた隠しにして,つまり,明白な事実(いまから参加しても,実質的にはなにも交渉はできないという事実)をひた隠しにしたまま,自民党の党員総会の了承をとりつけて,15日には正式に「TPP参加」表明をする,というわけです。自民党の党員ですら,このような事実を認識しないまま,党としての意思決定をしようとしているわけです。
それにしても恐ろしい話しです。
政治家ですら,いまからTPPに参加してもなんの意味もないということがわかっていないというこの現実に茫然自失するほかありません。しかし,それならばこそ,そのことを知ってしまったわたしたちが「行動」を起こすしかありません。
偶然とは恐ろしいものです。
そんなことを考えながら,13日の午後8時30分ころ,夕食をとりながらラジオを聞いていました。J-wave(81.3)です。そうしたら,そこに内田聖子さんが登場してきたではありませんか。それも,シンガポールで行われているTPP交渉の現場に取材にきている,その途中での電話応答でした。思わず惹きつけられるようにして耳を傾けました。そこでは,おおよそ,つぎのような話がなされていました。
TPPの交渉そのものは極秘会議ですので,なにが話し合われているのかは,なにもわからないこと。各国の代表に体当たりで取材し,その応答のニュアンスから,あれこれ想像することしかできないこと。最終声明を発表するまでにあと4回の会議が予定されていること。日本がこれから参加することはほとんど想定内のこととして認識されているらしいこと。日本がこれから参加表明をしたとしても,手続的には,最終回に出席が可能となるにすぎないこと。その最終回には追加交渉のほとんどの議題は終わっていて,とりまとめの段階に入っているはずであること。したがって,日本はなにも交渉するチャンスはないこと。最終回の会議の議長国はアメリカなので,アメリカのとりまとめる声明文に賛成をする以外にはなにもできないこと。だから,いまさら慌てて参加してもなんのメリットもないこと。むしろ,すべての交渉条件が明らかにされるまで待った方がメリットは大きいこと。などなどでした。
こんな話を聞いていますと,すでに参加している国々に対して,まるで無条件降伏をするに等しいような「TPP参加」になるというわけです。「聖域」など,とんでもない話です。こんなにまでして,なぜ,いま,参加表明なのでしょうか。安倍首相とオバマ大統領との間に,いったい,どのような密約が交わされているというのでしょうか。
わたしたちは,いま,アメリカとの「密約」なるものをなにも知らされないまま,闇に向かって猪突猛進していくに等しい立場に置かれています。
昨夜,ここまで書いておいたら,今朝には,もう新しいメールが内田聖子さんからとどいていました。15日の抗議行動についての情報です。詳しくは,PARCのホーム・ページをご覧ください。わたしは,ほんのちょっとの時間でもいいから,抗議行動の場に立ってみたいと思っています。
取り急ぎ,情報提供まで。
このお礼メールのなかに,以下のような情報が盛り込まれていました。
米国NGO/パブリックシチズンのロリ・ワラックさんからのビデオメッセージ(12日撮影)をウェブにアップしたのでご覧ください,とありました。
http://www.youtube.com/watch?v=fm-6DR6o3vs&feature=player embedded
このなかで,「TPPは危険すぎる。なぜ安倍首相は参加を急ぐのか。日本は何も決める権利を持てないのに」とロリ・ワラックさんが強調しています。ぜひ,ご覧になってください。
これをみて,なんて無謀なことを安倍首相はやろうとしているのか,ということがよくわかってきました。この内実をひた隠しにして,つまり,明白な事実(いまから参加しても,実質的にはなにも交渉はできないという事実)をひた隠しにしたまま,自民党の党員総会の了承をとりつけて,15日には正式に「TPP参加」表明をする,というわけです。自民党の党員ですら,このような事実を認識しないまま,党としての意思決定をしようとしているわけです。
それにしても恐ろしい話しです。
政治家ですら,いまからTPPに参加してもなんの意味もないということがわかっていないというこの現実に茫然自失するほかありません。しかし,それならばこそ,そのことを知ってしまったわたしたちが「行動」を起こすしかありません。
偶然とは恐ろしいものです。
そんなことを考えながら,13日の午後8時30分ころ,夕食をとりながらラジオを聞いていました。J-wave(81.3)です。そうしたら,そこに内田聖子さんが登場してきたではありませんか。それも,シンガポールで行われているTPP交渉の現場に取材にきている,その途中での電話応答でした。思わず惹きつけられるようにして耳を傾けました。そこでは,おおよそ,つぎのような話がなされていました。
TPPの交渉そのものは極秘会議ですので,なにが話し合われているのかは,なにもわからないこと。各国の代表に体当たりで取材し,その応答のニュアンスから,あれこれ想像することしかできないこと。最終声明を発表するまでにあと4回の会議が予定されていること。日本がこれから参加することはほとんど想定内のこととして認識されているらしいこと。日本がこれから参加表明をしたとしても,手続的には,最終回に出席が可能となるにすぎないこと。その最終回には追加交渉のほとんどの議題は終わっていて,とりまとめの段階に入っているはずであること。したがって,日本はなにも交渉するチャンスはないこと。最終回の会議の議長国はアメリカなので,アメリカのとりまとめる声明文に賛成をする以外にはなにもできないこと。だから,いまさら慌てて参加してもなんのメリットもないこと。むしろ,すべての交渉条件が明らかにされるまで待った方がメリットは大きいこと。などなどでした。
こんな話を聞いていますと,すでに参加している国々に対して,まるで無条件降伏をするに等しいような「TPP参加」になるというわけです。「聖域」など,とんでもない話です。こんなにまでして,なぜ,いま,参加表明なのでしょうか。安倍首相とオバマ大統領との間に,いったい,どのような密約が交わされているというのでしょうか。
わたしたちは,いま,アメリカとの「密約」なるものをなにも知らされないまま,闇に向かって猪突猛進していくに等しい立場に置かれています。
昨夜,ここまで書いておいたら,今朝には,もう新しいメールが内田聖子さんからとどいていました。15日の抗議行動についての情報です。詳しくは,PARCのホーム・ページをご覧ください。わたしは,ほんのちょっとの時間でもいいから,抗議行動の場に立ってみたいと思っています。
取り急ぎ,情報提供まで。
0 件のコメント:
コメントを投稿